俺から見たベティス対バルセロナ

第23節、ベティス対バルセロナです。

 

バルサは、ファティに代えてビダルをトップ下に配置、セルジ・ロベルトをCHに起用し、4-4-2で臨みました。

 

前半

ベティスが4-1-4-1の布陣。

 

両チームともに前からプレスをかけていきますが、奪いに行くというよりは素早く寄せてパスミスを誘い回収をしようとしています。

 

3分、セメドが自陣右サイドのライン際でプレスを代えられ強引に抜きにかかりますが、フェキルがカット。フェキルはそのままドリブルで持ち上がりカットインからシュート。ラングレの左手に当たり、VARの介入があってP.K.の判定。カナレスがゴール左に決めます。

 

ベティスがいきなり先制します。

 

8分、ラングレが自陣ペナルティエリアからデ・ヨングに縦パス。エメルソンがカットに行きますが届かず、デ・ヨングがターンしてドリブル開始。カナレスがプレスバックしてきますが、振り切って右のメッシに展開。メッシはタメている間に最前線ではビダルがニアへ動きます。その動きにCBがつられてスペースが空いたところにデ・ヨングが走り込みます。その動きに合わせてメッシがループパス。デ・ヨングは胸トラップからシュートを叩き込みます。

 

デ・ヨングのゴラッソで、バルサがすぐさま同点に追いつきます。

 

22分、ラングレが右のグリーズマンにフィード。中央でメッシがDFラインの裏へ走り出し、グリーズマンがスルーパス。メッシはロブレスと1対1になりシュート。ロブレスがファインセーブ。

 

23分、メッシが再びDFラインの裏へ走り出し、DFラインの左中央からブスケツがフィード。メッシのトラップが後ろ向きになり、グリーズマンがフォローしシュートもゴール右。メッシのオフサイドの判定でしたが、リプレイを見ると出ていないようにも見えます。

 

26分、中盤でビダルがトラップミス。グイド・ロドリゲスがカットし、横にいたアレニャへパス。アレニャは前方のフェキルにパス。フェキルはウムティティと1対1位になり左に持ち出してシュートコースを作りファーサイドへグラウンダーのシュート。

 

2-1と再びベティスが勝ち越します。

 

44分、エメルソンが右から仕掛けて中央のアレニャへパス。アレニャはミドルシュートを放ちますが、テア・シュテーゲンがキャッチ。

 

45分、ビダルのバックパスのミスをフェキルが拾ってシュート。DFがブロックします。

 

47分、中央右からメッシのフリーキック。ファーサイドに入れたボールにラングレ、バルトラ、ウィリアム・カルバーリョが競り合い、ボールが抜けてブスケツがトラップからシュートを決めます。

 

バルサが再び同点に追いつきます。

 

前半はバルサがボールを保持するも、ベティスの守備に時折からめとられてシュートチャンスを与える一進一退の展開で、2-2で折り返します。

 

後半

47分、右サイドでパスを回し、セルジ・ロベルトがニアに走り込んだビダルにパス。ビダルはタメてからマイナスのクロス。メッシが受けてシュートもロブレスがセーブ。

 

50分、ベティス陣内でフェキルとメッシが1対1。フェキルは抜きにかかりますが、メッシは読み切り、足を出してカット。

 

この試合、手に負えないほどのドリブルのキレを見せたフェキルをメッシがあっさり止めて見せます。

 

61分、中央のデ・ヨングから左のアルバに展開。アルバは中へパス。セルジ・ロベルトがいましたがスルー。右サイドのメッシがフリーで受けます。メッシはカバーに来たバルトラに対してカットインからのシュートと見せて縦に突破。右足でシュートを放ちますがロブレスがファインセーブ。

 

66分、バルサは左サイドを崩しにかかりますが1度目は失敗。しかし、グリーズマンがこぼれ球を拾って中央のアルトゥールにパス。アルトゥールは中に持ち出し、メッシとスイッチ。メッシは左のアルバに当ててリターンパスをもらいダイレクトでループシュート。わずかにゴール右へ外れます。

 

71分、右からメッシのフリーキック。ラングレがグイド・ロドリゲスに競り勝ちファーサイドにヘディングを決めます。

 

3-2、バルサがこの試合初めてリードを奪います。

 

76分、フェキルがファールでイエローカードを受けて、ファール後の異議でもう1枚イエローカードをもらって退場。ベティスが1人少なくなります。

 

79分、ラングレがこの日2枚目のイエローカードで退場。バルサも10人になります。

 

スペースが空き、少々オープンな展開が続きますが、前係になるベティスに対し、リードするバルサがカウンターからチャンスを作りますがシュートまでいけず。

 

そのままタイムアップ。

 

バルサが3-2で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

ベティス

#8フェキル

この試合では、ドリブルが冴えわたり、バルサの選手がファールで止めてイエローカードをもらう選手が続出。ベティスの攻撃をリードしました。

 

#22エメルソン

ジュニオールは抑えたが、アルバは抑えきれなかった。バルサも共同保有している選手なので、今後の成長に期待したい。現状でもワゲよりは上です。

 

バルセロナ

#10メッシ

3アシストで攻撃を牽引。ゴールチャンスはあったけど決めきれず。50分のフェキルとの1対1ではフェキルに対しては「これ以上はやらせんぞ」という感じのディフェンスでした。

 

#21デ・ヨング

ダイナミックな動きでこの試合ではゴールという結果も出した。ビルバオ戦ではいいプレーをしていたし、結果が出たことで一安心。長い目で成長を見たい。

 

#17グリーズマン

もっと積極的にシュートを打つためのフリーランニングやドリブルの仕掛けがあってもいい。スアレスのいない今シュートを打つ人材がほしい。この試合で起用はなかったがファティのほうが、思い切りがいい。

 

#23ウムティティ

2失点目はフェキルにやられるが、慣れない右CBだったことも考えると致し方ない部分もある。あとちょっとコンディションが上がってくると良い。

 

総括

ベティス

守備戦術が良かった。前からはめ込んで縦パスをカットしていく方法が機能していた。フェキルが攻撃を牽引していたが、他の選手が続けず。フェキルの能力を活かせる選手が出てくると攻撃が倍増しそうです。

 

バルセロナ

前線のくさびを受ける問題をいろいろな形で解決しようとしている。上手くいったレガネス戦のビダルとデ・ヨングの楔もすぐに相手チームに対処され、この試合ではビダルをトップ下に置いてみたものの上手くはいきませんでした。ボール保持はできるようになったので、様々な攻撃方法を試しながらバージョンアップしていくしかなさそうです。

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