おめでとう。2000本安打。鳥谷選手
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虎男
2017年09月09日 09:59 visibility401
阪神タイガース鳥谷敬選手の2000本安打達成。私は仕事中だったので、オンタイムでは見ていなかったのだが、家に帰ってきてネットを見たら、試合の最初の打席に二塁打を放ち、難なく達成。カープ戦3連敗して戻って来た甲子園。この鳥谷の2000本安打で3連敗の嫌な雰囲気を吹き飛ばしたことは本当に偉業だと思う。素晴らしい。心から祝福の言葉をかけたい。100本ずつ毎年安打を積み重ねても20年もかかる数字を、これだけの速さで達成した彼の凄さの根底には「試合に出続ける」この気持ちが切れなかったことに尽きる。そして、彼の言葉の中に「球場に来てくれたお客さんは、この日しかないっていう人もいる。その人がもし自分のプレーを見たくて来たとして、僕が出場していなかったら、どれだけ僕を楽しみに来てくれたファンの方の気持ちを傷つけることになるか。そうであれば、少々の怪我くらいで出場を回避するなんてことはできない。」
これを「プロだから」と言う人たちはたくさんいるだろう。本当にそうだろうか。私は、そういう言葉を吐く人は「言い訳好き」だと思ってる。自分の仕事も同じだろう。生業として飯を食わせてもらっている仕事に対して「面倒くさい」とか「手抜きをしよう」だとか思っている人たちが「毎日出たい」なんて思わないだろう。趣味にしたって同じことだ。草野球チームを作って、草野球チームの運営の仕事に対して「野球はやりたいけど、運営の仕事なんて面倒くさくてやりたくない。」なんて人間が山ほどいる。飯が食べたいけど金がない。金が無いけど自分でスーパーマーケットへ行って食材買って来て、自らが献立を考えて作るなんて気持ちがなくて、店屋物の出前を注文してしまう人間と何ら変わらない。こういう人間は、借金を膨らませて行く人間だ。そして、その借金を作った原因の自分の気持ちと姿勢を責めず、世の中が悪いとのたまう人間たちだ。そんな人生に何が残る。真面目に仕事をして積み重ねて来た数字が、大勢の人たちに褒められるのは至極当然のことだ。
野球選手を褒めるときには、必ず感動がある。そこには誰もが簡単に到達できる数字ではないからだ。それ以上に、他人様に見せられる技術を持っていること自体が凄いことで、そういう環境の中で仕事をしながら数字を残してくる「さらなる凄さ」に「感動」しないわけがない。鳥谷選手のこの偉業を心から祝福したい。
- 事務局に通報しました。
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