俺から見たエスパニョール対バルセロナ
-
ゆーすけ
2020年01月05日 23:39 visibility231
第19節、エスパニョール対バルセロナです。
首位と最下位ですが、バルセロナ・ダービーです。
前半
エスパニョールは4-4-2で守備ブロックを作り、バルサを迎え撃ちますが効果的なーにはなかなかいけません。一方、サイドからクロスをどんどん入れていくことはできますが、ピケとラングレにことごとくはじき返されます。
一方、バルサはエスパニョールの守備ブロックの中には楔を入れられず周囲でボールを回して攻め手を探します。
ほぼ互角の立ち上がりです。
22分、エスパニョールが右サイドからフリーキック。DFラインの裏に入れたボールにニアサイドでダビド・ロペスがヘッドで触り、コースを変えてファーサイドネットに決めます。ネトはボールを見送るだけでした。
何度も入れてきたクロスが実りました。エスパニョールが先制します。
40分、バルサの速攻。ブスケツの縦パスをスアレスがラキティッチに落とします。ラキティッチは右サイドを駆け上がったセルジ・ロベルトに展開。セルジ・ロベルトはトラップからファーサイドにクロス。メッシが走り込んでヘディングシュート。ディエゴ・ロペスが正面でキャッチします。
41分、メッシとセルジ・ロベルトが右サイドでパス交換をしてDFを崩し、セルジ・ロベルトが美亜のスアレスにパス。スアレスはファーストタッチでベルナルドをかわしてアウトサイドでシュート。ニアのポストに嫌われます。
45分、バルサのカウンター。ネトのフィードをグリーズマンがフリックしてスアレスへ。スアレスはグリーズマンにリターンパス。グリーズマンはメッシにボールを預けて右中央へ走り出します。メッシはドリブルで持ち上がりDFを引き付けてからグリーズマンへパス。グリーズマンはダイレクトでメッシにリターン。メッシはトラップからシュートもDFがブロック。
前半は1-0でエスパニョールがリードして折り返します。
後半
開始からラキティッチに代えてビダルを投入します。
49分、デ・ヨングが左のアルバに展開。アルバはニアへアーリークロス。走り込んだスアレスがダイレクトでニアサイドへ流し込みます。
バルサが同点に追いつきます。
ビダルがゴール前にフリーランニングを繰り返すことで徐々にエスパニョール守備ブロックの間に隙間ができ始め、アルバが効果的にオーバーラップを見せ始めます。
58分、左からアルバのクロス。DFに当たってこぼれたボールをスアレスが拾ってアウトサイドでクロス。ファーサイドにいたビダルがヘディングシュート。ディエゴ・ロペスが触りますがゴール。
バルサが逆転に成功します。
64分、メッシが自陣から急加速でエスパニョールの中盤を置き去りにし、緩急を使って5人くらいかわしてベルナルドの股抜きスルーパス。スアレスが受けてディエゴ・ロペスと1対1になります。ディエゴ・ロペスは見事な飛び出しでシュートコースを狭め、スアレスのシュートをブロックします。
74分、デ・ヨングが2枚目のイエローカードで退場。無理して相手のユニフォームを引っ張らなくてもいいもったいないシーンでした。
76分、左サイドからロカがアーリークロス。中央でウー・レイがヘディングシュートもネトがキャッチします。
86分、ネトが自陣からフリーキック。前線へのフィードにビダルがヘディングでフリック。DFの裏に出たボールにスアレスが抜け出しループシュート。ディエゴ・ロペスがセーブします。
87分、右サイドでボールを回したエスパニョールはバルガスがニアへスルーパス。走り込んだウー・レイが迷わずダイレクトでシュート。ファーサイドネットに決めます。
エスパニョールが同点に追いつきます。
88分、セメドのバックパスをカレリがカットし、ピケに体をぶつけられながらもドリブルで持ち上がりシュート。しかし枠の上に外れます。
2-2の同点で試合終了しました。
気になったプレーヤー
エスパニョール
#13ディエゴ・ロペス
ファインセーブでスアレスを1点に抑える。ディエゴ・ロペスがいなかったら確実に負けていました。この試合のMVP。
#7ウー・レイ
途中出場で同点ゴールを決める。シュートまでの動きに迷いがない。なかなか面白い選手。
バルセロナ
#10メッシ
休暇明けで動きが鈍いように感じた。普段しないようなボールロストも多く見られた。
#9スアレス
メッシがだめでもスアレスがいるというところを見せた。得点シーンもアシストシーンもFWならではの嗅覚が冴えわたった。
#22ビダル
思い切りの良さがビダルの持ち味。この試合では良さが出ていた。途中出場が多いが試合ごとに波が大きい。ゲームに入る前の指示内容でプレーのダイナミックさが変わってきているのではないかと推察される。失敗してもいいから思い切りのいいダイナミックな動きを見せるビダルを見たい。
#21デ・ヨング
いらないファールで退場する。もったいないのと同時に、チーム全体のリスクマネージメント(どこで、どのようにボールを奪われたらどのように守備をするか)の低さが露呈した感じがする。
総括
エスパニョール
監督がアベラルドになったばかりだが、4-4-2の守備ブロックは構築し機能していた。ただ、前にプレスをかけに行くときにFW、MFの押し上げに対してDFラインの押し上げが少なく、バイタルエリアが空いてしまう。どのようにカウンター仕掛けるのか、守備組織の連携強化と問題は山積みだが、就任1試合で勝ち点を1取れたことは今後に大きくつながっていくと思う。
バルセロナ
前半はエスパニョールの守備ブロックを崩せず、後半ビダルを入れて打開を図ることができた。しかし、試合前からゲームプランをしっかり練れていない証拠でもある。今シーズンは前半ダメで後半持ち直す展開が多い気がする。持ち直すのはバルベルデのいいところだが、試合に向けた準備が足りないのではと考えてしまう。他チームの試合を見ているわけではないので、深くは言えないが、監督交代したばかりのエスパニョール。監督はアベラルドなら、どのようなサッカーを展開するかは明白。昨シーズンは乾が在籍したアラベスを率いていたので、堅守速攻型のチームを予想できるはず。守備ブロックを崩すにはバイタルエリアに楔を入れてDFを集中させてからサイドに展開するか、中盤の選手が前線に走り込みマークのかく乱を図るかが私でも思いつきます。今シーズンのバルサはバイタルエリアに上手くパスをポンポン入れられるわけではないので、ビダルを試合開始から使ったほうが主導権を握れる可能性は高かったはずです。エスパニョールのカウンターだって、急造で決定機をいくつも作れるわけがありません。ネットのニュースでも出てきましたが、バルベルデは今シーズン限り、もしくは勝ち点を落とし始めたら解任されそうです。私個人としては、即刻解任して現在フリーのキケ・セティエン(前ベティス監督)を監督に押したいです。
- favorite2 visibility231
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件