ジダンのこと、その後

(当然)イタリアでも、フランスでもない

イギリスのメディアが一生懸命になって

「マテラッツィが何を言ったのか」っていう問題を追及しております。

 

現時点では

(母親が決勝当日に緊急入院していた)

アルジェリア系のフランス人である

ユベントスに在籍していたため、イタリア語も理解できる

試合中の頭突きは“前科”がある→キレると暴走する

 

という背景があった上で

 

執拗なマークにイラついたジダンが「ユニフォームが欲しいなら試合後にやるよ」

 ↓

これを見下されていると怒ったマテラッツィが「売春婦」「テロリスト」を含む発言で応酬

 ↓

頭突き

 

という説が有力視されています。

 

まず、ジダンの取った行動は、いかなる理由があろうとも正当化されません。

 

しかし、退場処分(当然、追加のペナルティはあるでしょうが、現役を引退するため

出場停止は意味を持ちませんが)と、試合に負けるという「ペナルティ」をすでに

受けているジダンに対し、優勝して坊主にしただけマテラッツィ。

読唇術の専門家とやらが読み取った上記2つの単語が正しいものであるなら

彼にもそれ相応のペナルティが下されるべきでしょう。

何を言われても我慢しなければいけないのであれば、言ったもの勝ち。

それこそ、サッカー界全体のために良くないことでしょう。相手を口で挑発するもの

DFの「技術」のうち、だとか恐ろしいことを言っている方々もいらっしゃいますが

そんな技術は、サッカーの最高峰の大会には相応しくない、と個人的には考えています。

 

背景のうち、母親の入院については、マテラッツィが知る由もないでしょうが

それを差し引いたって、現在たくさん起きている人種(民族・宗教)の違いに端を発する

問題に厳しく対処しようとしているFIFAの方針に、完全に抵触するものでしょう。

 

強いチームは、同時に正しくなければいけない。

 

仮にユベントスなどの不正を犯したチームに恩赦が出るようなことになったら

イタリア人にはサッカーをする資格が無い。強ければ、結果で全てが

正当化されるのであれば。

 

結果はもう動かないけれど、ああいう「技術」はもう見たくない。せっかく

素晴らしいサッカーができるのだから、サッカーだけで勝負して欲しかった。

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