本塁クロスプレーのルール改正

お疲れ様です。
今年からプロ野球では本塁上のクロスプレーについてルール改正が有りました。メジャーでは昨年からルールが変わって、今年から日本のプロ野球でも採用となりました。
若干、或いはかなり違うのが日本の場合キャッチャーのブロック及びランナーのタックルが全面的に禁止されること。メジャーリーグは捕手が捕球前にベース上(走路)に立つことと、ランナーが捕球したキャッチャーにタックルすることが禁止されたのでクロスプレー自体は無くならないと思います。

今年のルール改正だと日本の場合、ブロックが禁止なのでホームベースを空けてタッチをしに行く事が大部分を占めるのではないでしょうか?野手からの返球をベースの前で受けてランナーにはミットで追いかける様なタッチをしないといけない。走者有利のルールだと思います。
これまでのキャッチャーは恐らくボールの捕球と同時に体を低くしてタッチをする事を頭に入れているので、自然と体とミットが近いスタイル、極端に言えば体でランナーにタッチする様な姿勢を取ります。それ自体が「ブロック」と見なされると、キャッチャーは戸惑うんじゃないでしょうか??

一方のランナーは、ベースのスペースが確保されているので、技術が有れば回り込んでタッチを掻い潜るのがこれまでよりも容易になります。

一番混乱するのは、本塁にスライディングしてきた時のタッチの仕方。キャッチャーのレガースはスライディングの接触でのケガを防ぐ役割が有ります。金属のスパイクにミットと手だけでタッチするのはキャッチャーにとっては危険極まりない状況だと思うのですが・・・このルールだと本塁上のスライディングも禁止しないと不公平だと思います。

ブロック禁止の項目は選手会が強く要望したとのこと。確かにこの一瞬のプレーで骨折等の大ケガが有り、選手の体を守るルール改正は必要だと思います。
ただ、今回のルール改正は少しアンバランスな気もしたりします。多分国際ルールでは走路を空ける事と、捕球したキャッチャーに落球目的のタックル禁止で留めているハズなので、こうしたガラパゴス化はWBC等で日本がつけこまれる一因になりそうな気がします。

自分でも今回のルール変更について、まだ不勉強なところが有りますが、試合やプレーに影響が有ると思うのでもうちょい詳しく勉強したいと思います

2016/2/15追記
今回のルール改正で「コリジョン(衝突)ルール」という名称とのこと。デイリースポーツの記事だと捕手がベースを跨いでランナーを待つのも走塁妨害の可能性有りとのこと。これが適用ならキャッチャーは圧倒的に不利になると思います💦

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