俺から見たナポリ対バルセロナ
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ゆーすけ
2020年02月29日 00:41 visibility199
チャンピオンズリーグ、ラウンド16、ナポリ対バルセロナです。
バルサは右WGにビダルを起用します。
前半
ナポリは4-1-4-1で守備ブロックを作って迎え撃ちます。
序盤は主導権争い。バルサはボールをキープするもののなかなか崩せず。ナポリはボールを奪ってもなかなかカウンターに行けずGKまで戻してしまうこともあります。
9分、ナポリの速攻。インシーニェが左サイドから中に持ち出しスルーパス。左サイドに流れながらボールを受けたメルテンスがカットインからシュート。テア・シュテーゲンがキャッチします。
10分過ぎ、ナポリの守備ブロックが非常にコンパクトでバイタルエリアに入ってくるバルサの選手を常に監視。バルサは中に楔を入れられません。一方、ナポリが徐々に前までボールを運べるようになり、主導権を握り始めます。
29分、ナポリの速攻。ファビアンがハーフウェーライン辺り右中央から縦に楔を入れます。ジエリンスキが右にはたこうとしますが、ピケがカット。カットしたボールが勢いよくジュニオールに向かい、ジュニオールはコントロールミス。ジエリンスキが拾って縦に突破。ウムティティがカバーに入り、セメドが中央に走り込んだインシーニェをマークしに絞ります。ジエリンスキはファーサイドへパス。メルテンスが受けて狙いすましたミドルシュート。テア・シュテーゲンは1歩も動けず、ファーサイドへ決めます。
ナポリが先制します。
41分、ナポリはフリーキックのこぼれ球をマリオ・ルイが左からクロス。ファーサイドでカジェホンがダイレクトで折り返し、マノラスがニアでつめますが枠の右へ外れます。
前半はナポリペースで、1-0で折り返します。
後半
バルサは、中が込んでいても強引にパスを入れて状況の打開を図ります。その結果、ナポリのカウンターを食らいやすくなりますが、ナポリの守備ブロックも時間の経過と共に少しずつスペースが空いてきます。
56分、56分、右サイドでメッシが前線から降りてきたビダルに楔を入れます。ビダルはブスケツに落とし、ブスケツはトラップからスルーパス。右の大外かをオーバーラップしたセメドが抜け出し、ダイレクトで中へクロス。グリーズマンがフリーで蹴り込みゴール。
バルサが同点に追いつきます。
60分、左サイドでインシーニェがドリブルで持ち上がりサイドをえぐり、マークに来たピケ、ビダルを強引にかわして角度のないところからシュート。テア・シュテーゲンがセーブ。
62分、バルサ陣内左中央でファビアンがブスケツのパスをカットし、ナポリのショートカウンター。ファビアンはすぐさま前方のミリクに楔を入れます。ミリクはDFを引きつけて右中央のカジェホンにパス。カジェホンはトラップからシュート。しかし、カジェホンがトラップした瞬間に距離をつめてシュートコースを塞いだテア・シュテーゲンがファインセーブ。
63分、テア・シュテーゲンのフィードを右サイドでビダルが収めて中央のメッシへパス。メッシはドリブルで持ち上がり2人かわして右のビダルへパス。ビダルはニアへクロス。メッシが飛び込みますが、オスピナがいち早く飛び出しクリアします。
アルトゥールが存在感を見せ始め、バルサがリズムをつかみ始めます。
72分、左からのクロスに対し、ジュニオールがペナルティエリア内でカジェホンを引き倒します。しかし、2プレー前のインシーニェがオフサイドでバルサは助かりました。
74分、右サイドでボールキープしたメッシが中央右のビダルにボールを預けてDFラインの裏へ走り出します。ビダルはループパスでリターン。DFがクリアしますが小さくビダルが拾って中に入ったメッシにパス。メッシは反転してシュートもDFがブロック。
終盤にビダルがイエロー2枚で退場、ピケが負傷退場もありましたが、両チーム共に決定機は作れず、1-1の引き分けに終わりました。
気になったプレーヤー
ナポリ
#4デメ&#8ファビアン&#20ジエリンスキ
中盤で強固な守備ブロックを作り、バイタルエリアを塞ぐ。前半はこれでバルサの攻撃を完全にシャットアウトした。
#14メルテンス
先制点は一見の価値あり。すごい技術のシュートでしたが、後半負傷交代。
#24インシーニェ
ドリブルで持ち運べるし、強引な突破もある。この試合ではナポリのカウンターを支えた。
バルセロナ
#8アルトゥール
途中出場でも存在感を放つ。いるとリズムが生まれます。
#22ビダル
スアレスのいない今、メッシの相棒はこの人かな。2nd legに起用できないのは痛手。
#21デ・ヨング
この試合では存在感があまり見られなかった。
#5ブスケツ
イエローカードをもらってしまい、2nd legは出場停止。こちらも変えが効かないので痛い。
総括
ナポリ
恐ろしく強固な守備ブロックを作り、前半はバルサの攻撃をシャットアウト。後半はバルサの肉を切らせて骨を断つ戦術に1点を返されてしまった。1-0を目指せば、できた試合だったがもったいないドローだったと言える。これで、アウェーで1点を奪いに行かなくてはならなくなったが、カウンター以外に攻撃を仕掛ける手立てはあるのかな。普段のナポリを見ていないのでわかりませんが、失点は重くのしかかりそうです。
バルセロナ
前半はリスクを冒さず攻めようとするも上手くいかず、逆に失点をする。後半は思い切って狭いスペースでもボールを入れて状況の打開を図りアウェーゴールを奪うことに成功。ホームでの一戦にブスケツ、ビダルを書くのは痛いが、ナポリよりはいい状況で戦えそうです。一方、クラシコに怪我したピケが起用できるかどうかは大きく影響しそう。右利きCBの不在はバルサのビルドアップに大きな影響を与えます。ピケの早期回復を期待します。
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- 事務局に通報しました。
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