レッズvsガンバ
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ブダペスト二郎
2008年05月17日 17:03 visibility108
現在の順位はともかく、地力で言ったらこの2強、とも考えられる
浦和レッズvsガンバ大阪。あとはアントラーズ、フロンターレあたりを加えた
4チームくらいが優勝候補、と言えるだろう。
現在の順位はともかく、と書いておきながらしかし、エンゲルスに監督が代わってから負けなしで首位を走るレッズに対して、リーグ戦ではやや苦戦を強いられているガンバにとっては、優勝を狙うと言う意味では
このゲームにかける意気込みが違うだろう。
ケガ・疲労などもあるのか、ガンバは大黒柱の遠藤と安田をサブにおき、
GK松代 DF右から加地、中澤、山口、下平(しもたいらって読んじゃいますよねえ)、明神と橋本のダブルボランチ、オフェンシブにルーカスとほんこん(二川)、FWが山崎とバレー。
レッズは前節と同じく
GK都築、DF右から(京王)堀之内、阿部、堤、アウトサイドに山田と相馬、
ボランチが細貝と闘莉王、トップ下梅崎、FW下がり目に高原、もう一人にエジミウソン。
前半やや浦和が押しているかという感じもしたが、最後のマークを離さないガンバの粘り強さが目立つ。と思っていたらコーナーキックから、一度は弾かれたボールが再び二川へ。二川のクロスを中澤のヘディングでガンバが先制点を得る。
解説の山本は、慌てていないレッズを褒めていたけれど、そして確かにバタバタしていないところはさすがと思えたが、決定的なシーンをほとんど作れていないレッズ。じわりじわりと押し込み、コーナーキックも良く取るがなかなかゴールにならない。
装甲している家に、もといそうこうしているうちに、ガンバのカウンター、バレーが左サイドを抜け出そうかというところで、ゴールライン&タッチライン際で阿部が踏ん張り、レッズのスローイン、かと思いきやバレーがそのままスローインして受けた二川がペナルティボックス内に切り込み、落ち着いて山崎へ。ダイレクトで左足を振りぬいた山崎のシュートが決まり、なんとガンバが追加点!まあこのシーンに関してはレッズに運がなかった。
レッズももう攻めるしかないと押せ押せ、アゲアゲ、で梅崎のドリブルから得たFKを、梅崎本人が決め(それにしても阿部はもうFKを蹴ることがないのだろうか?)2−1と追い上げる。
後半60分を過ぎたあたりで、満を持して登場の遠藤と安田。しばらくは浦和の攻めを耐えているが、カウンターに鋭さが増してくる。浦和のファウルからすばやいリスタートを遠藤が行い、前でルーカスがタメを作って、再び上がってきた遠藤へ。遠藤らしさ濃縮果汁還元100%の右足シュートが決まって、3−1。CKで梅崎のキックからエジミウソンがヘディングを決めるも追い上げ至らず、埼玉でガンバが浦和を九段下。もとい、下した。
以下個人採点
レッズ
GK都築5.5 ややエキサイトしすぎている場面が見られたが、シュートストップの仕事は良かった。
DF堀之内5.5 CKからの右足シュートは決めて欲しかった。
阿部6.5 バレーに競り負けるシーンもあったが良い守備を見せた。
堤5.5 良いマークと思い切りの良い飛び出し。
MF山田5 軽いミスが見られた・・・。
細貝6 攻撃時のパスの精度と判断力がまだまだ足りない。
闘莉王5.5 要所では強さと良いパスを見せた。
相馬6 攻守に良く走り回った。
梅崎6.5 圧巻のFK。ただもっともっと働けるはず。
FW高原5 最後のマークを引き剥がせず。トラップも微妙に流れた。
エジミウソン6 ヘディングゴールは良かったが、まだ物足りなさは残る。
交代選手
啓太6 セカンドボールを拾う、というこのゲームのあの流れで最も重要な仕事をしっかりとこなす。
エスクデロ5 空回り。
岡野は略。
ガンバ
GK松代7 キックでいまいちな場面もあったが決定的なシーンも止める。
DF加地6 攻撃ではやや流れに乗れなかったが守備では地味にいい仕事。
中澤7 貴重な先制点に粘り強いディフェンス。
山口6.5 体を張って相手の攻撃を止めた。
下平5.5 やや遠慮が見られる。
MFルーカス6.5 キープ力で攻撃にリズムをもたらした。
明神6.5 相手の邪魔をした。当たり前と言えば当たり前だが相手にとっては本当にいやな存在だろう。
橋本6 攻守に効いていたがややらしくないミスもあった。
二川5.5 先制アシスト。バックパスをミスも!
FW山崎6.5 2点目ゲットと守備&フリーランニングで貢献。
バレー6 馬力で阿部をちぎるシーンも。
交代選手
安田6 ボールを前で持つと、やはり雰囲気がある。
遠藤6.5 まず守備から入り、ポイントでキープをして、要所で点を決める。と書くと簡単そうでありながら、交代選手として理想に近い働き。
水本は略。
交代選手が分け目になったかもしれない。
ガンバはA代表でもジョーカーで使われ始めている安田、A代表の中心遠藤、
A代表に呼ばれたこともあり、U23で主力の水本。
レッズはA代表の中心、だが久しぶりに復帰した啓太、U23の候補に名前が挙がったばかりで、Jリーグの実績がほとんどないエスクデロ、元A代表だがそれも10年位(?)前の岡野。エスクデロの才能は楽しみだし、岡野のプレイも好きだけれど、遠藤・安田を投入した時点でガンバがリードしている、というのは西野監督にとっては理想的だったろう。
私見だけれども、堀之内を下げて岡野、というのを85分位に、最後のカードを切るエンゲルスとその前に3枚目(バレーを下げて水本)を切った西野の
「覚悟」の違いが出たゲームかもしれない。
勝っているガンバが守りのカードを切る前に、負けているレッズがDFを減らしてオフェンスを入れなければならなかったと思う。
たとえそうしていても勝てる保障は全く無いし、結果は変わらない、とも思うけれど、ガンバの2トップ、2オフェンシブに対して、負けているレッズは、本職のDF3人(堀之内、阿部、堤、まあ阿部の本職はボランチだと思うけれど)に加えてもともとリベロの闘莉王、ディフェンシブな中盤の啓太、守備のほうに持ち味がある細貝、と都合6人守備の良い選手を置いていた。闘莉王は終盤でFWになるから省いても、それでも5人。加えてガンバのサブにはもうFWがいない。
そんな状況でもエンゲルスは西野より動くのが遅かったので、まあゲームは順当な結果だったように思う。
※ 大したことではないかもしれないが
ガンバ先制のシーンを訂正しました。
浦和レッズvsガンバ大阪。あとはアントラーズ、フロンターレあたりを加えた
4チームくらいが優勝候補、と言えるだろう。
現在の順位はともかく、と書いておきながらしかし、エンゲルスに監督が代わってから負けなしで首位を走るレッズに対して、リーグ戦ではやや苦戦を強いられているガンバにとっては、優勝を狙うと言う意味では
このゲームにかける意気込みが違うだろう。
ケガ・疲労などもあるのか、ガンバは大黒柱の遠藤と安田をサブにおき、
GK松代 DF右から加地、中澤、山口、下平(しもたいらって読んじゃいますよねえ)、明神と橋本のダブルボランチ、オフェンシブにルーカスとほんこん(二川)、FWが山崎とバレー。
レッズは前節と同じく
GK都築、DF右から(京王)堀之内、阿部、堤、アウトサイドに山田と相馬、
ボランチが細貝と闘莉王、トップ下梅崎、FW下がり目に高原、もう一人にエジミウソン。
前半やや浦和が押しているかという感じもしたが、最後のマークを離さないガンバの粘り強さが目立つ。と思っていたらコーナーキックから、一度は弾かれたボールが再び二川へ。二川のクロスを中澤のヘディングでガンバが先制点を得る。
解説の山本は、慌てていないレッズを褒めていたけれど、そして確かにバタバタしていないところはさすがと思えたが、決定的なシーンをほとんど作れていないレッズ。じわりじわりと押し込み、コーナーキックも良く取るがなかなかゴールにならない。
装甲している家に、もといそうこうしているうちに、ガンバのカウンター、バレーが左サイドを抜け出そうかというところで、ゴールライン&タッチライン際で阿部が踏ん張り、レッズのスローイン、かと思いきやバレーがそのままスローインして受けた二川がペナルティボックス内に切り込み、落ち着いて山崎へ。ダイレクトで左足を振りぬいた山崎のシュートが決まり、なんとガンバが追加点!まあこのシーンに関してはレッズに運がなかった。
レッズももう攻めるしかないと押せ押せ、アゲアゲ、で梅崎のドリブルから得たFKを、梅崎本人が決め(それにしても阿部はもうFKを蹴ることがないのだろうか?)2−1と追い上げる。
後半60分を過ぎたあたりで、満を持して登場の遠藤と安田。しばらくは浦和の攻めを耐えているが、カウンターに鋭さが増してくる。浦和のファウルからすばやいリスタートを遠藤が行い、前でルーカスがタメを作って、再び上がってきた遠藤へ。遠藤らしさ濃縮果汁還元100%の右足シュートが決まって、3−1。CKで梅崎のキックからエジミウソンがヘディングを決めるも追い上げ至らず、埼玉でガンバが浦和を九段下。もとい、下した。
以下個人採点
レッズ
GK都築5.5 ややエキサイトしすぎている場面が見られたが、シュートストップの仕事は良かった。
DF堀之内5.5 CKからの右足シュートは決めて欲しかった。
阿部6.5 バレーに競り負けるシーンもあったが良い守備を見せた。
堤5.5 良いマークと思い切りの良い飛び出し。
MF山田5 軽いミスが見られた・・・。
細貝6 攻撃時のパスの精度と判断力がまだまだ足りない。
闘莉王5.5 要所では強さと良いパスを見せた。
相馬6 攻守に良く走り回った。
梅崎6.5 圧巻のFK。ただもっともっと働けるはず。
FW高原5 最後のマークを引き剥がせず。トラップも微妙に流れた。
エジミウソン6 ヘディングゴールは良かったが、まだ物足りなさは残る。
交代選手
啓太6 セカンドボールを拾う、というこのゲームのあの流れで最も重要な仕事をしっかりとこなす。
エスクデロ5 空回り。
岡野は略。
ガンバ
GK松代7 キックでいまいちな場面もあったが決定的なシーンも止める。
DF加地6 攻撃ではやや流れに乗れなかったが守備では地味にいい仕事。
中澤7 貴重な先制点に粘り強いディフェンス。
山口6.5 体を張って相手の攻撃を止めた。
下平5.5 やや遠慮が見られる。
MFルーカス6.5 キープ力で攻撃にリズムをもたらした。
明神6.5 相手の邪魔をした。当たり前と言えば当たり前だが相手にとっては本当にいやな存在だろう。
橋本6 攻守に効いていたがややらしくないミスもあった。
二川5.5 先制アシスト。バックパスをミスも!
FW山崎6.5 2点目ゲットと守備&フリーランニングで貢献。
バレー6 馬力で阿部をちぎるシーンも。
交代選手
安田6 ボールを前で持つと、やはり雰囲気がある。
遠藤6.5 まず守備から入り、ポイントでキープをして、要所で点を決める。と書くと簡単そうでありながら、交代選手として理想に近い働き。
水本は略。
交代選手が分け目になったかもしれない。
ガンバはA代表でもジョーカーで使われ始めている安田、A代表の中心遠藤、
A代表に呼ばれたこともあり、U23で主力の水本。
レッズはA代表の中心、だが久しぶりに復帰した啓太、U23の候補に名前が挙がったばかりで、Jリーグの実績がほとんどないエスクデロ、元A代表だがそれも10年位(?)前の岡野。エスクデロの才能は楽しみだし、岡野のプレイも好きだけれど、遠藤・安田を投入した時点でガンバがリードしている、というのは西野監督にとっては理想的だったろう。
私見だけれども、堀之内を下げて岡野、というのを85分位に、最後のカードを切るエンゲルスとその前に3枚目(バレーを下げて水本)を切った西野の
「覚悟」の違いが出たゲームかもしれない。
勝っているガンバが守りのカードを切る前に、負けているレッズがDFを減らしてオフェンスを入れなければならなかったと思う。
たとえそうしていても勝てる保障は全く無いし、結果は変わらない、とも思うけれど、ガンバの2トップ、2オフェンシブに対して、負けているレッズは、本職のDF3人(堀之内、阿部、堤、まあ阿部の本職はボランチだと思うけれど)に加えてもともとリベロの闘莉王、ディフェンシブな中盤の啓太、守備のほうに持ち味がある細貝、と都合6人守備の良い選手を置いていた。闘莉王は終盤でFWになるから省いても、それでも5人。加えてガンバのサブにはもうFWがいない。
そんな状況でもエンゲルスは西野より動くのが遅かったので、まあゲームは順当な結果だったように思う。
※ 大したことではないかもしれないが
ガンバ先制のシーンを訂正しました。
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- 事務局に通報しました。
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