キューバ戦の攻撃について考察

最終回の日本の攻撃に光明を見つける。
恐らく、6点差があるので開き直りの状態ではあるが一番良いと思ったのが「チャンスの作り方」。満塁のランナー(中田、角中、本多)は全て四球を選んでの出塁。
特に、中田は変化球のハーフスイングを何とかこらえての四球。角中、本多も代打での出場のなか、積極的に打ちたいのを我慢して、荒れ球を選んで四球を選択。

短期決戦やトーナメントなど、勝つためには四球やエラーでの出塁を「よっしゃ!」って喜ぶ様な野球をしないとアカンと個人的には思う。ヒットやホームランで常に点が取れるならともかく、そういう事はなかなか無いだろう。キャッチャーの経験から言えば、四球で招くピンチはバッテリーのペースが乱れる要因になる確率が高い。キューバのピッチャーのようにコントロールの精度が高くなければ、自ら崩れる事もあるしキャッチャーが修正するのも難しいだろう。9回にそういう攻撃ができたことは大きいと思う。

8回までの試合や、1試合目、2試合目の戦い方だと早打ちの打者が多いのもあると思うが「ヒットで打って出塁してやる」というのが見え見えだったと思う。キャッチャーから見ればそういう打者は逆に少ない球で打ち損じでアウトが取れるから、「ありがたい」と思うのが正直な感想である。

勝ちに行く鉄則として、自分達は如何にペースを守るか、相手へは如何にペースを崩すか、そういう戦い方を全員でやっていくしかないと思う。泥臭く戦うと公言するなら、それぐらい当たり前だし、まだまだ全員のユニフォームは綺麗すぎるんじゃないかと。全員のユニフォームが土で汚れた時にしびれる試合が見られると期待したいと思います!

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