レイソルvsガンバ
-
ブダペスト二郎
2007年10月06日 22:20 visibility62
白熱した好ゲーム、というのはこんな試合を言うのだろう。
ポゼッションするガンバ大阪に対して
フランサに当ててからのカウンターを狙う柏レイソル。
解説の山本(そして実況)は日立台のピッチとスタンドの近さを強調して
ホームに強い柏、というのを繰り返していたがあの応援があるからこそ近さが
際立つということもあるように思う。
いくら近くたって熱気のない応援だったらしょうがない。
ガンバはバレーと家長の2トップといってよい布陣。
正確に書くと4-2-3-1のトップ下に位置する家長がかなり高い位置でプレイしていた。対するレイソルも4-2-3-1なのだがフランサの位置取りがプレイに負けず面白い。あんた、そこボランチよ!と言いたくなる位下がってきたりウイングのようなポジショニングを取ったり。フランサにボールがわたりそうになった瞬間に一斉に駆け出すレイソルの攻撃陣がスピードあって面白い。
後半が始まってすぐに右サイドを崩したレイソル、李が橋本と遠藤の間を抜き去り、バイタルエリアにパス、フランサが狙い済ました右足ミドル(これは泣く子も黙るビューティフルショット)で「宣誓!われわれ選手一同は・・・」もとい、先制ゴール。
ガンバは慌てずしっかりとボールをつなぎ、右サイドを上がった加地から、前半のケガで退いたバレーに変わって入った播戸が「ヘドヴィク・アンド・アングリーインチ」もといヘッドで同点。
ペナルティボックスに進入したこの試合目立っていた寺田が小林(亮)に倒されて得たPKを、PK世界一(当社調べ)の遠藤がきっちり決めて決勝点となった。
以下個人採点
レイソル
GK南6 失点はどうしようもない。良い反応を見せた。
DF小林(亮)5.5 痛恨のPK献上。二川は良く抑えたが。
小林(祐)6.5 バレーに散々怖い目にあわされたが体を張った粘りのディフェンス。
石川6 ハードワークをこなしたが・・・。
大谷5.5 ミスパスをバレーに渡したシーンはいただけぬ。
MFアルセウ5.5 キープ力はさすがといったところ。
永井5.5 悪くはなかったがセットプレイのキックがややよろしくない。
太田5.5 消えたり輝いたり。
李6 シュートがなかったがアシストは素晴らしかった。よく動き回っていた。
菅沼5 コンディションがイマイチなのかアグレッシブさに欠け、決定的なシーンを作れず。
FWフランサ6.5 終盤はミスもあったが魔法使いぶりを見せた。あまりにすごくて笑えるシーンが2,3度あった。
交代選手
平山5.5 良いクロスを上げられなかったが、鈴木に出したパスなどセンスアル。
鈴木5.5 幾度か良い流れを見せたものの・・・。
佐藤5 大明神がいたせいか良い形でボールを持てず。
ガンバ
GK藤ケ谷6 これまた失点はやむを得ずか。
DF加地6 播戸に上げたクロスはドンピ。
シジクレイ7 レイソルのほとんどのクロスは彼の頭に魅入られるように吸い込まれていった。
山口6 いいフィードもあり、守備でも落ち着きあり。
橋本5.5 29でも3か7でもない(肉でも魚でもない)。
MF明神7 奮迅の働き。同点ゴールのシーンでも明神の働きが大きかった。
遠藤6 よく体を張るシーンがあった。
寺田6.5 ミドルあり、ドリブルあり、ランあり。PK奪取。
二川5.5 らしくないミスが多かった。
家長6 消える時間も合ったが随所に顔を出す。
バレー5.5 シュートをあれだけ打ったのはすごいが・・・。
交代選手
播戸6.5 ゴールシーンも良かったし、ポジショニングに良さが表れた。
中澤は略。
地力の差は多少あった。それでもあれだけの善戦をしたレイソルは素晴らしい。古賀抜きだとセットプレイにまるで怖さがないのがちと厳しいところではあった。ガンバはシジクレイと明神、という「頭が明るい男」と「名前が明るい男」がレイソルという太陽の光で輝いた(意味不明)。
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件