勝った!

  • 虎男
    2017年04月16日 12:08 visibility192

本当に「ひとしお」と言う言葉が頭に浮かぶ。チームを作って13年。ここ数年は、懇意にしていただいていたチームさんとも対戦ができず、3年間は年間2桁の試合が組めないほどに落ち込んでいた。しかし、チームの運営継続はなんとか、グラウンドを確保し、自軍のメンバー全員に事前メールで活動日と時間を連絡しほそぼそであるが、できる事だけの練習をしてきた。だが、4人集めるのも精いっぱいのチームの状態が長く続き、私も心の中では「そろそろ潮時なのかもしれない」と思ったこともたびたびあった。しかし、継続は力なり。真面目にこつこつとチームを立て直して、いかに野球が楽しいかを入部問い合わせ者に説き、そしてチームの規約があるので読んでもらってから同意ができる人だけを選ばせてもらってメンバーを集めて来た。もちろん、2年を要したのは言うまでもない。試合を組めると言う形になってきたのは昨年からだ。だが、昨年の段階では、メンバーの実力もなかなか把握ができず、練習時の彼らの打撃におけるイメージと守備の技術を頭に入れての「自軍の実力を知るための模索期間」でもあった。

 

 

ながらく継続的に試合が行えなかったチームが昨年の秋ごろから試合ができるようになってきた。そして、3人、4人のチームメンバーしか集まらないような状況でも嫌な顔をせずに活動に出席してくれたメンバーたちには本当に感謝の気持ちがある。「支えてもらってきた」と言う気持ちだ。それの恩に報いるには試合設定以外にはない。

そして、チームはよみがえった。今季二試合目。開幕戦は大差で負けてしまったが、それなりに打線を組むヒントを得たのは間違いない。その開幕戦とほぼ同じ打順で試合を組んだ。しかし、投手は違う。昨年、運よくかなりの実力があるチームでやっていた者が、うちのチームでやりたいと入部してくれて彼の二度目の登板を期待しての先発投手の指名を活動3日前にメールで伝えた。この試合でどういう内容の投球を見せてくれるのか、私はライトの守備位置から彼の投球を見守った。さすがに、球威があるので相手チームがてこずっているのがわかる。そして、捕手も前回の経験なしの急造捕手ではなく、捕手経験者の物を据えてのバッテリーを組んでやってみた。これがドンピシャリ決まった。終わってみたら7対2で今季初白星。先発完投をやってのけた。しかも球威が最後まで落ちなかったのにはびっくり。長らく味わえてなかった「勝利の味」である。自分は4タコで、試合に何も貢献できなかったが、チームがチームらしくなってきたことの実感が持てた事はすごく大きい。

 

帰りは食事会をしようと思ったが、車で来ているメンバーも半分くらいいて、食事会の補助金として2000円を個人的に使ってもらえばチーム事業に充てる費用になるので、全員に補助金を手渡した。とにかく草野球は楽しく、そして試合によってダッグアウトの会話がはずみ、そしてチームの「意識」が交わってくる。そのために、なんとか試合を組む努力を監督が先頭に立って事をおこなっていかなければならない。勝負よりも、もっと大変な裏方の仕事に今後も精を出していくつもりだ。さて、次も遠征試合である。

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