今後は新規格球と旧軟式の2セット試合用に用意して出かけて行く
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虎男
2017年09月24日 16:07 visibility314
昨日、グラウンド不良のために試合は中止になったのだが、チームメンバーのM君とグラウンド最寄り駅で待ち合わせして、2人で一緒に徒歩で駅からグラウンドに向かった。その時の会話を再現してみよう。
M君「こんにちは。早いですね。同じ電車ですか。」
私「うん。君が早く来ていて、待たせるのは忍びないからね。(笑)」
M君「今日は珍しく私服を着てますね。あ、これってニューヨークヤンキースのユニフォームが描かれたアロハシャツですよね。オシャレですね。」
この時、M君がメジャーリーグが好きなのを初めて知った瞬間でもある。
私「これね。ニューヨークへ行った時に買ったんだ。」
M君「そうなんですか。いいですねえ。」
私「ニューヨークヤンキースショップって店で買ったんだ。確かニューヨークマンハッタンには3つぐらいでかいヤンキースショップがあったよ。」
M君「そうですか。最近よくメジャーの試合をテレビで見てますよ。メジャーの球場ってどんな感じですか?」
私「そうだな。日本の球場をイメージしちゃうと驚かされると思うよ。何しろ球場の中がめちゃくちゃ広いんだ。」
M君「そうなんですか。」
私「日本の野球場って階段しかないでしょ。メジャーはエスカレーターとエレベーターがある。そのでかさがはんぱじゃあない。」
M君「エスカレーターとエレベーターがデパートみたいにあるってことですか?」
私「そう。それで結構スタンドが高いんだ。ってことは急傾斜になっているってことだよ」
M君「え。傾斜がきついってことですか?」
私「そうだよ。外野の方の席なんか、ものすごい高いところに位置しているようなスタジアムが多いよ。また球場の中にどでかいコカ・コーラの瓶の形をした子供のための滑り台が外野のレフトスタンドの中にあったりとか、するんだ。」
M君「へ~。面白そうですね。」
私「野球が大好きな人たちは絶対に日本に帰りたくなくなってしまう人いると思うよ。」
M君「監督すごいっすね。日本の野球だけ知っているのかと思ってたんですけどアメリカメジャーの観戦経験もあるんですね。」
私「新婚旅行がセーフコフィールド5試合見に行ったってくらいの野球バカ。(爆笑)」
M君「話は変わりますが、うちのチームで新規格軟球M号って買ったって本当ですか?」
私「ああ、おれがメールでチームメンバー全員に写真も添付して送信したよね。」
M君「ってことは、もう既に今日の試合から新規格球でプレーするんでしょうか?」
私「まだ発売されたばかりだから、色々なチームも試行錯誤だろうし、旧規格ボールが在庫で持っているようなチームは、新規格球は持ってないってチームが大半でしょ。だから、当分は旧規格ボールでの試合が来年の春くらいまでは続くと思うよ。」
M君「ボールに慣れておかないといけないですよね。1個買おうと思います。」
私「実は今日2個持って来ているんだよ。」
M君「え?持って来ているんですか?」
私「見るかい?」
M君「ええ、ぜひ。」
私「綺麗に触ってな。なぜなら、今日の相手チームが新規格球でやりたいって言ったら、これで対応しようと
思ってる。」
M君「しかし、監督凄いですね。新旧の両規格の新球を2個ずつ持ってくるなんて、普通は新規格球が出たばかりだったら、相手は旧規格の球しか持ってないチームが大半なのだから、新規格球は持ってきませんよ。でも、もしかしたら相手チームさんが、新規格球でやりたいって言った時を想定して、それに対応できるように準備してきているんですか。すごいですよ。」
私「さあ、これが新規格球だ。ほい。」とバッグから取り出してM君に手渡しした。
M君「これ昔のボールより重いですね。しかも固い。握っただけで固さがわかるってことは、大分変りましたね。」
私「ヘルメットをかぶらないと危なくなったって思わない?」
M君「あ、打者の事は考えてませんでしたけど、これは打者は体に当たったら痛いですよ。」
私「今後、うちのチームメンバー皆に必ずヘルメット着用を義務付けるよう指導するよ。」
M君「それが良いですね。」
私「このボールって弾まないんだってさ。限りなく硬式球に近い感じがするって言う評判らしいよ。」
M君「ってことは飛ぶってことじゃあないですか?」
私「これから出て来る新規格球対応バットで打たれたら、内野手はゴロを捕れないような選手やまほど
出てくると思うよ。」
M君「と言いますと?」
私「初心者で野球経験が無い人たちでも今までの規格のボールは、それほど速い地を這うようなゴロが飛んでこなかったからこそ対応ができた。だけど、この新規格球が、そういうすごい足の速い打球、しかも低く走るようなゴロが頻繁に飛んで来たら、簡単に捕れると思うかい?」
M君「あ、そうか。そんなの硬球使ったことが無い連中がそのバウンドに慣れるまでに相当時間がかかってしまうってことですね。」
私「そういうこと。しかもボールは前の規格の物より固いのだから、ゴロだけではなくライナーも相当な速さになって来るって思っていて間違いないだろう。ちょっと怖いボールになってきたんじゃあないのかな。」
M君「やばいですね。」
私「それでも、旧規格球は消えていくから、新規格のM号ボールを使っていくしかないんだよ。草野球界は。」
そんな話をしながら、グラウンドに2人はついたとさ。いきなり係員から「グラウンド使用不可」を言い渡されることも知らずに。
- 事務局に通報しました。
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