7年ぶりの後輩との飯

  • 虎男
    2018年03月01日 09:44 visibility292

職場の後輩で野球に携わっている者がいる。彼と腰を落ち着けて話をするのは実に7年ぶりだ。たまたま、某市役所で行われた会議に私も彼も出席したので、その帰りに話がてら帰宅の道を歩いたのだが、夜8時近くだったので、ファミレスなどで飯を食おうと言うことになった。入ったところは回転寿司屋。回転すしと吸うよりは、寿司をipadのようなコンピュータ端末で注文し、後に寿司がさらに乗って設置されたスロープ状を走り、自分の席にやってくると言う形式になっている。まあ、その話はどうでも良い。彼と話があうのは、共通点である野球があるということ。ただ、お互いの野球の種類は違うが、基本は野球であり、そして目標があると言う部分ではお互いに理解しやすいから、何年も会ってなくても溶け込めるのが早いということだ。

 

自分の近況を伝えた。草野球チームの管理運営を継続的に続けて来て、14年目のシーズンを無事迎え垂れた事、いろいろな出会いがあって、煮えくり返るようなひどい気持ちになったこともあるが、それも時間が経てば「自分にとって良い経験」であったこと。野球チームの管理上から考えた意見を彼に伝えることは、彼のように中学生の硬式野球チームを作り上げている人間にとって、どう考えるかと言う「意見交換」がもらえる可能性があるのが、こちらの楽しみでもある。

 

しかし、人生って私のように50代後半になってくると、あっという間の1年間、そして自分が思っているよりもその速度は加速して感じるものだ。ましてや7年間、彼とは腰を落ち着けて話したことが無かったのだから。1年間と言う期間に多くの物語が人にはある。それが7度積み重なったりしたら、こんどは、その7年かんから掘り起こして、懐かしい相手に自分の印象に残っていることを伝えるのは、たくさんあって難しいチョイスになる。

 

私は「自分の今の人生は嫌な人生ではない。それは野球チームの管理運営の継続に目標があるからだ。自分のチーム運営が10周年を迎えた時の納会を未だに思い出すよ。その時にチームメンバー全員の前で言った言葉は”10周年を迎えました。これも皆メンバーの皆の協力のおかげです。ありがとう。ただ、この10年間はチーム運営にとって助走にすぎません。私の目標は、管理運営継続20年です。これは本当に難しい数字かもしれませんが、あと10年間、がむしゃらに行きたいと思います。皆さん、ご協力をお願いします”とね。これがあの時の俺の素直な気持ちだし、今後もこの大目標に向かって進んで行くよ。目標の無い人生なんて「ただ生きているだけ」だとしか思えない。野球があるから、自分の休みがあるってマジでそう思っているよ。〇〇君も中学硬式野球チームの発展のためにがんばれよ。」気が付いたら外は大雨であった。

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