
ワンバウンドを止める
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murahiro.p12
2013年03月26日 15:24 visibility531
お疲れ様です。今年の選抜で2試合バッテリーエラーが勝負を分ける試合がありました。1つは履正社―岩国商業戦、もう1つは平安―早実戦です。
平安の場面はバッターを2ストライクに追い込んだ場面。バッテリーは三振でアウトを取りたいと思っていて、投げたボールはスライダー。バッターも空振りをする狙い通りの見事な配球でした。しかし、この投球がワイルドピッチとなり振り逃げ、同点のランナーが生還。平安には三振でチェンジの場面が真逆の状況になり早実に傾いた流れが行ってしまいました。
先程も言った通り、バッテリーは打者との勝負には見事に勝っていました!ただ、バウンドを止める体勢がボールに完全に体が入りきらない体勢つなってしまっていたこと。キャッチャーの読みよりも変化が大きく曲がったことが原因だったと思います。この場面、たらればになりますが、空振りを取った球であればキャッチャーとしたら何とかして止めたい場面だったと思います。
気になったのは膝のつき方です。恐らくキャッチャーは捕球前からこのボールがワンバウンドになることは分かっていたと思います。今までの予測でこの辺にバウンドしてボールが来ると読んで膝を着けて待っていた。ただ、変化が大きかったのとバウンドした場所が右打席の荒れた場所に当たって不規則に跳ねてしまったことが体が入りきらない原因だったと思います。あらかじめ膝をついていたことが咄嗟の自体に反応できなかった可能性があります。ボールは体の一部には当たっていたので、膝を着けずに捕球体制にいってたら止められる可能性が少しあったかも…たらればの話です。
履正社―岩国商業の場面は、満塁の場面。ピッチャーが投げたボールがワンバウンドします。キャッチャーはしっかりと体を入れて止めたんですがボールが上に上がってしまい、キャッチャーがボールを見失います。その隙を突いたランナーが生還。この1点がそのまま決勝点になりました。
ワンバウンドの捕球体制の時にキャッチャーは顎を引いてボールを止めにいくので上に上がってしまうと視界から消えてしまうのでボールを見失います。プロテクターに当たったことは体感として分かっていても体の近くにボールがないことで慌ててしまったように思います。
プロテクターや当たる箇所に依りますが、基本的にボールはキャッチャーの真下付近に落ちるように体を入れてボールを止めるのが基本です。その際に上体を屈めるようにして上に上がらないように工夫します。ただ、自分もそうですがどうしても反射的に目を瞑ってしまうことはあるので、どうすればボールを見失わずに済むのか?経験上、プロテクターのどの部分に当たればどこにボールが転がるのか予想できます。例えは、首の下であればホームベース付近に転がるとか、右脇腹に当たれば少し右側に転がって行くと経験でカバーしています。その為にしっかりと体を入れと止める練習をしっかりとやらないといけないです。
この二人のキャッチャー、必ず夏に帰ってきて欲しいと思います。
- 事務局に通報しました。
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