俺から見たドルトムント対バルセロナ

チャンピオンズリーグ、グループリーグ第1節、ドルトムント対バルセロナです。

 

バルサは、右WGでファティ、CFにスアレス、左WGにグリーズマンを先発起用。中盤以下は直近のバレンシア戦と同じでした。待望のメッシはベンチからのスタートです。

 

前半

開始から5分、ドルトムントは激しく前からプレスをかけ、試合の主導権を握りにかかりますが、時間の経過と共にバルサがボールを保持し、徐々にバルサペース。また、ドルトムントは左SBに入ったゲレイロが、ファティのところを突こうとしているように見え、左サイドから攻撃の起点を作ろうとしているように見えました。

 

11分、セメドの縦パスをドルトムントDFがカットするも、ファティが拾って前方のスアレスへ。スアレスはグリーズマンに落とし、グリーズマンは中に持ち出しシュート。DFに当たり、ゴール左へ外れます。

 

12分、バルサのコーナー。ニアでピケがそらすも中で誰もつめられず。触れば1点というシーンでした。

 

20分過ぎから、ドルトムントがボールを保持しだし、ドルトムントペースに傾きます。

 

24分、ドルトムントの速攻。左サイドからアザールがカットインしてスルーパス。ロイスが抜け出し、テア・シュテーゲンと1対1位になるも、テア・シュテーゲンは素早く距離をつめてセーブします。

 

35分、バルサは左サイドからフリーキック。GKの前にクロスを送りラングレが飛び込むもDFがクリア。ゴール前に上がったボールをビュルキがパンチングも正面に飛ばしてしまい、ファティが拾ってシュート。しかし、DFがブロックします。

 

38分、ドルトムントがカウンターからチャンスを作ります。ラングレがボール処理にもたついたところをロイスがカット。ロイスは左中央のパコ・アルカセルにパス。パコ・アルカセルはタメて中央にパス。サンチョが走り込みシュート。しかし、枠の上に外します。

 

40分、バルサにアクシデント。アルバがボールを蹴った際に左足を負傷。セルジ・ロベルトが投入され、右SBにセルジ・ロベルト、左SBにセメドが入ります。

 

一進一退のまま、同点で折り返します。

後半

2分、セメドがオーバーラップから中に持ち出しスルーパス。スアレスが抜け出し、角度のないところからシュート。ビュルキがセーブします。

 

ドルトムントが流れをつかみ始めます。アルバの抜けた影響が大きいです。

 

8分、ドルトムントは左サイドからフリーキック。中央でフンメルスがフリーでヘディングシュートを放ちますがオフサイドでした。

 

9分、右サイドからサンチョがドリブルで切り込みます。切り返しにセメドが足を出してひっかけドルトムントがP.K.獲得。ロイスがゴール左下隅を狙いますが、テア・シュテーゲンが完全に読み切りストップ。少しこぼれますがセカンドボールも難なくキャッチします。

 

テア・シュテーゲンのファインセーブで、ドルトムントは絶好機を逃しました。

 

14分、バルサはファティに代えてメッシ、ブスケツに代えてラキティッチを投入します。

 

25分、ドルトムントはボールをつなぎ、右サイドのスペースに走り込んだアザールがグラウンダーのクロス。パコ・アルカセルが合わせますが、枠の上に外します。

 

ちょっと当てる角度が違えば1点入っていたかもしれません。

 

29分、右のサンチョに展開し、サンチョはニアに走り込んだハキミにパス。ハキミはマイナスのクロス。ロイスがフリーで合わせますが枠の上に外します。

 

31分、バイタルエリアでボールを受けたブラントが強烈なミドルシュート。バーに嫌われます。

 

32分、ラングレが自陣深く左サイドでボールをクリアするも、サンチョがカット。サンチョはカットインからパコ・アルカセルとワン・ツーを狙いますが、わずかにずれてロイスのフォローを使ってサンチョが右のブラントに展開。ブラントはグラウンダーのクロス。ロイスが合わせますが、テア・シュテーゲンがセーブ。

 

48分、ピケが左のセメドに展開。セメドは前方のスペースに走り込んだスアレスにパス。スアレスはファーサイドにクロス。メッシがトラップからシュートもデラネイがブロック。

 

後半もスコアは動かず、0-0の引き分けでした。

 

気になったプレーヤー

ドルトムント

#15フンメルス&#16アカンジ

カバーリングが絶妙。バルサがサイドを崩しかけると的確なカバーリングでピンチの芽を摘んでいきました。この2人がドルトムントのキーマンでした。

 

#11ロイス

P.K.も含めチャンスは結構あったけど、ことごとく失敗。

 

#23アザール

広範囲に動き回りチャンスを作った。初めて見たけど好印象。

 

バルセロナ

#1テア・シュテーゲン

この試合のバルサ側のMVP。P.K.ストップにロイスのシュートをことごとくストップ。

 

#10メッシ

復帰初戦はコンディション不良といった感じ。これから上げていきたい。

 

#9スアレス

バレンシア戦同様、コンディションはまだまだ。

 

#16ファティ

ボールをもらう動きはとてもいい。相手に囲まれたときに無理なドリブルやパスをしない判断力を養いたい。守備では、フィジカルの弱さを露呈。16歳ということを考えればしょうがないので、このような経験をたくさん積んで成長してほしい。

 

#8アルトゥール

最近「99%抜けるドリブル理論」の本を読み、アルトゥールの技術について解説を読んだせいか、ボールキープの際のドリブルの見事さに脱帽。本業のゲームメイクはドルトムントの守備ブロックに手を焼き後半は上手くいかず。パスコースを上手に作れる味方がいるかどうかでパフォーマンスが変わります。今後はだれにでもいいパスを出せるようになりたい。

 

#21デ・ヨング

バレンシア戦の出来からすると物足りないが、攻守にわたり運動量豊富に貢献した。

 

#17グリーズマン

スアレスがいたためWGでの出場。これからもWGでの起用が増えていくと思うが、守備はさぼらないので攻守のバランスを上手く取って攻撃でも貢献したい。

 

#18アルバ

怪我で交代してからバルサのパフォーマンスが落ちた。復帰まで2週間程度みたいだが、しっかり治して復帰してほしい。

 

総括

ドルトムント

上手く試合をコントロールしていたと思うが、勝ち点3を奪いたかった内容だった。特に後半は完全に主導権を握ってチャンスも作ったのだから1点は奪いたかった。

 

バルセロナ

ファティを抜擢したが、ゲレイロに狙われてしまった。アルバの怪我で劣勢に立たされたが、何とか乗り切って勝ち点1を確保した感じがする。メッシ、スアレスのコンディションを上げていけば楽になるが、過密日程が組まれているのでそれまでが大変かもしれません。アルバの代役、左SBのジュニオールの活躍に期待したい。ベティスでの輝きを見せてほしい。

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