完コピ???

日本ソフトボール協会HPより引用[d223]


第41回日本男子西日本リーグが開幕。

第1節が高知県高知市の春野総合運動公園において開催された。


 第1節は、当初4月21日(土)・22日(日)の2日間開催の予定であったが、初日、2日目とあいにくの雨にたたられ、初日は第2試合から降りはじめた激しい雨の影響を受け、第2試合終了後、第3試合途中での降雨ノーゲームが決定。2日目も降り続いた雨のため、試合は中止され、予備日であった3日目に、当初2日目に予定されていた8試合が実施される形となった(今節中止・延期となった4試合は、今後調整の上、次節以降の日程に組み込まれる)。


 結果は、大阪桃次郎と平林金属が開幕3連勝。地元・高知パシフィックウェーブも2連勝を飾り、好スタートを切った。また、昨シーズン西日本リーグ、決勝トーナメント「連覇」を成し遂げた王者・ダイワアクトは、今節を2勝1敗で終えたものの、開幕戦となった初日のNeo長崎戦で、エース・アンドリュー・カークパトリックが投球動作中に体勢を崩し、足首を捻挫。途中降板を余儀なくされ、2戦目以降も試合への出場を見合わせる予想外のアクシデントに見舞われた。今シーズン西日本リーグ、決勝トーナメントともに“3連覇”をめざすダイワアクト。ダイワアクトにとって、今シーズンもアンドリュー・カークパトリックがチームの「柱」、「不動のエース」であることに変わりはないだけに、今後の戦いに向けて、万全な状態でのエース復活が待たれるところであろう。西日本リーグ、決勝トーナメント「連覇」の立役者となった切り札が、次節までにどこまでコンディションを回復させてくるのか、また、次節ではどのようなピッチングを展開するのか注目したい。

 開幕3連勝を飾った大阪桃次郎と平林金属の今節の戦いを振り返ると、大阪桃次郎は初戦のオール福岡戦に、中島幸紀、筒井拓友、猪股要、中村健二、今井光太郎の5本の本塁打を含む長打攻勢で13-1の5回コールド勝ち。日本代表、ニュージーランド代表、元U19日本代表の顔ぶれをズラリと揃えた自慢の強力打線がいきなり爆発し、快調なすべり出しを見せると、次戦の上位を争うライバル・旭化成戦でも3回裏に3点を先制するなど打線が好調を維持。終盤に失点を許し、1点差に詰め寄られはしたが、初戦に続き先発投手を任された中島幸紀が最後まで粘り強いピッチングを展開。4-3で逃げ切り、接戦を制した。今節最終戦となったジェイテクト戦では、再び打線が爆発。中村健二、ドニー・ヘイルの本塁打などで12-1の6回コールド勝ちを収め、開幕3連勝を飾った。

 同じく開幕3連勝を飾った平林金属は、初戦であるジェイテクト戦の4回裏、谷口淳の本塁打などで3点を先制。6回表、開幕投手を任された横畠充がツーランを浴び、1点差に詰め寄られるなど、予想外の苦戦を強いられたものの、3-2で勝利を飾ると、次戦のNeo長崎戦では一転、初回から快調に得点を積み重ね、小見山敦吏、松田光、谷口淳の本塁打など長打攻勢で10-0の6回コールド勝ち。今節最終戦となった王者・ダイワアクトとの一戦では、初日の足首の捻挫で試合への出場を断念した「不動のエース」アンドリュー・カークパトリックに代わり、先発したダイワアクト・田中亮多の立ち上がりを攻め、いきなり4点を先制。その後も4回表に6点、5回表、6回表に1点ずつ、7回表にダメ押しの3点を追加するなど、4回以降毎回得点を挙げる猛攻で15-4の圧勝。決して“エース”を打ち崩したわけではないが、王者を相手に二桁得点を奪う打線の「爆発力」を発揮し、充実した戦いぶりを見せた。

 地元での開幕を迎えた高知パシフィックウェーブは、初戦となったジェイテクト戦に、11-0の5回コールド勝ち。チームの切り込み隊長・小野洋平、選手兼監督として今シーズンもチームを引っ張る岡本友章、日本代表のニューフェイスでもあり、昨シーズンからチームの正捕手を務める片岡大洋が、それぞれ豪快な本塁打を叩き込み、快調なスタートを切ると、続くウエストSBC戦では、エース・高橋速水が3回表にソロ本塁打を浴び、1点を先制されたものの、すぐさま打線が援護。田中省次の本塁打などで再び打線が勢いづき、3回以降小刻みに1点ずつを挙げ、4-1で勝利。地元の大声援に応え、まずは好調なスタートを切った。しかし、今シーズンは、内野手の安井宏光、岡林秀明がしばらくリーグ戦に参加できないという状況から、これまで投手であった山尾竜則を急遽ショートのポジションへコンバート。内野の要が不在という苦しいチーム事情を抱えており、次節以降、上位を争うライバルとの対戦で、どのような戦いぶりを見せるのか。チームとしてもまだまだ手探りな状態にあるといえるだろう。

 王者・ダイワアクトは、初日のNeo長崎戦に、アンドリュー・カークパトリックの投打にわたる活躍と、深川清一郎の本塁打などで2-0の完封勝利。2戦目以降は、初戦でケガをしたアンドリュー・カークパトリックに無理をさせず、代わりに田中亮多を先発投手に起用する戦い方となったが、次戦のオール福岡戦では、その不安を吹き飛ばすかのように打線が爆発。深川清一郎の2本の本塁打を含む計5本の本塁打などで、11-1の5回コールド勝ち。今節最終戦となった平林金属戦は、先発した田中亮多が打ちこまれ、4-15の大敗を喫したが、第1節を2勝1敗と勝ち越した。次節でのエース復活はなるのか、また、エースが出場できない場合に、どのような戦い方で勝ち星をつかみ取っていくのかが楽しみである。

 この他、第1節を終了し、旭化成、ウエストSBCがともに1勝1敗。Neo長崎、オール福岡、ジェイテクトはともに今節勝ち星なく、開幕3連敗の苦しいスタートとなった。
 男子西日本リーグ第1節、全チームの成績は下記の通りで、第2節は6月1日(金)~3日(日)の3日間、大阪府大阪市において開催される。


動画はこちら[d228]

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=YQfP3DchZTg

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。