掛布二軍監督の胸中
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虎男
2017年09月15日 23:01 visibility738
金本監督と指導方針が違うと言う事で来年の契約更新がチャラになった掛布二軍監督。夏場までは契約更新で話は進んでいたと言う。しかし、なぜひっくり返ったのか。そこには金本監督が見た掛布二軍監督の「優しさ指導」が気に入らなかったと言う。しかし、これもいろいろな裏報道の部分を逸脱していないので、どれが本当の事かはわからないが、もしこれらが本当であれば、阪神球団って言うのは未だに「報道統制ができない筒抜け球団」であることが丸出しになっている。何十年同じことをやっているのか。だからこそ、32年もの間日本一になれないのは、こうした部分での「臭い物に蓋ができない」球団の体質、情報戦争に弱く、きめ細かい仕事に対して「おおざっぱ」で「いいかげん」である球団のイメージは50年前となんら変わってないってことだ。
何をやっているのだろう。掛布は生え抜きでミスタータイガースである。金本一軍監督は外様であり、広島が母体で育ってFAで阪神にやってきた「鉄人」だ。ここで掛布二軍監督が金本一軍監督の「鶴の一声」で解雇になったと言う報道が蔓延していることで、はっきりしたのは二軍監督と言うのは一軍監督の「下に位置する」と言う事だ。私はどちらの監督も「組織の長」としほとんど変わらない「現場管理者」だと思っていたが、二軍監督の契約までが一軍監督の判断で辞めさせられるとなると、一番わからないのは球団の編成部が二人の中を取り持って、話し合いの場を持たなかったことに疑問を感じるのだ。なぜなら、どれだけ阪神球団はこの2年間「掛布で儲けさせてもらったんだ」と言う事だ。掛布二軍監督誕生が決定して、ユニフォーム、タオルなどのグッズに掛布の名前と背番号31が記入されたグッズが金本監督のグッズと同様に売れたのは阪神ファンならだれもが知っていること。しかも話題作りのためにも一躍買った掛布二軍監督を使うだけ使って、契約満了と共に金本監督の一声で「クビ」にしたのが事実なら、阪神と言う球団は日本一を獲得した時に全力を尽くした4番打者よりも、セリーグの優勝を二度もたらした外様広島の息がかかった金本監督の一声を重要だとする会社であることは良くわかった。だったら、今後二軍監督は掛布氏のような大物であっても、一軍監督の一声で「クビ」が決まる球団なんだと言う噂が広まるのは時間の問題だろう。そうなると二軍監督で長くやるには、一軍監督の顔色を見てやるような人間が就任することになる。禍根を残すやり方だ。金本監督が気に入らなかったのは、二軍の選手が失敗した時に掛布二軍監督がそれをとがめずに笑って「それで良いんだ。」と平気で言ってのけたと言う報告を耳にしたと言う。直接見たのかどうかは知らないが、掛布二軍監督の指導が金本監督が理想としている猛練習を基礎として鍛え上げることとは程遠いやり方をしていることに違和感どころか、異次元のやり方でお話にならないと感じたのだろう。そのギャップを埋めるためには、掛布、金本階段を膝を詰めてやるべきだったはずだ。ここで、外様の一軍監督と、ミスター二軍監督との確執が生まれ、ミスターが外様鉄人の一言で首切りされることになってしまったのだ。掛布二軍監督がフロント入り要請が出ていると言うが、これを断らないだろうと言う会社側の前提は、掛布二軍監督が借金まみれであると言う情報をDCになる前からキャッチしていて、仕事となれば球団にしっぽを振ってくると思っていたからこそ、そしてフロント入りさせることで世間体は保てると言うことなのだろう。そうすれば悪く各マスコミは無い。掛布二軍監督をフロント入りさせたのは阪神球団ですから、という宣伝効果も望めるわけだ。殿中松の廊下と言える掛布氏のセリーグチームへの監督採用が新聞紙上に記事として翻っているが、そんな面白いシナリオが描けるほどの器量があるオーナーがいるわけがない。いるんだったら、もうとっくにヤクルトでもロッテでも監督になっていてもおかしくない話だ。掛布さんには意地でも阪神球団のフロントには入らないでもらいたいが、借金の事を考えたら雌伏の姿勢で受諾するしかないのかもしれない。つらいところである。
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