
稀に見る好ゲーム
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多田野観客
2009年04月28日 08:25 visibility172
ライオンズの先発は若きエース涌井、
一方マリーンズの先発は3年目の唐川。
タイプは違えど同郷出身の好投手の投手戦が期待できる試合だった。
その予想に違わず1回の表裏が10分少々で終わってしまうテンポのよさ。
3回まで終わってもお互いランナーを出すも無失点で切り抜けて、
30分少々しかかからない。
4回表には栗山の拙いミスからフライアウトのはずのランナーを2塁まで進めてしまうも、
続くサブローを三振でピシャリ。
こうなるとロースコアで時短ゲームか、お互い無得点のままズルズル延長かどちらかになる。
そう思った矢先の4回裏。
先頭の栗山が守備のミスを取り返すライト前ヒットで出塁すると、
3番中島の強烈な当たりは運悪くセンター真正面。
しかし4番の中村がフルカウントから四球を選らぶと、
G.G.が3球目をライト前に運んで栗山が生還し1点を先制。
バックホームのボールを里崎が見失う間に一塁ランナーの中村もすかさず三塁へ。
しかしバッターランナーのG.G.はボーっとしていたのか一塁に釘付け。
次の石井が併殺打でチャンスを潰してしまう。
すると流れが移ってしまったのか、
その後の5回の表に里崎がライトスタンドへ同点のソロアーチ。
あっという間に振り出しに戻ってしまう。
しかしこの流れを引き寄せたのが4番中村のバックスクリーンへの勝ち越しアーチ。
8回にはボカチカのレフトフライかと思いきやホームランが飛び出してダメ押し。
結局2時間26分という非常に短い時間でゲームが終了した。
唐川も決して悪いとは言えず、本当に素晴らしいピッチングだったのだが、
少ない失投をライオンズの打者が見逃さなかったという印象を受けた。
涌井は毎回・全員奪三振という史上初の快挙を達成。
8回の時点で残すは橋本だけと気づき、
9回に橋本に打席が回らないか期待していただけに、
井口にヒットを打たれたときには自作自演?と思ってしまった。
こういう好投手が投げ合う締まったゲームを観ることができて本当によかった。
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- 事務局に通報しました。
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