思い出す初試合のこと。

  • 虎男
    2018年05月20日 09:22 visibility314

今日の日曜の夜にナイターの試合をする。グラウンドを確保していなかったので、対戦相手チーム募集の掲示板で見つけて応募したところ、すんなり決まった。日曜日の夜のナイターの試合はなかなか試合相手が見つからないのが相場らしい。

 

対戦相手のチームさんの代表者様にメールをさせていただき、色々と試合要領や詳細をお伺いして来た。我々のチームとしては普通通りの試合であるが、相手チームさんが「チーム結成初試合」だそうだ。これを伺って、自分たちのチームの「チーム結成初試合」のことが思い出される。

 

あれは14年前。2005年の3月20日の土曜日。午後1時~3時の時間枠。曇り空で真新しい白地に黒のピンストライプのユニフォームに黒い帽子に身を固めた我がチームのメンバーが、緊張の面持ちでグラウンド前の車を駐車する場所の横でキャッチボールをしながら前の時間枠のグラウンド利用者が退出するのを待っていた。我がチームの初試合の対戦相手さんはネットで見つけたチームさんで、確か会社の部活で活動されていると聞いていた。3月で寒い日だったのはよく覚えている。私も監督兼選手で初めての試合だった。

 

かなり古い8ミリのビデオテープを使うビデオカメラをバックネット裏に三脚で配置して試合の記録を映像に残そうとしてセットしたのだが、これが大失敗。全く何も録画されていなかったのだ。記念すべきチーム結成第1戦は映像無しとなってしまった。この日のゲーム確か2ケタ安打の2ケタ得点をして、大勝だったのを記憶している。しかし、それが仇となり、その後の試合でも選手は大振りしてでかいのを狙う癖が抜けず、さっぱり点が取れなくなった原因となったのも確かだ。人間とは欲深い動物である。

 

あれから14回目のシーズンを迎えている。その試合に出た選手で、14年目のシーズンを迎えられているのは現在私を含め2人だけとなってしまっている。昨年まで私を含めて3人、この初試合経験者がチームにいたが、1人が店を開店して土日に仕事でチーム活動ができなくなったことで、今ではついに2人となってしまった。

それでも現在2人の休部者がいるものの18人のメンバーの体制でチーム運営は継続している。振り返ってみたら、大好きな野球でなければここまで続かなかっただろう。私は、3年間皆勤賞を継続中である。

 

初試合のチームさんを相手にする。自分たちにも初試合があったからこその今がある。全力でぶつかって行くのが相手チーム様への礼儀であり、今後の長いおつきあいをさせてもらう上でのご挨拶でもある。頑張るのみだ。

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