最後は自分で決める

 

13年。

 

 

 

この13年の間にもたくさんの自然災害が起きました。

 

ニュースや新聞でしかその様子を知ることができません。

 

自分がやれることも本当に僅かなことばかり。

 

 

何かできないことはないかと考える日々。

 

 

自分にできることは「あの日」を伝え続けることだと。

 

 

 

「最後は自分で決める」

 

 

 

あんなになりたかったサッカー選手をやめ、東日本で起きたことを伝えると決めた日。

 

 

その日から自分の生き方が変わり、教師となって教壇でこの日にあったことを伝え続けた。

今年に入り、ある中学校で講話をさせて頂いた。

 

こちらが発する言葉に真剣な目で応え、うなずいてくれていた。

 

 

震災の奪っていったものをすべて伝えた。

 

震災の儚さも。

 

震災の怖さも。

 

失ったものも。

 

全部話した。

 

中学一年生。

 

震災をまったく知らない子たち。

 

 

 ぼくたちの命がどんなに大切なものなのか。失っていい命はない。みんな必要とされ、その命が生き甲斐になっている人もいる。失っていい命はない。だからこれから起こりえる災害に準備をする。そしてぼくたちが一番すべきことは、「伝えること」。後世に必ず伝えます。

 

 

少し安心した自分がいた。

 

 

 

 

伝えることを生き方に選んでよかった。

 

 

絶対に風化させない。

たくさんの命を大切に思い続けたい。

東北で大事に毎日生きている人のためにも伝え続けます。

 

 

最後は自分で決める。

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