悪いけど今年の優勝は絶対ない。日本一などもってのほか。
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虎男
2018年06月02日 10:07 visibility296
昨日、メットライフドームへ行ってきた。今年の阪神タイガース観戦二戦目である。2対0と言う僅差での敗戦ではあったが、工夫の無い「素人の集団のような貧打線」を見させられたことで、実感したのは「今年、このチームが優勝をすることは絶対にない。」という確信めいたものが沸き上がった。
まずは埼玉西武の先発投手が左腕の菊池だったからといって、打線のほぼ全員(糸井だけが左)を右打者ばかり並べてくると言う単純かつ「ファンのレベル」ですらがっかりする「左投手には右打者」と言う工夫の無いスタメンラインアップ。これはおそらく、金本監督も片岡打撃コーチも「引退後、何を見て野球を勉強して来たのか、教えてもらいたい」と言いたい。私の持論は、投手の左、右を意識してバッティングラインアップを作ると、調子の良い打者がベンチへ引っ込む形になったりするし、また左打者を苦手な左投手もいるわけで、監督や打撃コーチが利き手の左右だけを考えた投手対策をするようなチームが、優勝チームになったためしがないのがまず一つ。理由は、選手が首脳陣に不信感を生むってことがまず大きな問題だからだ。自分は左投手を苦手にしてないと思っていても、左が先発で来たら、スタメンに名前が書かれない。これでモチベーションがあがるだろうか?その左投手が、序盤から中盤まで0点で抑えてくるような盤石のピッチングを続けていたら「あああ、今日はお役御免だな。シャワーでも浴びで早く家にかえってビールでも飲みたいわ。」と思わない左打者がいるわけがない。
金本監督が「うちの選手には地獄のノルマを課している。試合がどんな形で終わろうと、俺が現役の時にやっていた素振り100本は全員にやらせている。それが終わらないうちは帰宅はさせない。」と、それを実行させていたとしても今のように結果のでない連中、そして工夫の無い打撃を繰り返している打者たちが覚醒して打てるようになるわけがない。なぜ素人の私が「工夫の無い打撃」と言うのかをこれから述べさせてもらう。
昨日の試合で二度、無死三塁と言う絶好の機会に、続く打者が三振、凡打で外野への犠牲フライすら打てない。いや、打とうとするような打撃すら見えなかった。スイングは大振りというかマン振りで、当たったら儲けもののようなでかいスイング。メットライフドームは人工芝なのだから、上からたたきつけてバウンドが大きく跳ね上がるような内野ゴロを打つような打撃をしても、打った瞬間に三塁走者がスタートを切るような形になぜできなかったのだろうと疑問がわきっぱなしだった。これを見て「普段から、そういう練習をやっていないのだろう。野村監督だったら、やらせていたはずだ。非力で外野ヘの犠牲フライが期待できない打者の場合、バウンド高くなるようなゴロを打つ練習を徹底的にやらせて、走者は打球がグラウンドに接した時点でスタートをすると言う形の実戦練習をやっているはずだ。」と思ったが、今の阪神の打線は1番から9番まで同じようなスイング
打席の意図するところが全く見えない。素人の私がこう見えるのだから、相手投手は楽なもの。振り回してくる打者がならんでいるのだから、横に流れる変化球と縦に落ちる系の変化球を投げておけば打たれないと思うだろう。普段対戦してないから、怖さも無い。
優勝するチームは隙がない。めったにやらない奇襲でもきっちり成功させてくる。足は絡める、バントもツーストライクと追い込まれてもきっちり決めてくる。盗塁で揺さぶる。スコアリングポジションに走者を進めたら、それをどうにか進塁させようとする意図の見えるバッティングをして、後続打者へ繋げる。犠牲の精神が備わっている。今のタイガースの打線が、なぜぶつ切りされたような点線打線になっているかは、普段の打者の適性を教わっていないからだ。皆大振りで、振り回すだけで終わっている。それは適材適所の打撃を教わっていないし、その状況判断ができる打者がいないからだ。1点を取るために、相手が嫌がる先方はいくらでもある。だが、二軍の若手を一軍に上げて使いながら、固定できない選手をやりくりしているように見えることを「若手を使っている」と喜んでいるど素人ファンがいっぱいいるようだが、本来一軍が一年間固定した選手たちが盤石で使えるチームが一番強いチームに決まっているのに、綱渡りのような「付け焼刃的な起用」を随所にいれざるをえないような今のタイガースを見て「今年はもしかしたら、ひょっとすると」なんて密な妄想を抱いているファンが少なく無いのではないだろうか。悪いけど、昨日の試合で交流戦を5分の成績を残すのですら厳しいと私は見ている。怒れる阪神ファンの皆様よ。反論があるのであれば、してほしい。理由は、私も51年間タイガースファンをやっている者だから、明るい話を聞きたいのだ。昨日の試合で岩貞が腐らず投げたのは唯一の収穫だろう。今後の彼の投球を期待するが、貧打の解消はまず治らない。打者の考え方を直す以外に勝てる打線は作れない。
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