野球場って歌を歌う場所なのか?観戦弱者に対しては横暴のヒッティングマーチ。
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虎男
2018年04月02日 13:19 visibility522
昨日の巨人対阪神の第3回戦を東京ドームで観戦。試合の内容は「正に1球の大事さ」を如実に表した試合となった。2対0と阪神がリードした4回裏だった。巨人の新しき4番ゲレーロの痛烈な低い弾道のセンターライナーが中堅手高山のややレフト側を襲う。それに対してダイビングキャッチを試みる高山。ボールは高山のグラブのドテにあたり、捕球したかと思った瞬間ボールは彼のグラブから無常にも飛び出た。タラレバは言ってもしょうがないが、あれは完全に機能の試合の流れ、潮目を変えたプレーだろう。もしかすると「シーズンを決めてしまうプレー」にもなりかねない。
阪神の打線を見ていると、繋ぐ気持ちが見えてこない。昨日の試合はとくにそうだ。早打ちし、投手に球数を多く投げさせ披露を誘うと言う形がとれている打者の少ないこと。選球眼が良い鳥谷ですら、昨日の試合はなかなか、彼の技術「投手への嫌がらせ」をやっていなかった。やっていたのは糸原くらいか。
まあ、負け試合を見に行って「癇癪」を立てるほど若くない。むしろ、楽しみを探すことを頭に起きながら家路についたのだが、試合よりもむしろ「観客」がうるさすぎる。内野指定席Cと言う二階席バックネット裏の席をとったのだが、ここでも四六時中のべつまくなし「ヒッティングマーチとチャンステーマ」の歌、歌、歌。酒を飲んでいるからだろうが、初回から9回まで止まることもなく良くもまあ飽きずに歌っている物だ。寺の坊主のへたな経と変わらない。歌など歌う気が無いこちらとしては、本音「いいかげんに気が付けよ。歌を歌ったから選手が打つと思っているんだったら迷信を通り過ぎて、カルトになってるよ。新興宗教と同じだ。」
私はメジャーリーグの方が優れているなんてことは言うつもりはない。だが、このヒッティングマーチだけは、何を自分の贔屓チームの選手にもたらすのだろうと考えてしまうのだ。しかも内野席にもメガホンバットを持参して、静かに見ている人たちの近くで聴きたくも無い下手糞なだみ声の「押し付けソング」を延々と聞かされる「騒音を我慢している観戦弱者である人たちにとっては、たまったもんじゃあない「騒音公害」である。
私は外野席での応援は良しとしても、内野席はそれなりの金を払っているし、ゆったりと観戦したいからバックネット裏の席を確保して試合に集中したいと思っているのである。それを外野席の応援団員が野球そっちのけでラッパや太鼓をたたいて観客に声をださせ、ヒッティングマーチを歌えと言う強制指示をされるような場所と同じような席にしないで欲しい。もう、最近の野球場には、野球を心底からじっくり見たいと言う人はいないのだろうか。あれでは人気が下がって当然。金や太鼓をたたきたいなら外野へ行け!歌を歌っている奴らに聴きたいことは、「野球を見に来たんですか?歌を歌いに来たのですか?」と言いたいね。歌を歌ったらヒッティングマーチのその打者は立派な結果を残すのか?と問いたい。野球はただ「投げた、打った、捕った、走った」だけじゃあないんだよ。球場全体がうるさくなりすぎてしまっている。
次の観戦は西武ドームである。
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