チーム・スタイルの栄光(と挫折)15

  • フジ
    2010年12月01日 21:36 visibility61

2006年に活動を再開したチーム・スタイルだったが、この年の活動はこの一回限りとなってしまった。ほんとうは7月に神宮軟式野球場で試合を行うはずだったのだが、あいにくの雨で中止となってしまったのであった。


 


明けて2007年1月14日(日)に復活第2戦が行われた。前の試合からだいぶ経ってはいたが、寒い日だったにもかかわらず大勢の方が訪れてくれた。



実はこの前日、筆者は風邪の症状が出ていた。仕事から早めに帰宅し、ひたすら寝て回復をはかっていた。 今回は、例によってボランティアで日本語を教えている韓国人の知り合いを二人誘っており、彼らにグローブを貸す約束をしていたので、少なくとも球場には足を運ばなくてはならなかったのである(しかし、一人は当日に仕事が入って来られなくなった)。 ともかく無理矢理症状を引っ込ませて出かける。


 


対戦相手は、呑み仲間の女性から紹介してもらった、目下14連敗中のチーム。しかし、こちらも素人に毛の生えた筋金入りのコミックチーム(さらにひどいことに、今回は応援に来ている女性陣もノリで打席に立ってもらうというていたらくである)。相手にとって不足はない(不足と感じているのは向こうかもしれないが…)


 


この時期の神宮軟式野球場は、ほとんど借り手がいない。無人の野の中で、プレイボール。


 


先発は私。体調は万全ではないが、とにかく五回を投げきる(だって、他に一人も投げられる人がいないんだもん…[d234])。我がチームはこの時期から、投手不足に悩まされるようになった。その状態は、つい最近まで続くことになる。


 


知り合いの外国人(Pさん)はライトを守る。二回の表に右中間にヒットを打たれ、「しまった。しかし一塁止まりで助かった」と思ったとき、Pさんは生まれて初めて野球をやったせいか、自分の右3メートルを転がっていくボールをただ呆然と見送り[d276]、慌ててセンターがとりに行くという始末。ボールは転々、遙かかなたまで行ってしまい、ランニングホームランとなってしまった…[d156]。


 



その後も色々有り、四点を取られる。わが軍は、打撃が振るわず二点がやっと(そのうちの一打点は私のヒットによる)。



相手の15連敗にストップをかけてしまった。



試合結果はともかく、久しぶりの野球は楽しかった。Pさんもその後の飲み会で、色々日本人と話が出来て喜んでいたようだった。


 


この試合から、現在チーム・スタイルの主力として活躍されているグラハムちゃんさんが参加される。氏はお酒を飲まない人であるが、酒を飲んだときのようなテンションでいつも盛り上げていただいている。ありがたいことである。この試合の打ち上げでも、そのテンションを披露してくれた。


 


また、この打ち上げでは、最古参メンバーの一人であるはやさん


 


…と、愉快なことばかり書いていたが、この試合で筆者の肩はその後数ヶ月投球不可能になるほどの状態となり、復活したチーム・スタイルに早くも暗雲が立ちこめて来たのであった。


 


 

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