言い訳するような男はクズだ。

私は、仕事で30年近く働いてきた。別にそれを凄いことだとは思っていない。だが、人間であるからこそ、たまに弱音も吐きたくなる。しかし、ぐっとこらえて来たからこそ継続が可能になったのだと思っている。そして一番自分にとってモットーにしていきたいのは「継続」をしていくことだと常に思う。「継続させること」って本当は人生の中で一番難しいのかもしれない。しかし、いつも言う「10年やって第一歩と思え。」これが私の座右の銘だ。

私の草野球チームも結成10周年を迎えた時に、深々とメンバーたちに頭を下げた。「皆さんのおかげで野球をやらせていただきました。今後も、私は変わらずにチームの仕事をしていきますが、皆さんのチーム活動への出席が必要不可欠です。これからもお世話になります。よろしくお願いします。」と言ったのが、既に4年も前のことになる。

継続をさせるために大切なことは、その活動が好きであることだろう。好きこそものの上手なれ。好きってことは、その好きなことをするための諸々のことも好きでなければならないし、自分と同じ志を持った人たちに対してリスペクトし、一緒の同士であると考えることが大切で、スポーツは競い合う相手がいなければ向上できない。すなわち、「好き」と言う「情熱」が全ての基本であり、全てのエネルギーに変えてくれると言うことだ。私は、それらと同様に「言い訳をするな」と言う気持ちを持つべきだと思う。言い訳をする人間は、必ず「逃げ道」だけを作っている。逃げ道、すなわち楽に行きたい。楽して世渡りしたい。楽して金儲けしたい。楽して人間関係を繋ぎとめていたい。私は、こういう気持ちが大嫌いである。困難があれば、それに挑戦するのが男だろう。別に女だって、そういう「逃げない気持ちの人」がいっぱいいる。私は、そういう「逃げ道、退路を断つ人」との付き合いがしたい。似たもの同士とか言う言葉がある。類は友を呼ぶと言う。私は、逃げ道を求める人間になりたくない。困難だからこそ、前に進もうと努力する人になりたい。それが仕事でも趣味でも、結果が完全でなくても仕方が無いが、そのための自分の全エネルギーと一生懸命さは必要だし、出し切ってベストを尽くすことは大事だ。

私のチームに「言い訳」と「真似」と「身内に秘密」を持っていた奴がいた。もちろん、そんな人間が私のような人間の率いるチームに長居できるわけがない。なにしろ、私とは考え方が水と油。逃げ道ばかりを探していたような人間の屑。そんな人間に絶対にならないように毎日「悪いサンプル」として重宝にイメージを持ち続けさせてもらっている。「あんな奴のようになるものか」と。ありがたいことだ。彼のチームへの無貢献と捨て台詞と言い訳の「クソの三冠王」が、当時は煮えくり返るほど頭にきたが、今は「反面教師」として、役立てている。絶対にあんな人間と同じになるもんか。心底好きなものを持ってない男なんて魅力なんか無い。それに気が付いた自分は幸運だ。今後の人生でも、野球に携わって生きていく。不動の心を持って。