
バルセロナ強さの秘密 第8節 バルサ(H)vsラシン 結果あり
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susy
2011年10月16日 14:58 visibility751
久しぶりにバルサの記事を書きます[d223]
7節を終わって18位と低迷しているラシンをホーム、カンプノウに向えての第8節。
ボールポゼッション率78%vs22%で圧倒し3対0で完勝[d230][d87]
(メッシ、圧巻の2得点!![d276])
バルサのボール回しに魅了されっぱなしの90分でした[d227]
ホーム4戦で21得点のバルセロナ[d145]
今年もリーガでトップを走り続ける[d227]
今日はそんなバルサの強さの秘密に迫ってみます。
バルサが強いのは誰もが認めるように各選手の能力が高さ。
メッシ、ビジャ、シャビ、イニエスタ、セスク、ペドロなど超一流の選手達がその攻撃力を支えています。
それに加えて特筆したいのが上記個の能力に支えられ組織された
ポゼッションサッカー。
世界中のチームがこのスタイルをお手本にしています。
ボールをポゼッションすればそれだけ攻撃する時間とゴールのチャンスが増えるのは誰にでもわかると思います。
しかしポゼッションの利点はそれだけではなく、ディフェンス面でも機能する。
相手がボールを持っている時間を短くすればそれだけ失点のリスクは減る。
攻撃しながらも実はディフェンスをしてる。
(もちろんバルサはボールを奪われてからの高い位置でのディフェンスもすばらしい)
ではどのようにこの高いポゼッション率を維持しているのであろうか?
ここからが今日の本題です。
結論を書くと、ポゼッションサッカーの要は二つ。
①数的優位
②三角形の重心
この二つがバルサの高いポゼッション率を支えています。
これまでの普通のポゼッションサッカーはボールを持った人とパスを受ける人が三角形やダイヤモンドを形成しパスを回していました。
もちろんこれだけでも完璧にこなせれば相当強いチームになりますが、
世界一のチームになるためにはさらにこれを進化させる必要があります。
そこで考え出されたのが上記二つの「数的優位」と「三角形の重心」です。
先ずは「数的優位」についてです。
サッカーは11人でやるためピッチ全体を見れば選手の数は同じになります。
しかしボール近くの小さいエリアだけを見ると選手の数は違います。
全体では同数であるが場面場面で選手の数を増やすのです。
当然、選手の人数が多い方が有利なわけですから、
ボールが動いた場面場面で数的優位を作れば試合を通して優位に戦うことが出来るわけです。
バルサはこれがものすごく徹底されています。
どの場面を切り取ってもバルサの選手の方が多くいます。
本当に11人対11人で戦っているのかと思わせるほどあのユニホームが画面に映し出されます。
必ず2対1や3対2などの数的優位を作ります。
1対1にはなりません。
個の能力に差があるため1対1でもバルサが優位なのに、
数的優位になればどうなるかは簡単に予想できるでしょう[d230]
次に「三角形の重心」についてです。
これは、相手のゾーンディフェンスの間、
言い換えると相手ディフェンスが形成している三角形の重心の位置で、
ボールを受けるようにすると言うことです。
相手ディフェンダーから少しでも遠い位置でボールを受けることでリスクを減らし、
チャンスを作り出します。
相手ディフェンスが近くにいる時とフリーな時ではどちらが有利かは、
サッカーを観た事がある人なら簡単にお解かりでしょう[d230]
メッシ、シャビ、イニエスタは必ず三角形の重心にいます。
メッシなんぞは相手が移動しない限りこの重心から動こうとしません。
他の選手と比べると圧倒的に運動量の低い彼がなぜ活躍できるのか。
理由の一つに三角形の重心がある気がします。
(もちろんこれだけではないし、このような選手ばかりでは戦えません)
まだまだ書きたいことがありますが今日はここまでにします。
これからサッカー観戦する時に以上2つ「数的優位」と「三角形の重心」に注目して観てみると、より一層サッカーが楽しくなるかもしれません[d140]
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