紫陽花

お母さんを誘い出して、紫陽花をみに行ってきました！紫陽花の花言葉には① 元気な女性② 辛抱強い愛情③ 一家団欒、家族の結びつき　という意味合いがあるそうです。父が病気になってから、本人が一番辛いのは分かりますが、看病しているお母さんがかなり疲れている感じがして…変わらず家事をやってくれたり、病院、買い物等の往復の毎日だったり、退院後は、前以上に栄養バランスを考えた食事を作ったり、看病をしたりと、自分の時間が全くなく大変そうなので…自分のやりたい事は何も出来ないのに、いつも家族の事を優先してくれて、自分が一番疲れているのに、いつも周りへの心配ばかりをしていて、本当にすごいと改めて感じました。体は小さいのに、辛抱強くてなんでも出来るんですよね。お母さんは150ｃｍ台で、自分は170ｃｍとかなり身長差があるのですが、お母さんは見た目は小さいが何でも出来る、私は体は大きいが中身がないなとよく思います（^^;）

自分自身は基本暇人ですが、ちょうど社員旅行や同窓会の準備等があり休日といっても、なかなかゆっくり出来ず…特に会社の人にはこの事を伝えていないので、前と変わらず少し残業をして、面会時間が決まっているので、地元の駅で夜ごはんを食べて、急いで病院へ行って、帰って犬の散歩、ゴミ捨てへ行ったりと、布団に入ると即寝てしまう感じでした。

社員旅行はちょうどその慣れない生活が始まって1週間たった時で、行くのをやめようか迷いましたが、ドタキャンすると会社に迷惑もかけるので、家族にはちょっと申し訳ない気持もありましたが、行かせてもらいました。日本一の旅館へ泊りましたが、ちょうど疲れがたまっている時期だったこともあり、より一層最高に感じました。虚弱体質、貧血に効果のあると言われる温泉を飲んだり、露天風呂から海が一望出来たり、美味しい海の幸を頂いたり、布団もスポーツ選手や歌舞伎役者の人が使っている最上級のものだったり…千と千尋の神隠しに出てくるような世界観で、豪華な造りだったり、部屋から見える景色がカメラに収まりきらないほど広い海で映画の水上電車の走るシーンに似ていて、夜中みんなが寝てしまったあとにその景色をみたら無理かもしれないけど、この景色を親にも見せてあげたいなぁと思って切ない気持になったり…自分が知らないだけで素敵な場所が世の中にはたくさんある事を感じました。行くのを迷いましたが、素敵なものをたくさん見る機会を頂いて、会社、家族に感謝です。親としては自分のせいで私がやりたいことをやめてしまうのは困ると言っていたので、誘いがあったもので自分のやりたい事はやるようにしました。同窓会の役員の仕事も無事にやる事が出来、今年の同窓会も楽しい会になったと思います。父が病気になって感じることは、毎日普通に生活出来ることに感謝、何気ない日常の景色が美しくみえる。時間には限りがある事を知り、自分のやりたいことはやったり、大事な人と一緒に美しい景色をみたり、そういう機会をなるべく作りたいなぁと思いました。

そういうわけで同窓会や社員旅行等の行事も終わり、また暇人になったので、お母さんを連れ出して紫陽花をみにいってきました！今回は近場のあじさいのたくさん咲いているお寺ですが、また時間が出来たら、どこか遠くへも行ってみたい(^^)