バットよ！　あれが東京ドームの灯だ！！　その１

今から約3週間前に筆者が所属する「夢旗ジャイアンツ」のチームメイトから「東京ドームで草野球体験の企画があるので、参加されると面白いのでは」という連絡から全てが始まった。


この連絡に即座に反応する監督。


すぐさま、メンバーに連絡が行き、参加を希望する者が続出（筆者もその一人）し、即参加するということになった。

問題は日時である。


4月30日（月）の、なんと深夜0時から5時！

「深夜野球は初めてだ～。でも東京ドームでできるなんてドキドキ」などとのんきに思っていたのだが、ふと思い出した。

…30日？？？


（休日なのに）仕事が入ってたじゃん！！！！


その仕事というのが、我が職場の説明会。そこで筆者はプレゼンをしなくてはならないというかなり重要な仕事である。仕事が先で、野球が後だったらどんなに良かったか…。


しかし、「参加します」とメールを送ってしまったので後には退けず、また破格の値段（2000円）で東京ドームで野球ができるのはめったにない。ここで引いたら男が廃る。


「王様のように遊び、大統領のように働く！　これで問題ない！」


と腹をくくったのであった（それで、当日地獄を見ることになるのだが、それはまた別の機会に）。


そうこうしているうちに、話が二転三転していき、当初は練習会のような形での参加だったのが、なんとその企画の主催者と試合をすることになっていった。


東京ドームで試合…。


筆者が所属するもう一つのチーム、チーム・スタイルの悲願が「東京ドームで試合をする」ことであると以前書いたが、こんな形で筆者が参加できるとは思わなかった。


チーム・スタイルのメンバーには申し訳ないが、一足お先に東京ドームでプレーさせていただくとともに、メンバーの分も楽しんでいこうと誓ったのであった。


ただ、練習会ではなく試合ということになったので、参加費が一人当たり12000円に値上がりした。


しかし、東京ドームをこの時間帯に借りればこんな金額ではすまされない（三倍くらいは払わねばならないらしい）。


去年は全くついていなかった筆者だが、今年は運が上昇し始めたというべきだろう。


試合が決まってから、特訓の日々に入る（その様子は日記「特訓？？」参照）。


雨が降り続き、投げ込み、走り込みが思うようにができないなどあったが、できる範囲で頑張る。


そうして、残り一週間となったとき、筆者の元に一通のメールが届いた。

以前、チーム・スタイルの助っ人に来た下さった方からである。


「4月29日（日）に行われる試合ですが（以下略）」

…

…

わ、忘れてた！

かなり前に、そうした話があり、参加しますといっていたのであった！


少し前の日記にも書いたが、4月9日に行われたこの方のチームの試合に、助っ人で出場するはずだったのを風邪でキャンセルしてしまったことがあった。


今回も断ると大変気まずい。

悩みに悩んだ末、出した結論。


「王様のように遊び、マハラジャ（＝大王）のようにも遊ぶ！　これで問題ない！！」


というわけで、まずは29日の午後1時に助っ人ととして参加し、その12時間後に東京ドームで試合を行い、その5時間後に仕事をこなすハードな一日を迎えたのであった。


（続く）