俺から見たバルセロナ対アラベス

第18節、バルセロナ対アラベスです。

 

バルサは、クラシコから中盤を全員代えて、ブスケツ、アレニャ、ビダルで組みました。

 

前半

アラベスは4-4-2でアルバ対策に右SHアレイシュ・ビダルが下がって対応する策をとります。最初の5分は前からプレスをかけに行きましたが、その後はコンパクトな布陣でバルサの攻撃を迎え撃ちます。

 

6分、ビダルがDFラインの裏へ走り出し、メッシがループパス。ビダルはオーバヘッドもパチェコがセーブ。しかし、ビダルはオフサイドでした。

 

アラベスは、バルサの縦パスに対しての寄せが遅く、バルサはくさびを入れたい放題になり、主導権を握ります。

 

9分、左のアレニャから中央のブスケツにパスが入ります。部右サイドでメッシが中央にフリーランニングを開始。その動きに合わせてブスケツがループパス。メッシが抜け出してトラップからシュート。ゴールネットを揺らしますが、メッシの腕が微妙に出ていてオフサイドでした。

 

13分、右サイドでビダルがボールキープ。中央からスアレスがダイアゴナルに流れます。ビダルはその動きに合わせてスルーパス。スアレスはマイナスのクロス。シモ・ナバーロがコントロールミスし、ボールが抜けて走り込んだグリーズマンが右足でニアへ流し込みます。

 

バルサが先制します。

 

16分、メッシがカットインしている間にグリーズマンが左から中へ入り込みます。メッシはその動きに合わせてループパス。アギレガビリアに手で倒されますがノーファール。

 

25分過ぎくらいからアラベスがボールを持てるようになります。

 

36分、ピケが左のグリーズマンにフィード。グリーズマンはダイレクトでDFとGKの間にクロス。スアレスには合いません。合えば1点でした。

 

38分、アラベスのコーナーキックをしのいだバルサがロングカウンター。ペナルティエリアを出たところでグリーズマンがドリブル開始。グリーズマンは左のメッシにボールを預けて右中央へ。メッシはその動きに合わせてリターンパスし中へ走り出します。グリーズマンはトラップからヒールキックでメッシにリターン。メッシはトラップからするするとDFをかわして角度のないところからシュート。パチェコを抜けてゴール前をボールが横切ります。オーバーラップしていたピケはタイミングが合わなかったのか見送ってしまいました。

 

触れば1点だったのに。

 

44分、左からグリーズマン、メッシ、スアレスのパス交換。一度はカットされますがメッシが拾い中央のスアレスへパス。スアレスは目の前のDFを引き付けて右のビダルへパス。ビダルは強烈なシュートをファーサイドネットに突き刺します。

 

バルサが追加点を奪い2-0として前半を折り返します。

 

後半

前半同様バルサペース。

 

50分、アラベスを押し込み、中央のメッシが左から中に走り込んだグリーズマンにループパス。グリーズマンはダイレクトでゴールに流し込みますがオフサイド。

 

53分、アラベスはヌニョスに代えてリオハを投入。流れを変えようと試みます。

 

55分、リオハが左で受けてタメを作り、その間にドゥアルテがオーバーラップ。リオハは縦パスを出してサイドを突破。ドゥアルテは中央にクロス。後ろから上がってきたペレ・ポンスがアルバの手前でダイビングヘッド。ゴールに突き刺します。

 

アラベスが1点を返し、勢いづきます。

 

57分、センターライン右サイドからセルジ・ロベルトがバックパス。ずれたボールをピケとルカス・ペレスが追いかけ、テア・シュテーゲンが飛び出してクリア。クリアはアレイシュ・ビダルが拾いシュート。ペナルティエリアの外にいたテア・シュテーゲンが足を出してブロックします。

 

アラベスは絶好機を逃しました。

 

60分、アラベスの右コーナー。中央でマヌ・ガルシアがつぶれて後ろにいたドゥアルテがヘディングシュート。テア・シュテーゲンはブラインドになっていて1歩も動けずでしたが、わずかに枠の右に外れました。

 

68分、不可解な判定からドロップボールを受け取ったバルサはすぐにスアレスに楔を入れます。スアレスはダイレクトで隣にいたメッシにパス。メッシは5人に囲まれながらドリブルを開始。誰も寄せてこないのでメッシは左に持ち出しミドルシュート。ゴール左に突き刺します。

 

バルサが3-1と突き放します。

 

71分、メッシが自陣でボールキープから狭い隙間を見つけてアレニャに楔を入れます。アレニャはルーレットでターンしてバイタルエリアに進入し、右のスアレスにパス。少しパスがずれ、スアレスはトラップして右のビダルに展開。ビダルはクロスと見せかけてアラベスDFの足を止めてからファーへクロス。スアレスがヘディングシュート。アギレガビリアの手に当たり枠の外へ。VARが入りバルサがP.K.獲得。スアレスがゴール左に蹴り込み4-1とします。

 

87分、アラベスが右からフリーキック。ファーサイドにきたボールをセメドがヘディングしようとして空振り。後ろにいたマヌ・ガルシアの足に当たりボールはゴールへ。テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

4-1でバルサが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#10メッシ

ループパスを多用するも味方とタイミングが合わずオフサイドになることが多かった。また、アルバをアレイシュ・ビダルがマンマーク気味に対応していたのでホットラインは使えなかった。一方、得点は簡単そうに決めて見せたがすごくレベルが高い。一見の価値ありです。

 

#9スアレス

楔を受けて攻撃を活性化。1ゴール3アシストと大活躍。

 

#5ブスケツ

相手がプレスをかけてこないので楽にプレー。楽しそうでした。

 

#22ビダル

広範囲に動き回り、ゴール前にも何度も侵入。得点も奪う。

 

アラベス

#18アレイシュ・ビダル

アラベスで唯一バルサに対抗できるキープ力とボールコントロールを持っていたが1人で状況を打開するのは難しかった。

 

総括

バルセロナ

危なげなく勝利。アラベスの中盤、DFのボールへのよせが遅いので気持ちよくプレーをさせてもらった。バルサが良かったというよりはアラベスが悪かった。

 

アラベス

前からプレスをかけた最初の5分間はちょっと期待が持てたが、その後コンパクトな守備ブロックを作ったまでは良かったが、ボールに寄せないと何も意味がない。ボールへの寄せが早ければ違う試合展開になったと思う。バルサを楽にプレーさせてしまった。

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