俺から見たスラヴィア・プラハ対バルセロナ
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ゆーすけ
2019年10月26日 22:30 visibility334
チャンピオンズリーグ、グループリーグ第3節、スラヴィア・プラハ対バルセロナです。
バルサは現時点でのベストメンバーを送り込みました。
前半
2分、メッシが右サイドの高い位置でパスカット。メッシは中央左を上がってきたアルトゥールへパス。アルトゥールは中へ持ち出し、DFを5人引き付けてメッシへリターン。メッシはダイレクトでゴール左へ流し込みます。
バルサが幸先いい先制点を奪います。
バルサは前からプレスをかけられるときはかけていきます。スラヴィア・プラハは丁寧にビルドアップを試みますが、上手くいきません。
一方、スラヴィア・プラハはデ・ヨングにシェフチク、アルトゥールにゼレニーをマンマークで付けます。デ・ヨングはやりにくそうにしていましたが、アルトゥールはボールを受けてはいなして展開とそれほど苦労している様子はありません。バルサの攻撃の起点はピケ、ラングレに移っていきます。
19分、シェフチクが右サイドからドリブルで持ち上がり、アルバ、ブスケツを抜き、左のボリルにパス。デ・ヨングが触りますが、ボリルが拾ってマイナスのクロス。ゼレニーが合わせますが、テア・シュテーゲンがセーブ。
27分、右サイドからメッシのフリーキック。ニアでブスケツがそらしたボールがDFに当たりラングレの前へ。ラングレはシュートを試みますが、当たり損ねて力なく、コラルにキャッチされます。
28分、アルトゥールからグリーズマンにくさびが入ります。グリーズマンは右サイドを駆け上がったセメドにフリック。セメドがDFラインを突破しニアに走り込んだスアレスにパス。スアレスはシュートを放ちますがニアへ外します。
35分、左サイドでピケのクリアを拾ったスラヴィア・プラハは左サイドを崩してクロス。マソプストがシュートを放ちますが、テア・シュテーゲンが正面でキャッチ。
36分、スラヴィア・プラハは高い位置でボールを奪いオラインカがピケをかわしてシュート。テア・シュテーゲンがファインセーブ。
37分、右のメッシがニアに走り込んだスアレスへスルーパス。角度のないところからスアレスはシュートを放ちますがコラルがキャッチします。
39分、バルサがカウンターかを仕掛けますが、シュートを打てずにスラヴィア・プラハのDFが戻ってきます。スアレスが強引にシュートを放ちますがDFがブロック。こぼれ球をデ・ヨング拾ってシュートしますが、コラルがセーブします。
45分、ボリルが左サイドからロングフィード。ピケがもたつきボールコントロールをミスしたところをマソプストが拾ってシュート。枠の右へ外します。
前半は1-0でバルサがリードします。スラヴィア・プラハは中盤をマンマークでついていたので後半は運動量が落ちるかなと思いました。
後半
後半頭からスラヴィア・プラハはゼレニーに代えてテツルを投入します。アルトゥールに振り回されたから手を打ってきたのか、1点ビハインドを取り返しに来たのはスラヴィア・プラハの選手を詳しく知らないのでわかりませんが、早めに交代カードを切ってきました。
開始とともにスラヴィア・プラハは前からプレスを敢行。1点を取りに来ます。
4分、スタンシウが中央へロングフィード。右サイドから走り込んだマソプストが受けて左に流れなます。その間に左サイドからボリルがクロスするように走り込みます。マソプストはDFを引き付けてボリルにパス。バルサのDFの真ん中がぽっかりと空き、ボリルはトラップからシュート。ファーサイドに決めます。
スラヴィア・プラハが1点を返し、同点とします。
8分、スラヴィア・プラハは前からプレスをかけてボールを奪い、スタンシウがミドルシュートも枠の左へ外れます。
11分、メッシの左サイドからのフリーキック。ファーサイドに蹴ったボールをオラインカが触りますが、ファーサイドのスアレスがトラップして角度のないところから折り返し。再びオラインカに当たり、ゴールに吸い込まれます。
バルサがオラインカのオウンゴールですぐさま勝ち越し点を奪います。
22分、メッシが中央から左サイドのアルバに展開。アルバはニアに走り込んだメッシにリターン。メッシは縦に持ち出し角度のないところからシュート。コラルがセーブします。
24分、バルサの速攻。メッシが中央から右のスアレスにスルーパス。スアレスはトラップからシュートを放ちますが枠の左へ外します。
29分、スラヴィア・プラハの中途半端なクリアを拾ったバルサ。ブスケツが左のアルバにループパス。DFラインを突破したアルバは中央へグラウンダーのクロス。メッシが走り込みつめようとしますがつめ切れず、ゴール右へ外します。
37分、バルサの速攻。デンベレが左サイドから中央にドリブルし、左に流れたスアレスにラストパス。スアレスはシュートを放ちますが、コラルがセーブ。
ラスト5分でスラヴィア・プラハが猛攻を仕掛けますが、バルサDFを崩しきれずシュートを放つので、ピケやラングレを中心にことごとくブロックされます。
バルサも時折カウンターを仕掛けますが得点を奪えず、試合は2-1でバルサが勝利しました。
気になったプレーヤー
スラヴィア・プラハ
#18ボリル
左サイドを運動量豊富に上下動し、得点も奪う。
#9オラインカ
粗削りだが、ポテンシャルは高そうなFW。シュートを枠に飛ばせる技術が身に着けば大化けしそうです。
#1コラル
失点シーン以外は危なげなかった。地味だけどいいGKです。
バルセロナ
#17グリーズマン
前半はくさびを受けてバルサの攻撃の潤滑油として活躍。後半は劣勢に立たされたチーム状態と同じく存在感が薄かった。
#10メッシ
後半はカウンターの起点として活躍。前半の先制点も素晴らしかった。
#9スアレス
CLのアウェーは運がない。めげずにゴールを目指すだけです。
#8アルトゥール
バルサの中盤の軸になってきました。
#21デ・ヨング
ボールを散らすというよりは縦への推進力をもった選手なので、マンマークにつかれると持ち味が半減。でも、アルトゥールとのコンビはいい。
#3ピケ&#15ラングレ
後半はシュートブロックを含めてスラヴィア・プラハの猛攻をはじき返す。勝ち点3を得られたのはこの2人の貢献がとても大きい。また、前半は最終ラインからFWやオーバーラップしたSBにいい楔を入れていた。
総括
スラヴィア・プラハ
バルサの中盤をつぶすべくマンマーク戦術を用いる。後半運動量が落ちてダメになるかと思ったけど、最後まで持ったし、終盤の猛攻につなげることができた。ゲームプランとしてはとてもよかったし、引き分けに持ち込めたのではないかと思う。バルサとの違いはシュートを枠に飛ばす技術の差かな。
※詳しくは第2節のインテル戦に書いたので興味のある方はどうぞ。
バルセロナ
勝ったけど、スラヴィア・プラハのゲームプランにはまってしまい、試合の主導権を奪えたとはいいがたい。メッシ、アルトゥールの個人技に、スアレスの嗅覚で点を奪ったと言っていいと思う。攻撃面ではまだまだ連携を高められる余地があるので悲観すべきではないが、監督の采配で状況を打開できるとようになりたい。この試合ではバルベルデの采配は効果的ではなく、終盤の猛攻を許してしまった。今後中盤をマンマークされたときにどのように対応するかが課題になります。
- 事務局に通報しました。
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