言ってはいけない言葉

  • 虎男
    2018年06月30日 20:08 visibility604

草野球の試合で、四六時中大声を出している選手がいた。別段、相手を威嚇したりしているわけじゃあない。だが、のべつ幕なしの「味方の選手ベタ褒めコール」と言える。「良いよ~!今の良いよ~!」「今の捕球良いね~!あれは素晴らしいよ~!」「キャッチャー!今の捕り方良かったよ~!素晴らしいよ~!」相手のチームの選手に対しては一切コメントしてないので、この大声に対して相手チームベンチがクレームをつけたりすることは無いのだろう。しかし、のべつ幕なしでこういう選手が相手チームにいて、ベンチにいる時も、守備にいる時も変わらずに吠えたてているのを見て、皆さんどう思う?

 

私は別段、そういう人がいても良いとは思うが、自分のチームにそういう選手がいたら「おい。自分のチームの選手を褒めたって、別に上手くなるわけじゃあないぞ。それより、野球に集中しろよ。」と言うだろう。なぜなら、守備位置についている選手が他の選手の一挙手一投足を見ているわけにはいかない。そして、褒めるにしても、相手側ベンチで、その光景を見て薄ら笑いしているケースだってある。声を出すのって言うのは「しまって行こう!」「声出して行こう!」「ツーアウト!ツーアウト!」くらいで十分だと言える。自軍の選手褒め殺ししたところでうまくなるわけが無い。

 

ただ、こういうのべつ幕なしの人って要らぬことまで言う性質があるらしい。実はこういう話を聞いた。二点差でこの人のチームが勝っていて、終盤になって相手に満塁のチャンスをつくられたら大声のべつ幕なしがさらにエスカレート。その時に死球で1点献上したら、二塁ランナーが彼の言った言葉を聞いてしまったと言っていた。それはこう言う事。「ち!わざと当たりやがって」で、たかだか練習試合で、そんなことを言う人がいるのかと驚いた。しかも、練習試合とは言え、こういう言葉を吐くのは、悲しくなる。死球なんかわざと当たりたいなんて奴、いないよと私は思うが、たかが練習試合ですら、そういう姿勢で野球をやる人たちがいる現実を知らされたような気がしたことも確かである。野球って、なんだろう?そこまで勝ちにこだわってやらなければならないものだろうか?言葉に出るという事は、態度に出るってことだし、考えに出るって事でもある。それが、自分のチームの投手が投げたボールが打者の体に近くに投げての死球になったのを相手の打者が「得でもしたか」のように言うほどのことだろうか?その時点でまだ1点差。そして、それなら「次のイニングで。点差をひろげてやる」と思えば良いことだけで、何も相手の死球を恨むようなことを言うほど「小さな考え方」ってどうなんだろう。なんだか気持ちの貧しさを感じてしまった次第だ。

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