幸運な男

昨年12月に買った「幸運な男」。

少しずつ読み続け、遂に完読しました。

現役時代、「高速スライダーの名手」として球界を席巻した、伊藤智仁さんの半生が描かれた本です。

いや～、凄く良かった！！

内容も良かったし、ボリュームもあるので、読みごたえがありました。

あまり内容を話すのは控えますが、

読み終えて感じたのは、伊藤さんは「不屈の闘志」を持った方だと思いましたね。

現役生活の、ほぼ7割以上はリハビリ生活を強いられたにも関わらず、

「1軍のマウンドに立ちたい！！」という思いは、最後の最後まで持ち続け、挑み続けた精神力は、並大抵のものではないと感じました。

私だったら、間違いなく腐って終わりでしょうね。（汗）

私がポイントだと思ったのが、この本のタイトル。

世間からは「悲運のエース」と呼ばれていた伊藤さんなのに、何故「幸運な男」というタイトルが付けられたのか？

ずっとその点を気にして読んでいましたが、最後までの読むと、自然とその意味が分かりました。

野球ファンなら、是非オススメしたい一冊です。

昨シーズンで、現役時代から長年在籍したスワローズを離れ、今シーズンから独立リーグ・富山の監督に就任する伊藤さん。

新たな舞台でも伊藤さんらしさを出して、未来ある野球選手を育てていくことでしょう。