怒りの筋トレ

実は私はトレーニングというものをほとんどしません。

理由は忙しいからという言い訳にこじつけてさぼってる。

まぁそれだけなんですけど。

しかし今まで「ああ、なんでこうしてこなかったんだ！」

という状況に陥りました。

それは家に「肉体改造入門」とかなんとか言う本を発見！

いや、実は自分が買ったんですけどね。

忘れていた訳ではありません。

著者は何とビックリ、あの獣神サンダーライガー！

本名（ピー）ま（ピー）ちさん。

ピーいらないな。

本名たまごっちさん。

私、プロレスファンだったんですけど

中でも獣神サンダー・ライガーさんは本当に好きで。

それで買ったんですよ。

肉体改造とかどーでも良くて。

だから今までも本が本棚にささってても

手にとって中読んでもライガーさんの

試合中の写真しか見てなくて。

「いやぁ、流石はライガーさんの掌底だなぁ」

「うわはは。サムライやられてるよ。」

なんてそんなとこしか見てなかった。

ライガーさんのおそりゃすごい、

めっちゃたくましいお尻と腿の付け根とか

恐ろしいほどの胸筋とかの写真もあったけど

それ見ても「すごいなぁ」程度。

決して「こうなるまでこの本を参考に頑張るぞ！」なんてことは

決して思いませんでした(笑)

ライガーさんは実は中学時代まで将来は園芸家とか

そういうおとなしい仕事につきたかったそうです。

決して園芸家と見せかけて

脚立を首にかけてジャーマンスープレックスとか、

そんな仕事をしようなんてことは思いもよらなかったそうです。

だから筋っ子。筋肉なんて無くてガリガリで。

ダンベルなんてとんでもない、いつも持っていたのはハサミという

もう文字どおりのひ弱っ子だったそうな。

それがある日藤波辰爾というお笑い芸人だったけっかな…。

ああ、あれだ。お城大好きタレントのブロマイドを見て

「すごい。かっこいい。オレもこんな風になれるのかな？」と思って

身体を鍛え始めたそうです。

いきなり水泳部に入ったり、藤波辰爾さんが考案した

トレーニング機器を購入したり、

スクワットを何回もやったりともう一直線。

今ではご存知の通りの筋肉レボリューションとなっております。

私も肉体改造にはそんなに興味は無いのですが

実は先日、納得の行く投球をキャッチボールでしたのですが

左足の内ももが異様に張ってしまいまして。

まぁなんですか。私は筋肉には詳しくないので

名称とかよくわからないのですが多分

大腿四頭筋の中の内側広筋、所謂、

中間広筋と呼ばれている部分ですね。

ここが張ってしまいました。

私以前からピッチングするとお尻が

パンとつったりしていたのですが

その時は例の内ももの筋肉を釣りそうになってしまって。

まぁ手投げではなく全身で投げていて

良いことだとは思うのですが

これはアカンなぁということで、

下半身のトレーニングをしようということに。

でもどうすれば…と思っていたところ、

目についたのは本棚に突っ込んであった

サンダーさんの肉体改造入門みたいな本。

おお、これがいいんじゃないかと思って

手にとって読んでみる。

…すごく面白い。

何故だ。何故いままでこんな面白い本を

真面目に読んでなかったんだ。

この本が面白いのは獣神さんが

サムライさんに掌打を食らわせて

エルさんがリングと水平に吹っ飛んでる写真とか

そんな辺りだと思っていたら

トレーニングに関する記述とかが異様に面白い。

ライターが注訳して手伝っているところもあるが

ダーライガさんが全編に渡って解説をしてくれている。

筋トレに関しては漠然とした知識しか無かった私でも

「そうだったのか！」と納得のものも。

よーしここはンダーラさんを信じて、

トレーニングをしよう！

とりあえず、内ももだけ！

色々やると飽きちゃうから。

というわけで内ももの項目を探すと…

あった！これだ！

私にぴったりの筋トレとは…

「スクワット」

なーんだ！そうか！

私はスクワットやればよかったのか！

早速やるぞー！スクワット！

…というわけであれからスクワットをやってます。

金曜日に本を読んでもう３日も続けた。

うーん。上等上等。

ただ、スクワットって今やると

膝にあんまよくなさそうな運動だよな…。

お年寄りとかは出来ないね…とか思いながら

ひいひい言ってやってました。

すると…

「つま先より先に膝を出してはいけません。

　膝の関節痛など痛める原因になります。

　お尻を突き出すようにやりましょう。」

皆様、本はちゃんと読みましょう。

くそ！どうりでなんか膝がぽきぽき言うと思った！

先に言ってよ、神サンダさん！

一番悪いのはちゃんと読んで無かった奴。

嗚呼、しかし神さん、筋トレ綺麗なフォームだ。