コロッケパン行方不明事件 解決編

  • よし
    2010年11月22日 13:42 visibility110

今回のRDカップの参加者は全部で6ペア。
そのうちの4組がLaBOLAの参加者です。
つまり、よこちゃん&HOR、naka&鉄人I田、A池&秀くん、よし&ひろりん。
知らない人は、残りの2ペアだけ。



その6ペアを2つのブロックに分けて、まずは3ペアでの総当たり戦を行ないます。
Aブロックはよこちゃん&HOR、naka&鉄人I田、A池&秀くんのLaBOLA組が揃い、Bブロックはその他の3ペア。
つまり、僕たちが予選で戦う相手は初めて試合をする2ペアとなります。
顔見知りとの試合だと、どうしてもお遊び意識が芽生えて緊張感が薄れてしまうので、この対戦は嬉しいかぎりです。



初戦は僕たち以外の2ペアの対戦。
本来なら、その試合をしっかりとチェックして、自分たちがどう戦うべきなのか作戦を練るべきなのでしょうけれど、僕の頭の中には失われたコロッケパンのことしかありません。
姿を消したコロッケパンを探し求めて、芝生の上をうろうろと徘徊します。
テニスのことなんて、どうでもいいです。
「僕のコロッケパン、僕のメンチパン、僕の大事な大事なお昼ご飯、いったいどこに行ってしまったんだよお!!!」
ほとんど状態です。
食べるものがないとなると、とたんにお腹がすいてきたような気になります。
どんどんどんどんお腹がすいているような気がしてきます。
ああ、何か食べたい。お腹がすいたあ!
「腹減った♪ 腹減った♪」と、と化して踊り出したくなってしまいます。
しかし、食べるものもないままに、僕たちの試合の番となります。



6-1で勝ちました。
頭の中にはコロッケパンのことしかなかったので、ほとんど試合の内容は覚えていません。
前の方でひろりんさんがバシバシポイントを決めていました。
僕はサービスを打つのと、リターンを返す以外は、ボーッと立っていただけでした。



連チャンでもう1試合となります。
6-1で勝ちました。
少しはコロッケパンのことも忘れて攻撃に参加しようと思って前衛アタックを打ってみましたが、あっさりつかまってポイントを取られました。
何もしないで、コロッケパンのことを心配しているだけの方がよかったみたいです。



ほとんど何もしないままに、ブロック優勝を果たし、上位ブロックでの戦いに進みます。
上位ブロックへの出場ペアは、同じく全勝で勝ち上がってきたよこちゃん&HORペアと、1勝1敗の得失点差で勝ち上がってきたnaka&鉄人I田ペアです。



まずは、よこちゃん&HORペアとnaka&鉄人I田ペアの対戦。
予選ではよこちゃん&HORペアが勝っているのだけれど、さすがに同じ相手に遅れをとるnaka&鉄人I田ペアではありませんでした。



決勝戦第2試合は僕たちとnaka&鉄人I田ペア。
ここで僕らが負ければ、naka&鉄人I田ペアの優勝が決定します。
でも、それよりも気になるのは、コロッケパンの行方です。
ひろりんさんが、「これに勝てば、僕のパンをひとつあげるから」と言うので、俄然やる気が出てきます。よしっ、勝つぞお!
すると、nakaさんが「これに負けたらコロッケを差し上げますよ」と邪悪な提案をしてきます。
うっ、悩ましい!!
できれば、ふたりからパンとコロッケをもらって、コロッケパンにしたいのだけれど、いい方法はないものだろうか?



試合がスタート。
自分のサービスは、とにかく相手が返すのがやっというサービスを打ちさえすれば、あとは前にいるひろりんさんが全部スマッシュで決めてくれるので、とっても楽です。
今日はフラットサービスが入らない日のようだったので、スピンスライスサーブを思いっきり打ち込みます。
I田さんのサービスは、すべて目の前にいるnakaさんにぶつけていきます。
肩の力がいい具合に抜けていて、ラインすれすれのストレートを抜いたり、nakaさんのボレーミスを誘ったりして、ほとんど完璧な展開です。
nakaさんのサービスは、クロスに思いっきり打ち返します。
とにかく、I田さんとの勝負を避け、nakaさん狙いに絞り込みます。なぜなら、I田さんが恐いから。I田さんにはかなわないという思いが、すっかりと刷り込まれています。
ひろりんさんは、ゆるいボールでロブやドロップショットを多用して、相手を翻弄します。
結果は、6-2? 6-3? 忘れました。
とにかく、勝ちです。
ひろりんさんの守りが鉄壁なので、負けそうな気がまったくしませんでした。
後ろで左右に走らされることもなく、体力的にもとっても楽です。
これで、nakaさんからコロッケをもらえることができなくなってしまいました(涙)



そして、よこちゃん&HORペアを相手の最終決戦です。
ひろりんさんは、よこちゃんの超曲がるサービスに苦戦していますが、こちらはすっかり慣れっこです。
回り込んで、ドッカーンと打ち込みます。
こちらのサービスは、なぜかよこちゃんが相手の時だけ見事に決まります。
フラットサービスは1本も打っていないのですが、フラットサービスだったと勘違いされるほどスピードの乗ったスライスサーブがコーナーに突き刺さります。
HORさんが相手の時には、なぜかファーストサービスが入りません。
よこちゃんが「なぜ、自分の方にばっかり」と怨めしそうな表情をしています。
まいったのは、HORさんのリターンからの攻撃。
ひろりんさんのサービスを、ことごとく僕にぶつけてきます。
ひろりんさんは「ネットにベタ詰めでいいですよ」と言ってくれるのですが、それって、攻撃してくるHORさんとの距離を縮めることにしかなりません。
目の前からぶつけてくるボールに、なんとかラケットを当てることはできても、相手のコート内に入りません。
でも、結局は6-1で勝ち。



かくして全勝で優勝を決めて芝生に戻ると、秀さんの様子がおかしいです。
なにやら挙動不審です。
「あの…、僕のテニスバッグの中に、なぜかコロッケパンが入ってるんですけど…」
犯人は秀さんだった!!
「僕じゃないですよ。僕が入れたんじゃないですよ。よしさん、自分で僕のバッグの中に入れませんでした?」
必死に弁明する秀さんに、みんなの疑惑の視線が向けられます。
「さすがだなあ。一番犯人らしくない人物が犯人というのは、ミステリーの常道ですね」
HORさんが突っ込みます。
「一番お金持ちの秀さんが、まさかコンビニのコロッケパンを盗むだなんて…」
よこちゃんが驚愕の表情で秀さんを見つめます。
「僕じゃないですよお!」
秀さんの叫びが青空にとどろき渡ります。
結局、どうして秀さんのテニスバッグの中に僕のコロッケパンが入っていたのか、その真相は謎のままですが、優勝を決めた上でコロッケパンまで戻ってきたのですから、僕は大満足です。
かくして、ようやく、空腹を満たすことができたのでした。



時間が余ったところで、4ゲーム先取のシングルスゲームをやらせてもらいました。
鉄人I田さんを相手にしたところ、それまでの絶好調が嘘のようにボロボロの展開。
肩に力が入りすぎていて、ぜんぜん相手になりません。
1-4であっさり負けです。



nakaさんを相手にしたところ、一気に3ゲームを先取してこのままストレート勝ちと思ったのですが、そこから2ゲームを取られて3-2と追い上げられてしまう。さすがはnakaさん、簡単には勝たせてもらえません。
しかし、そこからサービスでポイントを稼いで、最後も自分でもほれぼれとするようなノータッチエースを奪って4-2で勝ち。
nakaさんに勝ったのは久しぶりです。



2008年7月に初めてRDカップに参加してから2年、13回目の挑戦で、ようやく優勝をすることができました。
我がテニス人生で初めての表彰状です。
ひろりんさんと組めたおかげですね。
ありがとうございます。
ぜひともまたペアを組んでRDカップに挑戦させてください。
そして、nakaさん、いつもこういう場を用意してくださってありがとうございます。
忘れた頃にひょいと参戦する程度ですが、これからも挑戦を続けますので、よろしくお願いします。



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