最後は自分で決める
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島津虎史
2024年03月11日 21:05 visibility590
13年。
この13年の間にもたくさんの自然災害が起きました。
ニュースや新聞でしかその様子を知ることができません。
自分がやれることも本当に僅かなことばかり。
何かできないことはないかと考える日々。
自分にできることは「あの日」を伝え続けることだと。
「最後は自分で決める」
あんなになりたかったサッカー選手をやめ、東日本で起きたことを伝えると決めた日。
その日から自分の生き方が変わり、教師となって教壇でこの日にあったことを伝え続けた。
今年に入り、ある中学校で講話をさせて頂いた。
こちらが発する言葉に真剣な目で応え、うなずいてくれていた。
震災の奪っていったものをすべて伝えた。
震災の儚さも。
震災の怖さも。
失ったものも。
全部話した。
中学一年生。
震災をまったく知らない子たち。
ぼくたちの命がどんなに大切なものなのか。失っていい命はない。みんな必要とされ、その命が生き甲斐になっている人もいる。失っていい命はない。だからこれから起こりえる災害に準備をする。そしてぼくたちが一番すべきことは、「伝えること」。後世に必ず伝えます。
少し安心した自分がいた。
伝えることを生き方に選んでよかった。
絶対に風化させない。
たくさんの命を大切に思い続けたい。
東北で大事に毎日生きている人のためにも伝え続けます。
最後は自分で決める。
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- 事務局に通報しました。
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