少年・少女達へ！　本質はただ一つ

今の子供達は本当にサッカーが上手ですよね。

我々が同じ時期、こんなに上手にサッカーができていたかと言えば「ＮＯ」とハッキリ言えます。

しかし、何かしっくりこないんですよね。。。

「テクニック」と「スキル」の違いというか、なんと表現していいかわかりませんが。。。

みなさんは、ボールを持っている時も持っていない時も、何を意識してプレーしていますか？

相手ですか？フリーになってる味方ですか？スペースですか？

サッカーはシンプルです！

ゴールを奪うか、奪われるか。

ゴールを奪うために相手ゴールを目指し、ゴールを奪われないために相手からボールを奪う。これが攻撃と守備の本質です。

ボールキープしているのなら一番に意識するのは相手ゴールです。

ボールロストしているなら一番に意識するのはボール奪取です。

しかし、そんなに簡単にうまく行きませんよね。だから、常にいい体勢を作るためのボディー・シェイプやスペースを作るプル・アウェイやダイアゴナル・ラン、展開を有利にするためにサイド・チェンジやバックパス。これは全て相手ゴールを意識した上で逆算した選択でなければいけません。

また、守備においても同じです。ボール奪取の基本はインターセプトです。これを意識し、尚且つ逆算してディレイやワンサイドカット、チェイスをしなければいけません。

これは理論ではなく、実戦で養われるものであり、この経験と後に知識として備わる理論が合わさることで、よりいい判断ができると思います。

サッカーの本質とは、「なんだ、そんな事か」と思えるような単純なものです。

しかしそれを、不器用な足で２２人が１つのボールを追っかけることで、とても難しくなります。でも、どんなに難しくなっても、本質というものは何も変わりません。

ゴールを奪うこととボールを奪うことを一番に意識して、それを逆算しプレーを判断しチームメートと協力して勝利を目指す。必ずしも勝者にはなれないかもしれないけど、本質を見失い勝者になるより、本質を見失わずチャレンジする方が大事だと思います。

少年・少女達へ！　サッカーの本質を見失わないで！