チーム・スタイルの栄光(と挫折)3
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フジ
2010年08月25日 20:40 visibility31
初試合に21対6で惨敗した我らがチーム・スタイルは、初勝利に向けて牙を研いでいた。
といっても、各自が勝手に練習をするだけであったのだが…。
あまりにも実力違いの相手を選んでしまったのが敗因であるという分析の結果により、同じようなレベルのチームと試合をしようという結論に達した。
2回目の試合は、2002年3月24日(日)。場所は同じくコブシグラウンド。3月の下旬だというのに、それは寒い日であった。
相手チームは、知り合いの方の同業者のチーム。同じレベル、といっても向こうはそろいのユニフォームを着ている。なんか強そうだ。
一抹の不安を抱きながらベンチに行くと、そこにはビールが山積みにされてある。景気づけに一杯、とやるうちに不安も吹っ飛び、イイ気持ちになってきた。
いざ試合をしてみると、なるほど同じぐらいのレベルである。これはイケるかもしれない。
この頃はまだ投げられるメンバーがそろっており、3人の投手を繰り出す。かつては投手王国だったのである。そうしたメンバーも、いつの間にか姿を消していった…。
それはさておき、試合であるが、点を取ったり取られたり。要所要所でしっかりと押さえたりと、わりとしまった試合展開になった。初試合での惨敗が効いたのか。
この試合、筆者はサードを守る(左利きなのに)。
そこにフライが飛ぶ。しっかりと押さえて、ピッチャーにタマを返そうとすると、なんとファーストランナーがベースに帰る気もないのか、呆然と立っているではないか!
すかさずファーストに投げて、ゲッツー。 相手チームのコーチャーが「何やってんだ」と、ランナーに蹴りを入れているのが見えた。
そのような珍プレーを双方やりながらゲームセット。
6対4! チーム・スタイル初勝利!
初勝利に湧くベンチ。もちろんビールで乾杯である。
勝利の美酒に酔うチーム・スタイル。そこに、相手チームが再試合を申し込んできた。接戦で負けたためであろう。
もちろん、受けて立つ。
相手チームの雪辱なるか、それとも返り討ちか。
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- 事務局に通報しました。
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