50歳代の草野球プレイヤーの皆さんへ
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虎男
2018年06月24日 11:26 visibility9573
こんにちは。今日は50歳代の草野球現役プレイヤーの人たちへ「エール」を贈りたい。しかし、辛口のエールであることをまず先に行っておこう。私は今57歳。あと5か月弱で次の年齢を迎える。今シーズン、14試合を消化して、私が出場したのも消化試合数と一緒。そして、現在まだ1割ちょっとの打率である。さて、50代になったばかりの人たちは「そんなこと言ったって、俺まだまだ元気で何も悪いところなんか無い」って言う人もいるだろう。しかし、本当にそうであろうか?目が悪くなってないか?四十肩、五十肩は?膝は?腰は?足の速さは落ちていないか?そしてバットスイングのスピードはどうだ?全て20代の頃より上がっていると言う人がいたら、こんな話はしない。そして、草野球で一番怖いのは、怪我だ。それと打撃において50代で一番劣ってくるのは、反射神経である。これは驚くほど衰えてくる。打席に入った時に、今まで投手が投げて来たボールに対してタイミングを合わせようと思って初動すると、昔の感覚が残っているからこそ「タイミングが遅れている」ことで、バットに当たってもファウルやファウルチップが増えていないだろうか。これへの対策を教えても良いが、個人差があるから、少し苦しんで会得してもらいたい。私の同じ50代の後半で、この感覚に相当苦しんでいるのだから。
仕事で毎日体を使っている人はそうでもないが、デスクワークや車ばかり乗っている人たちにとって、フィールドに出て走るって行為に関して自信を持っている50代なんてなかなかいないだろう。ましてや盗塁など、怪我に一番つながりやすい行為をしたいとすら思わなくなる。これは、年齢的で仕方がない事だろう。しかし、毎日15分でも良いので足のストレッチだけはやっておくべきだろう。怪我をしたら、こんどはそれを完治させるまでに時間がかかってしまう。そうなると、数試合は棒に振らなければならないと言う形にならんとも限らない。
「俺はまだまだ大丈夫だ。」と言う人たちに言っておく。本当にそう思っているのであれば、普段生活習慣上の節制をしているか自問してみると良い。我々の年齢と言うのは、過去から現在までの生活習慣が、簡単に身体に出始める頃なのである。それを若い頃からやってきた、酒、たばこ、仕事のストレス、家庭でのストレス、人間関係。これらが休日は逃げてくれていると思う人たちは幸せだ。なぜなら、休日ほど短いものは無いからだ。その休日で雨が降ったら野球はできない。悲しいことに食べる物ですら、選んで食べて行かなければ人生が短く終わっている人たちを、この年になると大勢見ている。食べ物、特に野菜を食べない人たちは気を付けなければいけない。理由は肉は腸内に1週間体外に排出されないと言う事だ。これは、消化をせずに、腫瘍を作りやすい原因になると言われている。極力、口から入れたものは、外へ出すことができるようにしておかなければ、新陳代謝が悪くなった半世紀生きて来た人間の体の機能には優しくないと言う事を覚えておこう。
さらには、生涯現役でいたいと言う気持ちは必ず、ディープな気持ちの草野球人には誰しも持っているものだろう。しかし、不思議なことに50代後半の年齢に差し掛かってきて、自分の体の動きと自分より年齢が若い連中の動きの違いを目の当たりにして「若い頃はあんな動きができたのになあ」と思う事がしばしば頭の中に過って来る。その時に、自分が「永遠にプレーできるわけじゃあない」と言うスローガンのようなものが脳裏に浮かび上がって来るのだ。それでゴルフの方へ移っていく方達も多くなる。80代後半の方で現役でゴルフをなさっている方たちを存じ上げている。それがゴルフは長くできると言う証拠だろう。しかし、相手投手が投げて来る球を打ち返さなければならない「動きの速いスポーツ」である野球が永遠にできるのだろうか?
そして、最大の敵は自分自身だ。年齢が行けば行くほど、団体スポーツをやっているうえで「足手まといになりたくない」と言う気持ちとの戦いが出てくるはずだ。チームに貢献ができるのだろうか?と言う気持ちともっとやりたいと言う気持ちの間で揺れることと、だんだん自分のプレーが「感覚のずれ」と言う物が、「引退しろ、引退城」と言う悪魔のささやきのごとく聞こえてくる。これは自然のことだ。もちろん、まだ50代、がんばれるはずなのだ。しかし、個人的考え方の差だろう。老いをどう考えて行くのか。プレーを愛してやまないことと、チームのメンバーに対する「アピールできなくなりつつある自分自身」との葛藤が連続で試合の度に出てくる。それをどう消化していくかであろう。これが私が自分に対してを含めての50代草野球プレイヤーの皆さんへのエールである。
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