特異体質な球団。(リークし放題を逆手にとって球団保護する体質)
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虎男
2017年09月16日 15:01 visibility593
掛布二軍監督のクビを報じたメディアが一斉に「金本監督の決定事項」であると新聞、さらには電子メディアにまで代々と載せていることに「違和感」とともに、「ああ、やはりな」と言う部分がある。それは球団の体質暴露をしたことが、球団自体がわかっていない。「お役所体質」だと言う事だ。「お役所体質」とは何か?知っている人がいれば説明はいらないが、お役所ってところはたくさんの施設を作る場所である。その施設は区民や市民の要望で成り立っていると言う「詭弁」が「前提」なのだ。どの役所もスポーツ施設、文化施設を金のある時に予算化して建てている。理由は「金のある時に作らないと、無い時にそんな話を持ち出したら区民や市民に大目玉をくらう。」だから、役所はバブルの時代にぼこぼこと建前上は住民のための施設を作りますを近畿の御旗に建設してきたのだ。では、そのできた施設は本来の狙いは住民のためなのだろうか?それは「建前」であり、役所のお偉いさんの逃げ道を作っておかないとならないから「天下り先」のおさまり場所として作ったものであることは間違いない。役所の偉い人間たちは、定年後の自分たちの「稼ぎ場所」が無いと困るわけで、その稼ぎ場所として「施設建設」に賛成するわけだ。いわば、暇をしていても金が入って来る場所を作っておかないと、60歳定年過ぎて「就活」をしなければならないことになるからだ。
阪急・阪神ホールディングスと言う会社が阪神タイガースの親会社である。この会社は阪急電鉄が2003年に阪神電鉄が「株式に対しての知識が疎く、防御をしなかったツケ」が命取りになったことが発端で、村上ファンドと言う会社が阪神電鉄株を40数パーセントまで買いあさった結果で、おしりに火が付き、身売りをせざるをえなくなったというのが簡単な説明である。そこへホワイトナイト的な会社が現れないかと言う事で、村上ファンドは阪神の電鉄株を高く売り飛ばしたかった。その相手として最初にあげたのが京阪電鉄だった。理由は京阪と阪神がくっついたら京都と大阪の路線が重ならないこと。そして京都大阪神戸を結ぶ路線となり、阪急に対抗できる関西の電鉄の雄となるはずだった。しかし、京阪は出てこなかった。阪神をライバルとしていた阪急は会社の中でも繊細一隅のチャンスとする重役と、莫大な金を払ってまで同じ大阪ー神戸間の路線を必要としないとする重役たちとでの議論が続けられたと言う。けっきょく、阪急が飲み込む形で吸収合併になったのだが、この電鉄と言う会社がもっとも「お役所体質丸出し」なことを申し上げておこう。私は、大学卒業して就職した会社が東京にある私鉄の子会社だった。ここで、驚いたのは電鉄本社からの天下り人間が沢山、電鉄傘下の子会社に配置されてくる。これはお役所体質丸出しなのだ。しかも、電鉄は陸運局から認可を得て営業をさせてもらっているので、役所の体質と「瓜二つ」臭い物には蓋をする。などは日常茶飯事。上役が「責任逃れする体質もそっくり。」である。
今回の金本監督が掛布二軍監督のクビを決めるのに発言があったとするマスコミの報道が確かならば、これは球団がわざとリークしたと考えられる。なぜなら、掛布二軍監督が辞めるにあたって「金本監督の発言を重んじた」としておけば「契約は2年契約だったが、更新を球団は一応考えた。しかし金本監督が掛布監督の指導方針は自分とは違っている」との話があったため、一軍監督の意見を尊重し、掛布さんには今年限りで監督職をおりていただく。球団は残留してもらいたいと考えていた。だから、誠意も見せたいのでオーナー付きの役職でフロント入りを考えている」とすることでソフトランディングできると考えているってことだ。
金本監督と掛布二軍監督がきちんと話し合いをしてないことも露呈してしまった。事前に指導方針を掛布監督にまかすとしていたのであれば、金本監督がもし、いろいろな二軍の状況報告があったにしろ掛布二軍監督とその旨を話し合って、方向性の確認をするべきであっただろう。しかし、そんなことをやっていないのもマスコミの報道が先で、仲たがいまでしているかのごとく報道が独り歩きしているのも阪神らしいところなのかもしれない。
今後、掛布二軍監督がフロントに入って活動をするのか、それとも蹴っ飛ばして評論家、もしくはぎょうてん人事のロッテの監督に就任するのかは興味を引くところだが、阪神球団の体質が今までと一つも変わらない「何かあれば監督の発言を逆手にとってマスコミに流し、球団は「良い子ちゃん」でいたいとするその「親会社日の丸主義」には少々呆れるわけで、このようなやり方を変えない限り、阪神は日本一にはなかなかなれないと思う。巨人にも醜聞が春先に山ほど出たが、やはりそれ以上出なかったのは情報統制をおこなえる会社であること、そしてライバル会社も読売には一目置いていると言うことと、同業者叩きの報復を恐れていることの2つの理由がからみあって、やってないのであろう。阪神のようにマスコミに対して無防備きわまりない会社はリークし放題で、余計な話も尾ひれがついて報道されてしまう。特異体質な球団なのかもしれない。
- 事務局に通報しました。
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