なるほど「人的補償やぶり」ってこの手があったか。
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虎男
2018年12月18日 00:11 visibility300
巨人の上原投手の再雇用に関して憶測が飛んでいる。別に巨人の選手だから、ぎゃあぎゃあ言っているわけではない。さすがは「裏をかくのがうまい球団」だと感心しているのだ。理由は、今回上原を左ひざのクリーニング手術が必要だから来季の契約を結ばずに「自由契約」の形にしておいた。しかし、広島の丸がFAで巨人に入ってきて、その後広島へ28人の「人的補償対象外の28人の選手のリスト」提出まで、上原を自由契約にしておいて、リスト提出後に上原を再雇用契約を結んだ形にしたのだ。これならルールをやぶっていない。しかも、上原が他の11球団の編成部から声がかかっても「自由契約」だから、上原が首を縦に振らなければ、そのまま引退って形にもなる。だが、そこは読売のうまさだ。上原はきちんと再雇用して確保しておく。人的補償対象にはならない29人目だったとしても、広島はFAの丸の代わりに上原を指名できない。この形以外の「人的補償対象外を増やす形」にするのであれば、「雇用契約」を「育成契約」にしてしまうこともできる。いわゆるこの人的補償はざるルールなのだ。巨人も以前、広島から大竹をFAでもらった時に一岡を取られてしまったことが、かなり反省をしたのだろう。今回の上原隠しの仰天自由契約には、おそらくだが弁護士にそのざるルールを指摘してもらったに違いない。今後は大勢の若手を自由契約ではなく、育成契約にしてリスト提出が終わったら、再雇用契約をするって形にする球団が増加してくる。「やったもの勝ち」だと言える内容だ。阪神はどれだけ考えているのだろうか?マスコミを極端に恐れる体質の球団だから「お人好し」に、普通にプロテクト28人以外の事を考えないでやるのだろう。若手の有望株がゴロゴロしているタイガースに西が出て行ったことで、オリックスは手ぐすねを引いて、リストがあがってくるのを待っている。今回、阪神の編成が馬鹿か否かがこの人的補償のためのリストでわかってしまうのではないだろうか。見ものである。
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