俊輔の本当のライバル候補？：アバディーン-セルティック

2月10日のスコティッシュプレミア、アバディーン対セルティックを見ました。

この結果知らなかったんですが、アバディーンはこの後今週のUEFAカップで、ホームとはいえ、バイエルンミュンヘンにドロー(2-2、まぁ、不利だけど)という試合をしていたので、ちょっと見てしまいましたが。。

結果だけ見ると、かなりひどいことになってます。1-5でセルティックの圧勝でした。

ただ、スコア以上に、解説の人も言ってましたが、アバディーンて、良いプレーが多くて、近年の成績が上がっているのも頷けました。序盤は特にセルティックのほうが押されているというか、うまくボールを運べないような展開もあったりして。。。

とは言え、僕が見たのは前半の30分ごろからで、既にセルティックは得点を決めてました。得点者は、中村俊輔。マクギーティの左からの低くて早いクロスがゴール前をすり抜けて、逆サイドのニアに少し後ろ目から入ってきた俊輔が、左足でツメました。

という展開だったので、セルティックも焦っているという印象はありませんでしたけど。ちなみにこのアバディーンというチームはここ暫くずっとセルティックと相性が悪く、直近の3試合ぐらい？いずれも3失点以上らしいです(とこれも解説の人が言っていた)。

2点目は俊輔のアシストをしたマクギーティ。中央でボールを受けて、右サイドに少し広がるように前を向き、また中央ゴールエリア付近にドリブルしながら、左足でシュート。変わったタイミングで打ったため(ドリブルにもう一歩突っ込みそうな感じだったんですが、クロスを挙げるように、ディフェンダーの足をかわすようなボールだったような気がします)、キーパーは完璧に出遅れましたね。タイミングを外されたような感じでした。このGKラングフィールドも結構良いプレーしてたんですけどね。

アバディーンは結構調子良かったんですが、失点が続いてしまいます。相性的なものと、攻撃のツメのレベルがまだセルティックには及ばないのか、このあと、若手のジョシュ・ウォーカー（18歳だった。。)がPKを献上。若さが出たな、と思いましたがこの人、この後のUEFAのバイエルン戦で先制点を挙げて、ドローに貢献してます（試合は見てないけど)。実際、このPKはまずかったけど、プレー、特に攻撃時はかなりアグレッシブに動いてました。ミドルスブラからのレンタルらしいですので、いずれはプレミアリーグで登場することになりそうな選手です。

これで0-3になって、後半を迎えますが、後半始まってすぐに、またマクギーティが、ジダン並みのプレーを披露しました。かなりすごいです。これです。

http://www.youtube.com/watch?v=p8GdizWrCSQ

サイドからのパスを受けて、そのままいわゆるルーレットで、2人のDFの間を抜け、遅れたものの対応する3人目のスライディングよりも早く左足でクロス、

そのクロスもゴールとの距離が2mもないだろうところをゴールラインにほぼ平行に、GKの頭上を飛び越えて、3点目のPKを決めたマクドナルドがただボールを当てるだけの超絶クロスでした。

せっかくいいところまで行っていたアバディーンでしたけど、マクギーティがすごすぎて、この4点目で結構がっくり、となるかなと思ってたけど、その後1点を返して追いつかんばかりの気持ちが表れてました。良いチームですね。。しかし、もう一点取られます。

この後、俊輔がFKという場面のあと(外しましたけど)、交代します(もちろん、FKを外したことが原因ではないです。後半も半ば過ぎてたし）。で代わって入ったのが、バリー・ロブソンっていうわりとベテランぽい選手が出てきて、全く知らない選手でしたが、ダンディユナイテッドのキャプテンだったということです。どんな選手なのかな、と思って見ていると、ゴールエリア前の中央でFKになって、そのロブソンが最初のプレーでFKを蹴りました。そしたら、こいつ左利きで。しかも決めてしまいました。とはいえ、アバディーンの壁が空いてて、そこにうまく入ったので、GKは対処のしようがなかった感じでしたけど。俊輔とはタイプの違う弾道型のFKだったのですが、ポジション的にはかぶっているので、今のところは俊輔のサブという位置づけでしょうが、もしかしたらという意外なライバル候補になる可能性もあります。プレースタイルは違うような印象でしたが。

水野のライバルもたくさんですね。。

というわけで、1-5でアウェーながら、圧勝でした。

来週のCLではマクギーティ、俊輔に期待したいですね。。

メディアの期待のように、水野、俊輔みたいな布陣はまぁ、ありえないでしょうから。。