日本代表のモデルは身近にあった！！

皆さんは、Ｊ３のレノファ山口ＦＣご存知でしょうか？

現在首位を爆走中のレノファは、その得点力が魅力で得点ランキングＢＥＳＴ３を独占している、超攻撃型のチームです。

私が「日本代表のモデル」と言うのは、この得点力ではなく、レノファの「攻撃の質」を見てです。

現在の日本代表は、世界のスタンダードである「縦へ早い」攻撃を目指しています。しかしながら、ポゼッションを掲げた選手が多く残っている中、また縦へ早いサッカーに馴染んでいない日本人選手が多い中、なかなか上手く行っていないのが現状です。

レノファのサッカーを真似すると言う事ではなく、モデルにしてはどうかなと思います。

レノファはいい意味でも悪い意味でも、はっきりとした攻撃のパターンを持っています。

自陣でボール奪取した時はポゼッションを意識し、敵陣に入った後はダイレクトプレーを意識する。最終的にダイレクトプレーが多くなる分、オープン攻撃は比較的少ないチームです。

このダイレクトプレーの質がＪ３の中では非常に高く、特にアタッキングサードでの中盤の選手のダイレクトパスと、中盤から前線の選手の流動的なポジションチェンジは、日本代表にも十分参考になるチームだと思います。

日本代表には、岡崎選手と言うＤＦの裏を取る事に長けた選手がおり、また武藤選手のように献身的な運動量のある選手もいます。さらに宇佐美選手、原口選手、永井選手、浅野選手といったスピードのある選手もいます。

そして中盤には、調子を取り戻しつつある香川選手や本田選手のようにスキルフルな選手もおり、青山選手のようにロングパスに長けた選手もいます。

当然ながら「選手の質」でみれば、日本代表の方が何枚も上です。しかしチームとして訓練されているレノファの方が「チームの質」は上だと思います。

今現在、日本代表が抱えている問題を解消するヒントがありそうな気がしてなりません。

「運動量」・「ポジションチェンジ」・「ＤＦの裏」「ダイレクトプレー」・「ダイレクトパス」

興味がある方は、一度レノファの試合を見てはいかがでしょうか？