日本代表 vs バーレーン代表

Wカップっていうと
「バストの、アンダーとトップの差が62.5cmかあ、随分巨乳だなあ」
と連想する人が少なくない日本においては
最終予選を勝ち抜くのに内容も伴っての勝利はなかなかに得がたいことである。
日本はGKに楢崎、DF内田、中澤、闘莉王、長友、MF長谷部、遠藤、俊輔、大久保でトップに玉田、そしてやや下がり気味の(胸がではない)達也という布陣。ゲームの何日か前からスポーツ紙のサイトなどを読んだところ、このゲームに関して、「クロスにたいしてゴール前に詰める人数をかけて、リスクを負う」というようなイメージが語られていた。岡田のコメントによると「勇気を持って、しかし蛮勇にならないように」ということらしい。

前半始まってから、長谷部が前にいくシーンが多く、達也と玉田が時折裏を取る。しかし半身抜け出しても足の長く、フィジカルにすぐれたバーレーンのDFにすぐに引っ掛けられてしまう。

また日本代表のゲームでは毎試合のように書いている気がするけれど、
ワンタッチでリズム良くパスをつなごうとしてのミスが多すぎる。
70%の確率で通るパスを2本続けるよりも、50%の確率で通るパス1本のほうがチャレンジに値するのではないだろうか。

ゲームは相手のゴール前中央で(賢くも)倒れた玉田がファウルを得、俊輔の左足から放たれたショットが壁に入った相手選手に当たり、うまい具合にゴールの隅へ飛んでこれが決勝ゴール。

以下個人採点
GK楢崎6 少しこぼれたか、というようなシーンも見られたが、彼自身が周りの状況を把握した上でのことだろう。
DF内田6 ゴール前に上がってきてフリーになり、右サイドから上がったクロスをトラップミスしたシーンは四川省すべし、もとい猛省すべし。
中澤6 よく状況を観察し、安定した出来。
闘莉王6.5 相手のクロスをよく弾き返し、攻撃でも迫力を出した。
長友5.5 良く攻守に絡んだがミスパスが多い。
MF長谷部6.5 ややミスもあったけれど、運動量とファイトには頭が下がる。
遠藤6 守備で勘所をえたポジショニング。縦パスの鋭さが素晴らしかった。
俊輔6.5 相手に当たられてボールを失うシーンもあったが中に入って右サイドに出すパスなどチャンスをつくり、ゴールもあげた。
大久保6 良いドリブルやアクセントになるプレイもあったが。
FW達也5.5 多くのチャンスに絡んだが危険なシュートはなし。ランニングは素晴らしい。
玉田6 頭脳的なプレイでチャンスを作る。ただし、こちらも危険なシュートはなし。

浩太良い選手もとい交代選手
橋本5.5 攻撃では持ち味出せず。
松井と岡崎は略。ただし、今日の松井も私は評価できない。

内容自体は悪くないし、守備も実況や松木が騒ぐほど危ない場面はなかった。そして勝ち点3を得られたことは非常に大事だ。ワールドカップ予選は本大会とは(ほとんど)別物であるということもなんとなく知っている。
しかし、本大会に出たと仮定して、
「これで世界が驚いたらそのことに日本が驚く」
という風にしか思えない私には、想像力が欠けているのだろうか。

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