U22日本vsU22北朝鮮

2004年のアジアカップほどではないけれど、基本的には中立地であるはずの中国で開催された試合だが雰囲気は完全にアウェイ。
よく耐えて効率よく2点を取って勝ったがゲームは北朝鮮ペースだった。
最後のシュートをブロックする、また最後のクロスを跳ね返す、という意味では良く頑張ったが
ルーズボール、セカンドボールを拾われ続けた。
左CKを蹴った梅崎のボールを森島がそらして、河本があわせて先制。
2点目は左サイド奥深くから梅崎がドリブル、相手をひきつけてから内側の谷口へマイナスのパス、後ろを向いた谷口がさらに中央マイナス方向にパスを出すかと思いきやヒールで梅崎の足元にぴったりとあわせ、落ち着いてニアに蹴りこんだ梅崎のゴール。
後半安田が相手を引っ張り倒してPKを取られ、2対1。その後も北朝鮮が何度か決定的なシーンを作るがゴールを奪えず日本の勝利で終わった。

以下個人採点
GK西川7 シュートストップ、飛び出し、相手CK時の判断、また押されているときの味方への鼓舞など素晴らしい出来。右足ももう少し蹴ることが出来たら良いなあ。
DF一柳5.5 守備で裏を取られるシーンもあったが体を張り続けた。問題はアイデアと精度を欠いた攻撃参加。
千葉5.5 頑張りを見せて点は取られなかったが危なっかしいシーンもあった。フィードが雑。
河本6.5 先制点を取ってから落ち着いた。相手に前を向かれる場面がちょっと多い。
安田6 攻撃の起点になっていた。ほとんどのチャンスは安田を経由している。PKを与えたシーン以外にもちょっといらないところで相手を倒している場面あり。レギュラー候補に躍り出た。
MF枝村5 あれだけの技術がありながら危険度が低い。
谷口5.5 梅崎へのアシストは見事だが中盤で相手に1歩遅れを取るシーンが目立った。
上田5.5 時間が経つにつれ相手の攻撃に慣れていったがフィジカルで引けをとった。役割的にはやってはいけないパスミスもあった。
梅崎6.5 2点に絡みアピールに成功。消える時間を減らしたい。
森島5.5 うまくはないがシュートの意識が高い。
岡崎6 胸や足元でポストプレイをこなした。高さ勝負になると苦しかったが裏を狙うプレイもあり、ある程度持ち味を出した。
増田5 守備に追われまくった。
平山5.5 ヘディングは相手の脅威になっていたが。まだ時間がかかりそう。
カレン5.5 守備に追われまくった。前線からのチェイスという役割はこなした。
福元、青山(準)は略。

押されている時間帯に西川の声ばかりが響いていた。このメンバーでのゲームは初めてでチームの連動が難しいのは分かるが受身のプレイ思考と見受けられる選手が多かったのは非常に気になる。「闘志」は強いけれども「意思」が弱い、そんな印象を受けたゲームだった。
審判は良くない出来。枝村が蹴られたプレイ、谷口が後ろから相手をぶつかって倒したプレイはイエローが妥当だろう。河本が振り切られて相手を手で倒したプレイも。

先発メンバーの中でレギュラーを奪えるのはいったい何人だろうか。

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