マンチェスターダービー

  • ゴロー
    2009年09月21日 14:00 visibility40

昨日行われたマンチェスターダービー、おもしろかったですね。


 


シティが大型補強したことと、テベスが夏にユナイテッドからシティに移籍したことなどで、かなり注目されたこの一戦。


 


しかもシティは開幕以来連勝中。


 


前節ではアーセナルを破り勢いに乗っています。


 


しかし、攻撃の要のアデバヨルは、アーセナル戦の危険行為で3試合出場停止。


 


一方、ユナイテッドはロナウド、テベスを放出し、昨シーズンに比べて戦力ダウン。


 


 


試合は、ユナイテッドがリードし、シティが追いつくという展開になりました。


 


開始早々2分にルーニーのゴールでユナイテッドが先制。


 


しかし、15分にシティのテベスが、普通ならキーパーが簡単に処理するボールをあきらめずに追って行って、キーパーのミスを誘い、バリーが決めて同点。


 


このテベスのあきらめないプレイ、コンサの選手にも見習ってほしい。


 


世界の一流選手でもここまでやるのですから。


 


あきらめずにプレイすれば何かが起こるのです。


 


その後、前半は一進一退の攻防が続きましたが、前半終了間際、テベスの放った決定的シュートはポストに阻まれます。


 


そして、1−1のまま終了。


 


 


後半も、開始早々の47分にユナイテッドのフレッチャーがヘッドで叩き込みリードを奪います。


 


シティも、直後の50分にカウンターからべラミーが鮮やかに決めてまた同点。


 


ここでユナイテッドにスイッチが入ります。


 


以降、「チャンピオンは俺達だ」と言わんばかりの怒涛の攻撃を仕掛け、シティは必死の防戦。


 


しかし、ユナイテッドの決定的シュートはことごとくシティのキーパーのギブンに阻まれます。


 


特に、ベルバトフは絶好機を3度とも阻まれました、と言うよりギブンにぶち当てたというほうが正しいかも。


 


シティは、まったくポゼッションできません。


 


 


そして80分、ユナイテッドのFKからまたもやフレッチャーがヘッドで叩き込み、勝ち越し。


 


このまま試合終了かと思われた89分、今度はユナイテッドのファーディナンドが痛恨のパスミス。


 


センターライン付近でボールを奪われ、パスを受けたべラミーが一気にゴール前へ。


 


そして角度のないところから技ありのゴールを決め、土壇場でシティが3たび同点に追い付きます。


 


 


しかし、このままでは終わりませんでした。


 


ロスタイム5分、ユナイテッドはFKから、左に開いていた途中出場のオーウェンにパス。


 


交代で出たもののここまで全く目立っていなかったオーウェン。


 


ちょうど「オーウェン何しに出てきたんだろ?」と思っていたところでした。


 


ボールを受けたオーウェンは、そのままゴール前に持ち込みシュート。


 


これが鮮やかに決まり、最後の最後でユナイテッドが勝利をもぎ取りました。


 


 


これぞまさにドラマ。


 


まさに「シアター・オブ・ドリームズ」オールドトラッフォードで起こったドラマです。


 


アンフィールドのワンダーボーイだった男が、オールドトラッフォードのワンダー親父になって復活した瞬間でした。


 


 


まさに「ダービー」といった試合で、面白い試合でした。


 


やっぱりユナイテッドは強かった。


 


特に、ギグスはとても35歳とは思えないプレイの正確さとスピードでした。


 


ただ、この日のユナイテッドには決定力が欠けていました。


 


ベルバトフのシュートが決まっていれば、こんな劇的な展開にはならなかったはず。


 


 


一方、シティは惜しかったです。


 


ダービーだし、できれば同点のまま終わりたかったでしょう。


 


でも、先週も書きましたが、シティには組織力がまだ備わっていないようです。


 


今後、フューズ監督がチームを組織として作り上げることができるのか、注目です。


 

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