ジダンのこと、その後
-
orange fantasia
2006年07月12日 15:02 visibility63
(当然)イタリアでも、フランスでもない
イギリスのメディアが一生懸命になって
「マテラッツィが何を言ったのか」っていう問題を追及しております。
現時点では
(母親が決勝当日に緊急入院していた)
アルジェリア系のフランス人である
ユベントスに在籍していたため、イタリア語も理解できる
試合中の頭突きは“前科”がある→キレると暴走する
という背景があった上で
執拗なマークにイラついたジダンが「ユニフォームが欲しいなら試合後にやるよ」
↓
これを見下されていると怒ったマテラッツィが「売春婦」「テロリスト」を含む発言で応酬
↓
頭突き
という説が有力視されています。
まず、ジダンの取った行動は、いかなる理由があろうとも正当化されません。
しかし、退場処分(当然、追加のペナルティはあるでしょうが、現役を引退するため
出場停止は意味を持ちませんが)と、試合に負けるという「ペナルティ」をすでに
受けているジダンに対し、優勝して坊主にしただけマテラッツィ。
読唇術の専門家とやらが読み取った上記2つの単語が正しいものであるなら
彼にもそれ相応のペナルティが下されるべきでしょう。
何を言われても我慢しなければいけないのであれば、言ったもの勝ち。
それこそ、サッカー界全体のために良くないことでしょう。相手を口で挑発するもの
DFの「技術」のうち、だとか恐ろしいことを言っている方々もいらっしゃいますが
そんな技術は、サッカーの最高峰の大会には相応しくない、と個人的には考えています。
背景のうち、母親の入院については、マテラッツィが知る由もないでしょうが
それを差し引いたって、現在たくさん起きている人種(民族・宗教)の違いに端を発する
問題に厳しく対処しようとしているFIFAの方針に、完全に抵触するものでしょう。
強いチームは、同時に正しくなければいけない。
仮にユベントスなどの不正を犯したチームに恩赦が出るようなことになったら
イタリア人にはサッカーをする資格が無い。強ければ、結果で全てが
正当化されるのであれば。
結果はもう動かないけれど、ああいう「技術」はもう見たくない。せっかく
素晴らしいサッカーができるのだから、サッカーだけで勝負して欲しかった。
- favorite0 visibility63
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件