ありがとうペップ

失って初めて気付いた恋心のような…。
こんなにも好きだったなんて…。


思い返せば2008年。
当時、サッカーにはあまり興味が無く、日本代表の試合すら観なかった私。
周りからは非国民だとか言われてた私が、友人に説得されてなんとなく観始めたユーロ。

新しいスタイルの攻撃的サッカー。
躍動するクワトロ・フォゴネス。
「こういうサッカーは魅力的だけど、結局負けたり、優勝できなかったりするんだよなぁ」という安直な素人の私の予想を裏切り優勝。

2年後を楽しみにして、惰性で観始めたリーガ…。

かつての憧れの「4番」がそこにいた…。
スーツ着てる…。
え?だって引退して、そんなに時間経った?

若干37歳の青年監督。
若すぎる…。いくらなんでも…。バルセロナというビッグクラブを率いるには…。

開幕から1分1敗。やっぱり…。

今思えばロナウジーニョ、デコというクラックを切り捨て、カンテラーノに未来を託したあなたへのプレッシャーは相当な物だったはず…。

1勝、2勝、3勝…。なんだこれ。

4勝、5勝、6勝…。おいおい。

7勝、8勝、9勝…。これ本物じゃないか!?
もしかすると歴史上最高のチームを、リアルタイムで観ているんじゃないのか!?

初年度6冠。リーガ3連覇。様々な偉業を成し遂げたあなたは、常に紳士的で、相手をリスペクトし、哲学的で、ユーモアに溢れてました。
あなたの一挙手一投足に、サッカーに対する情熱と知性と誇りを感じました。

あれから4年。またユーロが始まりました。
私は、週末のバルサの「ショー」だけでなく、サッカー、フットサルも新たに始め、日本代表の試合も観ています。

今のこのサッカーライフがあるのは、あなたのお陰です。
今、自分の人生が幸せだと言えるのは、あなたのお陰です。
あなたが退任すると言った時に、悲しいけど、受け入れる事ができたのは、あなたのお陰です。

ありがとう!ペップ。

本当にお疲れ様でした。

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