阪神ドラ2小野プロ初登板試合、手に汗握る熱戦!

  • 虎男
    2017年05月22日 12:35 visibility269

 昨夜はかなり前から前売り券を買っておいた試合に、職場から駆け付けた。上の写真の神宮球場三塁側ブルペンで投球練習をする、この日プロ初先発の阪神のドラ2「小野泰己投手」を見たくて、JR中央線に飛び乗ってからもかなり期待を持って神宮へ。新宿駅で総武線に乗り換えて「千駄ヶ谷駅」で下車。千駄ヶ谷駅前の東京体育館の横道をショートカットして球場へ向かった。この日のチケットは全て売り切れ。球場外でメガホンを持って、係員の青年が「本日の入場券は全て売り切れです。」と何度も繰り返している。球場へ入って自分の席がどこになるのか球場係員の青年に案内をお願いした。1968年から通っている神宮球場ではあるが、いまだに内野指定席の位置的な見当もつかない。興味が無いのだろう。

 

 

 小野の立ちあがりは落ち着いていた。さっさと3人で打ち取った。相手のスワローズも新人の星(明治大学卒)を出してきて新人投手対決となった。両軍の監督にしてみれば今後、この二人の投手が夏場の暑い時期に使える投手なのか否かのテスト登板をさせてきたようにも思える。星も落ち着いている。何しろ、六大学でやってきた神宮球場がホームグラウンドなのだから、阪神の小野よりも数段「球場慣れ」している。だが、試合前のスコアボードを見た瞬間に私が思ったのは「スコアボードの一番上にある球団旗、セントラル連盟旗がすべて追い風でたなびいてる。これは高く打ちあがったボールはホームランになりやすい」と思った矢先だった。内野安打でランナーを1塁に出した小野がバレンティンに3-0から、ストライクを取りに行った真ん中の球をセンターバックスクリーンへ打ち込まれた。この時の捕手が岡崎である。岡崎は12年目のベテラン捕手。小野のコントロールミスとは言え、まだ序盤。四球でランナーを貯めるのが嫌だったのはわかる。さらに落ちるボールが無いのかなと思ったのも2つ目の推測だったが、三振は取れないと踏んだとしても振りの大きなバレンティンには、カーブでタイミングをはずしてもらいたかった。経験のある捕手を先発に立てたベンチの期待はバレンティンの前にランナーを出して、カウントを悪くしたところから、ストライク欲しさにボールを置きに行ったところをやられてしまった。

 

しかし、阪神も黙ってはいない。ヤクルトの星投手の明治大学の1年先輩である高山の「先輩の意地弾」と六大学早稲田で主将を務めた二番の上本の「新人へのあいさつ弾」の二発がさく裂。あっという間に同点に持ち込んだ。

 

試合は振出しに戻ったが、東京ヤクルトはさすが本拠地での試合。多くの打者が基本に忠実に大きいのを狙わずにゴロで「ピッチャー返し」を心がけるバッティングを続け、先発の小野のミスを誘う。投手の頭を超えるようなやや三塁側への打球が飛んだ時に小野が捕球をして、バランスを崩してしまい一塁送球ができなくて、打者走者が出てしまった後からヤクルトが追加点をいれ5回まで4-2とリードする。ここで基本である「投手は難しい打球の捕球は他の野手にまかせる」と言う事だ。無理に取りに行って打者走者を生かしてしまったら、傷口を広げる突破口を献上することになる。その典型がこの小野の「捕球をして、送球ができずに内野安打に」してしまった「大きなミス」である。

 

しかし、この試合本当にミスの怖さが露呈したのは東京ヤクルト二番手に出て来た外国人投手のルーキの「あの1球」だろう。だが、この時のルーキの「暴投」は、もし阪神が優勝でもしたら「あの時の1球」となりえるプレーの一つだ。

この暴投が5-4と阪神の決勝点になってしまうとは誰もが思いもよらなかった。この試合を見て痛感したのは「中継ぎ、抑え」のしっかりしているチームは「負けゲームの流れすら止める可能性を持ってくる。」である。小野の次に出た桑原、岩崎、マテオ、ドリスの「必殺仕事人カルテット」がいる阪神の方が「この試合の展開」見ていた限り安定感があった。中でも落ち着いて見えたのは岩崎だ。最近は高橋総とダブルで左殺しの役を担っているが、この日の岩崎は「投げ急ぎ」が無く、ゆったりとしたピッチングで私は岩崎を特に褒めたい。

 

最終回は1死満塁で東京ヤクルトの三番山田。ドリスはかなり審判の辛いジャッジにイラついていたと思われたが、なんとか山田を三振、四番の雄平を三振に切って取り連敗を止める。しかし、見ているファンもかなり疲れた試合だった。

 

 

最後は高山のヒーローインタビューで閉めた試合だった。帰宅したのは、途中で六本木まで行くはめになってしまって午後11時半になってしまった。

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