明日は今シーズン13試合目
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虎男
2017年07月07日 20:23 visibility310
タイトルのとおり明日が今シーズン13試合目。昨年が年間で3試合しかできなかったから、今年のこの試合消化は、ものすごい勢いだと言える。しかし、草野球チームを13年やって来て思うのは、とにかく「やれる時にやっておく」と言うのが大事で、雨があったり対戦相手が見つからなかったりすることだって山ほどあるのだ。今年は、非常に良いペースで試合消化ができているのは、懇意にしてくださるチームさんたちのおかげであり、対戦相手として新たにご縁を結んでいただいたチームさんたちのおかげだと言える。
しかし、約4年間の間に10試合もできなかったチームが「良く生きながらえた」ものだと自分でも感心する。なぜ、私のチームは解散もしくは潰れなかったのか。そこには、いくつかの原因があった。それはまず第一に監督である自分が「絶対にチームを解散しない」と言う目標を立てていたことと、もう一つ大事な「人数的に苦しくなっても絶対に合併はしない」と決めていたからだ。この2つの目標は大きい。
辞めないと決めた以上、通常のグラウンド確保スケジュール作り、メンバー全員への活動事前連絡と練習は継続的に行っていた。3人しか来れなくてもである。ここでなぜ3人や4人しか集まれなかったかの原因はメンバーの大半がIT企業社員だったと言うのが大きく影響している。IT企業は注文されて作るソフトの納期があり、注文が多い企業は、その納期を守らねばならないのでやっきになって仕事優先のシフトを組むらしい。そうするとしょっちゅう「休日出勤」や「残業」さらには「泊まり込みでの納品間に合わせ」まであるという。チームの大半のメンバーがこの業種の社員であったことが、ほとんどのメンバーが出席してこなくなった原因だった。これで諦める人たちは沢山いるのだろうが、私は一度も自分のやり方を変えなかった。なぜなら、メンバーを大切にしていく精神を重んじると自ら決めたので、私はいつものようにグラウンドが取れれば日程を作成し、それをチームメンバー全員にメール送信して周知し、確保したグラウンドで時間より早く現地に到着し、いつもながらの練習を続けていたと言うのが本当のところだ。こんな状況が3年間も続いて4年間、派遣審判員さんも呼べるような試合をやれなかったという事だ。だけど、野球が好きならやめる必要が無い。自分ひとりしか活動出席が無くても、2時間で3千円のグラウンド代と照明塔資料料金2時間3千円の合計6千円を支払って黙々と走ろうと本気で思っていた。他人が見たら野球のユニフォームを着てグラウンドをただランニングしているだけの人間がいるって言うだけの奇妙な光景だ。しかし、私はあきらめなかった。沢山、人間が揃えられているチームさんを羨ましいと思ったことも無い。なぜなら、私のチームの門を叩いて入って来てくれた人間は、「ご縁があったメンバー」だと思っていて、それ以外の外のユニフォームを着ている方達は、単純にご縁か無かっただけのことだから、別に羨ましいなどと感じたことも無い。それよりも他のチームに20人のメンバーがいるのなら、私のチームもいつの日か20人になるだろうって思っていたくらいだから、楽観的なのだ。
過去のことは過去のことで引きずる必要は無い。しかし、教訓にはなっている。なぜなら、いつだってチームの崩壊の危機はやってくる可能性はあるだろうし、自分に不幸が降りかかってくる恐れもあるからだ。誰も助けてはくれない。そして、私自身が思っている「理想のチーム作り」が今年から再度復活したと思っている。そこには、「焦らず、奢らず、謙虚に、そして自然に」と言うのを自分のスローガンにしていこうと考えている。なぜなら、今生きているのは奇跡であり、野球チームの監督としてこれだけの幸せを今かみしめられていることの贅沢さをむしろ今だけだと思い。今以上の努力を持って、チームの将来的な行く末も考えて行かなければいけないと自戒しているのは確かだ。
明日が今シーズンの13試合目。どんなゲーム結果になろうともうろたえない。野球自体が僕の幸せなのだから。
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