ストライカー

 サッカーとは特殊なスポーツで、チームスポーツ

でありながら、他人と同じことを推奨されません。

 

 その最たるものが”ストライカー”という人種です。
 
 今のサッカーは、チーム全体の走力が重要で、

走れるチームが勝ち残る傾向にあります。
 
 1試合のチーム平均は100km以上、1人10km

以上です。
 
 その中でキーパーを除くフィールドプレーヤーの

中で、走行距離が7~8kmってポジションがあります。
 
 もちろん、チームによって違いますが、それでも

極端に走行距離が少ないポジションです。
 
 それが、”ストライカー”ってやつです。

 

 ”ルイス・スアレス”・

 ”クン・アグエロ”・

 ”マリオ・マンジュキッチ”・

 ”ロベルト・レヴァンドフスキ”・

 ”エディン・ジェコ”・

 ”オリヴィエ・ジルー”・

 ”ラダメル・ファルカオ”
 
 これらは、ほとんど攻め偏重の選手たちです。
 
 中には、”マンジュキッチ”やレヴァンドフスキ”の

ように、かなり守備に力を費やす選手もいますが

(マンジュキッチはアトレチコで、レヴァンドフスキは

バイエルンで変わりました)、それでも得点チャンスには

100%ゴール前に顔を出し、味方を弾き飛ばしてまで、

自分でゴールを決めます。
 
 当然走行距離も多くはなく、だいたいチーム平均

から10%~20%減です。
 
 守らず、走らない、現代サッカーにおいて、試合に

出られるはずのない選手ですが、それでも高額な移籍金が

設定されています。
 
 それは、なぜか?
 
 単純に”得点感覚”が尋常じゃない。
 
 
 前出の選手たちは、普通ではありえない得点を決めます。
 
 それは、得点方法だけではなく、勝負所での得点感覚が、

抜群に優れている。
 

 どんなに劣勢でも彼らの1得点で、逆転勝利できる、

勝敗を左右する選手達。

 

 それだけチームメイトや監督などから、

大きく信頼されている存在です。

 

 彼らもその”信頼”をよく理解していて、

得点チャンスには、その信頼に応えるべく選手生命を

掛けて全力で点を取りに行く。
 
 かの神様ジーコにして、
 
 「優秀なディフェンダーは練習で作れるが、ストライカー

だけは天性の才能だ」
 
 と、言わしめる存在です。


 
 もしも、サッカーを見る機会があったら、そのチームの

”ストライカー(センターフォワード)”に注目してみてください。
 
 
 ただ、彼らはゴールシーン以外ではテレビには

映らないんですけど(笑)

 

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