バットよ! あれが埼玉の猛暑だ!!
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フジ
2012年07月30日 22:11 visibility114
昨日は暑かったです。体中が溶けて無くなってしまえばどんなに楽だったかも知れません…というぐらい暑い日でした。
そんな日でも、野球はやります。
最近、「息抜き」と「気晴らし」は違うものではないかと思うようになりました。
「息抜き」は家でゴロゴロしていても出来ますが、「気晴らし」はストレスの解消になるもので、筆者の場合、叫ぶ、走る、跳ぶ、投げる、ひっぱたくなど体を動かさないとストレスが発散されません。
「叫ぶ~」以下の所だけを読むとアブナイ人のように思われてしまいますが、これらを全てやっても許されるのが野球というスポーツなんですね。
さて、そんな暑い日の中、所属する夢旗ジャイアンツの試合が行われました。
場所は、埼玉県の北戸田にある新田公園野球場。
仕事の関係で集合時間に間に合わなかった筆者は、駅前で運良く拾えたタクシーに飛び乗り、球場に向かったのでした。
この時点で、既に服は汗でびっしょりです。
着替えを素早くすませ、ウォーミングアップをほとんどすることなく試合開始。というか、既に疲れてしまっていました。
相手は自称レベル2というチーム。
ちょっと手ごわい相手かと思っていましたが、とんでもない話でした。
先発は若き大学生投手。
前日も別のチームで投げていたと言うことなので、疲れがあるのかストライクが決まりません。
相手は、徹底して待球戦法で、じっくりとボールを選んできます。
カウントを悪くし、ストライクを投げざるを得ないところでガツンとやられる、というパターンで点を取られていきます。
それでも、強烈なピッチャーゴロを足で止めてアウトにするなど、気迫のプレーを見せていました。
夢旗ジャイアンツの攻撃は初回三者凡退に終わった後、四番の監督さんがヒットで出塁。続く五番の筆者は、自慢の赤バットではなく、金属バットで打席に立ちます。
この暑さで、あの重いバットを振る体力は無いと判断しました。歳はとりたくないものです。
とにかく、出塁を心がけますが、いつもより軽いバットのためかついつい大振りになっていたようです。
ファーストコーチャーだった方から
「転がせ転がせ」
という指示を聞き、上からひっぱたくことを心がけます。
やや高めの球をひっぱたくと、セカンドに転がっていきます。
ダブルプレーにはならないぞ と全力疾走!
ファーストに駆け込む直前、横目でチラと見ると、セカンドからショートへの送球がもたつきオールセーフとなりました。
その後バッテリー間のパスボールでそれぞれ進塁。チャンスを広げます。
しかし、後続が打ち取られこの回も0点。
相手の攻撃が長く、こちらの攻撃が短いという良くない雰囲気の中、突如アクシデントが起こりました。
大学生投手が熱中症気味に
どうなるか、と思っていたら外野を守っていた監督さんから
「ピッチャー交代! 14番!」
との声が!
14番…て俺じゃん
てっきり別の方が投げるだろうと思っていた筆者は、大急ぎでベンチに帰ってミットをグローブに持ち替えマウンドに登りました。
最近、引っ越しやなにやらでほとんど投球練習どころかトレーニングもしてません。
しかも満塁。
「もう、こりゃしょうがねえな。試合が壊れることだけはしないようにしよう。」
と、猛暑の中であまり頭が回らなかったのかも知れませんが、開き直って投球練習をします。しかし、ストライクが入りません。
バッターを迎えても、いっこうに改善されず、フォアボール押し出しで1点献上します。
うーむ、とマウンドをならしながらふと頭をよぎったのは、自分が所属するチーム・スタイルの助っ人投手Oさんでした。
Oさんは御年65歳になる大ベテラン。球速はありませんが、不思議と打たれません。
…アレを使ってみるか。
開発中の魔球「ネコボール」を。
ネコボールとは、ナックルとチェンジアップの中間の球です。筆者はかつてオーバースローで投げていたとき、ときおりチェンジアップを投げていましたが、この球はそれよりも遙かに遅く落差も激しい(ハズ)球である。投げる際ネコパンチを打ちようにして投げることから命名しました(球の握り方とか、力の入れ方などは超極秘最高機密なので書けません)。
さて、そのネコボールですが、相手も味方も意表を突かれたようで、
「おおっ」「おお~」
という声が上がっていました。
とにかくこれでストライクが決まるようになります。
じりじりと、ふんわりとやってくる球を待ちきれず、サードに引っかけアウト。なんとかチェンジになりました。
次の回の守備も、筆者が続投。
全てネコボールを投げ込みます。
敵もさるもの、ネコボールをじっくり引きつけて強烈なライナーでセンターに飛ばします。
しかし、その後セカンドのスーパープレイなどで0点に抑えました。
次の回も続投。力を使わないネコボールとはいえ、練習をしていない身には着実に疲労がのしかかってきました。
ボールが、大きくそれるようになってきました。しかも、今までストライクを取ってくれていた審判が、目が慣れたのか、ボールと言うようになりました。
先頭打者を歩かせたところでピッチャー交代。
1回と3分の1という短いイニングであったが、実り多い登板でした。
最終回、夢旗ジャイアンツはようやく打線が続くようになりました。ヒットが続いて満塁。
筆者に打順が回ってきます。
2打席目は、変化球をカットしようとしたら球に当たらず、結果しょぼいスイングの三振に終わってしまっていたので、とにかく振り切ることを心がけます。
ややつまった球がサードに転がっていくのを尻目に全力疾走
ベースを踏んでからミットにボールが収まる音を聞きました。
セーフ。
これで打点がつきました。
が、攻撃もここまで。ゲームセット。
試合の結果はともかく、楽しく野球が出来たのと、その日のビールはいつもより美味かったのはいうまでもありません。大学生投手も大事に至らなく良かったです。
次の試合は、8月の終わりにあります。ネコボールに磨きをかけ、抑えられるようになると良いと思っています。
さ、今日も暑かったし、これから一杯やるか
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- 事務局に通報しました。
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