俺から見たバルセロナ対ベティス

第2節、バルセロナ対ベティスです。

 

バルサは、スアレス、メッシ、デンベレが怪我で、CFにグリーズマン、右にカンテラーノのぺレス、左にラフィーニャを配置。中盤はセルジ・ロベルトとデ・ヨング、アンカーにブスケツで臨みました。

 

 

前半

ベティスは4-4-2の守備ブロックを作って守ります。

 

3分、バルサは左サイドから強引に崩し、アルバのクロスにラフィーニャが合わせますが、シジネイがブロック。

 

6分、右からペレスが強引にドリブルを仕掛け、グリーズマンがこぼれ球を拾ってミドルシュート。DFに当たりわずかに枠の左へ外れます。

 

7分、バルサが流れるようなパスワークを拾う。左サイドでグリーズマン、ラフィーニャ、アルバが連携して崩し、中央のセルジ・ロベルトが受けてラフィーニャがフィニッシュと思いきや、ペドラザがカットします。

 

とても見ごたえがありました。

 

13分、左サイドからラフィーニャが仕掛け、中央のグリーズマンにパス。グリーズマンはダイレクトでミドルシュート。マルティンがキャッチします。

 

14分、ブスケツの横パスをカナーレスがするすると出てきてカットし、ショートカウンター。カナーレスは左のロレンにパス。ロレンはタメを作って中央に走りこんだフェキルにスルーパス。フェキルはあテア・シュテーゲンと1対1になり、ファーサイドに流し込みます。

 

ベティスがワンチャンスを活かして先制します。

 

この1点で、ベティスは精神的に優位に立ち、守りを固めますが、カウンターに行けない状態。バルサはベティスを押し込むもシュートチャンスが作れない膠着状態が続きます。

 

32分、ラフィーニャが右サイドでセルジ・ロベルトとパス交換をしてカットインからチャンスを作るも最後に足を滑らせてシュートは打てません。

 

37分、ブスケツが中央でボールをキープし、左サイドをオーバーラップしたアルバに絶妙なスルーパス。フリーで抜け出したアルバはグラウンダーのクロスを入れます。ラフィーニャが合わせますがシジネイがブロック。決定的なチャンスでした。

 

40分、テア・シュテーゲンが素早く右サイドのセメドにフィード。セメドは素早く持ち上がり、ワイドに開いたペレスにパス。中央でDFラインの裏へ走り出したセルジ・ロベルトはDFがついてきたのを確認し急停止してパスコースを作ります。ペレスはセルジ・ロベルトにパス。セルジ・ロベルトは間髪入れずDFとGKの間に絶妙なクロス。グリーズマンが飛び込みスライディングボレー。マルティンが触りますがセーブしきれずゴール。

 

グリーズマンのバルサでの公式戦初ゴールで同点に追いつきます。

 

42分、右からペレスのクロス。DFに当たるも勢いよくゴール前に飛んだボールにラフィーニャがつめますが触れず。押し込めば1点だったのにもったいない。

 

前半は1-1で折り返しました。

 

後半

4分、高い位置でボールをカットしたバルサが速攻。グリーズマンを中心に中央から崩し、一度はボールカットされますがセルジ・ロベルトが拾って右に流れたグリーズマンへパス。グリーズマンは右45度からコントロールシュート。ファーサイドネットに吸い込まれます。

 

バルサが逆転に成功します。

 

8分、バルサの速攻。左のグリーズマン、中央のセルジ・ロベルトを経由して右のぺレスへ。ペレスは中に持ち出しニアへシュートも枠を外します。

 

10分、ベティスのペナルティエリアの外でブスケツがボールを奪い返して右のセメドへスルーパス。セメドはゴールライン際で一瞬タメてマイナスのクロス。ペレスが中にトラップしてファーサイドに流し込みます。

 

ペレスのリーガ初ゴールでバルサが3-1と突き放します。

 

14分、またしてもベティスのペナルティエリアの外でブスケツがボールを拾い、左のアルバにスルーパス。アルバはタイミングがずれましたがシュート。ファーサイドに流し込みます。

 

怒涛のゴールラッシュで4-1とします。

 

3点差になりゲームが落ち着きます。

 

31分、ベティスの攻撃が不発に終わり、バルサのゴールキック。テア・シュテーゲンが素早くボールをセットし前方のセルジ・ロベルトにパス。バルサの速攻が始まります。セルジ・ロベルトは右サイドのデ・ヨングに展開。デ・ヨングはドリブルで持ち上がり左のペレスにスルーパス。ペレスはスライディングで折り返し、ファーサイドに走り込んだビダルがニアサイドにシュートを突き刺します。

 

交代で入ったビダルが結果を出し5-1とします。

 

33分、バルサのビルドアップ。ラングレから前線のグリーズマンにくさびが入り、グリーズマンはダイレクトでデ・ヨングに落としますがパスがずれてロレンがボールをカット。ロレンは前に持ち出し右足一閃。強烈なシュートをゴール右上隅に突き刺します。

 

ベティスが1点を返して5-2とします。

 

40分、途中出場のファティがサイドチェンジのパスを受けて右サイドからドリブルで仕掛けます。縦に持ち出してシュートを放ちますが、枠の左へ外れます。

 

試合はそのまま終了。バルサが5-2と圧勝しました。

 

気になったプレーヤー

#17グリーズマン

序盤は下がってボールを受けて何とかしようとしていたが、最前線にとどまることでゴールチャンスを得て得点を奪った。周囲との連携も初戦とは比べ物にならないくらい良くなった。メッシとの共演はまだだが、今シーズンはメッシ、スアレス、グリーズマンで3トップは決まりと言っていいと思う。

 

#27カルレス・ペレス

プレシーズンの神戸戦で2ゴールを決めた選手。この試合でも1ゴール1アシスト。ドリブルが得意だが、すごくうまいというわけでもない。でも、得点を奪える“もっている”選手。ペドロのように今後大化けすることを期待します。

 

#12ラフィーニャ

序盤は攻撃の中心となったが、ゴールに見放される。ここでゴールを決められるようになると評価が上がってくるのだが、いつも“おしい”選手。良い選手なので、カルレス・ペレスのような運がほしい。

 

#20セルジ・ロベルト

序盤はボールに絡む機会が少なかったがめげずにフリーランニングを繰り返し、同点ゴール逆転ゴールに絡む。今季は中盤での起用が目立つが、いよいよ本領発揮できるかな。個人的にはとても好きな選手です。

 

#5ブスケツ

先制点を与えるパスミスがクローズアップされそうだが、あれは受け手(ラングレだったかな?)が後ろにいたカナーレスに気づいていなかったというミスもあるのでしょうがない気がする。一方でそれ以外のプレーはハイレベル。ベティスを押しこむことができたのはブスケツを中心にクリアボールを回収していたからで、バルサの3点目、4点目の起点になっている。この試合の陰のMVPです。

 

#18ジョルディ・アルバ

メッシがいなくても左サイドを何度も駆け上がりバルサの攻撃を牽引。

 

#21デ・ヨング

ブスケツとの連携を高めたい。パスを出して、受ける、再び出すでリズムを作りたい。それができるだけのポテンシャルはプレシーズンで見せてくれたので、今後はどんどん良くなると思います。

 

ベティス

#16ロレン

先制点のスルーパスに、強烈ミドルシュート。昨シーズンは点取り屋というイメージはそれほど感じなかったが、この試合では、以前の評価を覆すほどの活躍を見せた。今後、さらなる伸びに期待したい。

 

総括

バルセロナ

昨シーズンに比べて、爽快感があるチーム編成になった気がする。中盤の組み合わせのバリエーションが増えたことが大きく、パスを回して崩すバルサスタイルの復活を期待させる試合だった。序盤はベティスの守りに得点を奪えなかったが、パス回しはスムーズだったし、膠着状態だった時間帯もベティスにボールを持たされている感じはそれほど受けなかった。メッシ、スアレスが復帰したらどうなるのかとても楽しみです。

 

ベティス

守備に重点を置いて試合に臨み、ラッキーな先制点を奪うもカウンターはほとんど繰り出せず、同点に追いつかれ、逆転を許したところで集中力が切れて守備が崩壊する。結果論ですが、ゲームプランがいまいちでした。

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