俺から見たバルセロナ対レアル・ソシエダ

第27節、バルセロナ対レアル・ソシエダです。

 

バルサはブライスワイトが先発しました。

 

※前回まではブレイスワイトでしたが、スペルが“RA”なのでこちらのほうがしっくりくる気がしたので変更します。

 

前半

バルサは、守備時は4-5-1でメッシが中央に残り、ブライスワイトが左、グリーズマンが右に戻ります。

 

ソシエダは4-4-2で前からはめ込んでプレスをかけてきます。

 

ボールはバルサが保持するも、効果的な攻めはなく、前でボールを引っかけることもあるソシエダペースに見えます。

 

9分、バルサのカウンター。ブスケツが自陣に入ったところでボールカットし、前方のメッシへパス。メッシは前を向き、左前方に駆け上がったブライスワイトにパス。ブライスワイトは縦に持ち出してジョレンテをかわしてシュート。レミロがセーブ。

 

27分、ソシエダは左サイドでパスを回して、メリノがニアへスルーパス。バレネチェアが走り込みフリーでクロス。ニアでイサクがヘッドも枠の左上に外します。

 

29分、メッシが前線でボールを追い、左サイドまでジョレンテを追い詰めてボールを奪い中へドリブル開始。メッシはDFにコースを塞がれたので中央のブスケツにパスし、そのまま中へ走り出します。ブスケツはDFラインの裏へループパス。メッシが抜け出しダイレクトシュートもレミロがファインセーブ。

 

32分、ソシエダのカウンター。バレネチェアが左サイドでボールキープからDFラインの裏中央のフィード。ポルトゥが走り込みますがわずかに合わず、テア・シュテーゲンがカットします。

 

39分、右でボールを回したバルサは中央のラングレに戻し、ラングレが左のアルバに展開。アルバは中央にグラウンダーのクロス。ブライスワイトが左にいたデ・ヨングにダイレクトで落とし、デ・ヨングもダイレクトで中央のメッシへ落とします。メッシはシュートを放ちますが左に外してしまいます。

 

前半は0-0で折り返します。

 

後半

前半と変わらず、微妙にソシエダペース。しかし、時間の経過と共にシュートチャンスを得るのはバルサという展開。

 

53分、デ・ヨングが左中央を持ち上がり左のアルバへパス。アルバはダイレクトで中央に戻します。メッシが受けて右に持ち出し右足シュート。枠の右に外れます。

 

59分、バルサの速攻。メッシが左のアルバに展開。アルバは中央にクロス。グリーズマンがトラップからヘッドで折り返し、メッシが詰めますが枠の上に外します。

 

64分、メッシが中央で楔を入れてリターンをもらい突破を図りますが、DFがカット。右にこぼれたボールをラキティッチが強烈なシュート。レミロがファインセーブ。

 

65分、コーナーの流れでそのままソシエダを押し込んだバルサは、右からメッシがクロス。ピケがヘディングシュートもレミロが正面でキャッチ。

 

両チーム疲れが見え始め、中盤依スペースが空き始めます。

 

66分、バイタルエリアでメッシがラキティッチとワン・ツーし、左のアルバに展開。アルバはDFとGKの間に鋭いクロス。ファーサイドに走り込んだラキティッチでしたがわずかに届きません。

 

71分、ソシエダの速攻。右から中央のオヤルサバルがボールを受けます。オヤルサバルは左サイドから駆け上がってきたモンレアルにパス。モンレアルはシュートを放ちますがセメドがブロック。

 

74分、ソシエダのショートカウンター。バイタルでウーデゴールが受けてターンし、左のイサクへパス。イサクはシュートを放ちますが枠を外します。

 

77分、ソシエダの速攻。ウーデゴールから前方のオヤルサバルにパスが入り、オヤルサバルはドリブルで持ち上がり、またしても左サイドを駆け上がったモンレアルにパス。モンレアルは走り込みスライディングシュート。枠の左へ外れます。

 

直後に、VARが介入。直前のプレーでメッシが右からフリーキックを入れてDFが外へクリア。ビダルが拾ってクロス。ラングレが飛び込みますがヘッドできず。ラングレの後ろにいたボールが見えない状況でヘディングクリアを試みたノーマンドの腕に当たっていたとしてバルサがP.K.を獲得。メッシがゴール右に決めて1-0とします。

 

※フリーキックを蹴った瞬間にビダルがオフサイドの位置にいた映像があとで出ましたが、DFがクリアした際にファーストコンタクトはしていないので、オフサイドにはならないと思います。

 

オフサイドのルールは近年変わりすぎてわかりづらい・・・。

 

90分ごろ。ソシエダが猛攻を仕掛けますが、バルサDFが体を張ってシュートに行かせません。

 

95分、バルサのカウンター。メッシが自陣左サイドでボールを受けて縦に大きく蹴り出し、マーカーを置き去りにしてDFとGKの間にパス。ファーサイドにいたファティへのボールは流れましたが、ファティはボールを収めて切り返しでノーマンドをかわして中央へグラウンダーのパス。アルバが蹴り込み、2-0と思いきや、VARでファティがオフサイドでノーゴール。

 

試合はそのまま終了。

 

バルサが1-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#10メッシ

ドリブルのキレが微妙。今までDFが分かっていても抜けていた右サイドからカットインしていくドリブルが引っかかるようになってきた。コンディションが上がればなんとかなるのかな?それでも攻撃の中心としてチームを引っ張った。

 

#19ブライスワイト

DFラインの裏へ走り出し、メッシからスルーパスを受ける。シュートまでいけるのが強み。ただ、時間の経過と共に存在感が薄れていったが、及第点は上げられる。

 

#18アルバ

クラシコに比べて攻撃参加が目立った。

 

#5ブスケツ

最前線まで行ってプレスをかけに行くシーンがちらほら見られた。バルサの守備が上手くいっていない証拠。

 

#22ビダル

途中投入だったが、微妙に空回りしていた。

 

レアル・ソシエダ

#21ウーデゴール

ソシエダの攻撃の中心。前回見た時よりも存在感が増していた。来シーズン、レアル・マドリードへの復帰のうわさもあるが、納得の出来。

 

#19イサク

シュートが枠に行かず。枠に持っていきたい。

 

#3ジョレンテ

ミスが目立つ。この試合は散々でした。

 

#1レミロ

ファインセーブもあり、試合を引き締める。P.K.での失点以外は完璧と言っていい出来だった。

 

総括

バルセロナ

クラシコ後の試合で勝ち点3が取れたことは上出来。ただ、課題は山積み。ボールの取りどころが定まらず、ブスケツが前線までプレスをかけに行く始末。ボールポゼッションが上がっても、いい位置でボールを奪えないと最終ラインからのビルドアップになってしまい、そこから崩すのは容易ではない。キケ・セティエンが就任した初戦のように前からしっかりプレスをかけていい位置でボールを奪い切りたい。このままではいずれバルベルデ監督時代と同じような試合内容になってしまいそうです。

 

※この試合では、ソシエダが良かったのでしょうがない部分もある。

 

レアル・ソシエダ

前からはめ込んでいく守備で試合序盤は高い位置でボールカットもできていた。時間の経過と共にカットはできなくなるも、バルサのビルドアップを阻止していたので戦術面ではバルサを凌駕していた。課題は攻撃のフィニッシュ。シュートチャンスを作る直前までは上手くいっている。そこから一工夫がほしい。ミドルシュートを打ってDFを引きずり出したり、サイドをワン・ツーで崩してえぐったり、やればできそうなことはたくさんありそうです。今後に大きく期待が持てるチームです。

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