俺から見たバルセロナ対レガネス

第29節、バルセロナ対レガネスです。

 

バルサは主に左サイドのスタメンをターンオーバー。ジュニオール、アルトゥール、ラングレ、ファティ、ラキティッチを先発で起用しました。

 

前半

レガネスは5-3-1-1(5-4-1)の後ろを固め、明らかなカウンター狙い。

 

バルサはボールを回し様子を伺います。

 

10分、バルサのコーナーキックをはねかえしたレガネスがロングカウンター。レシオが左サイドでボールをキープし、一度戻します。その間に前方のスペースにエラソが走り込み、その動きに合わせてホナタン・シルバがフィード。オフサイドラインをかいくぐりエラソが抜け出します。エラソが中にドリブルを仕掛け、追いついたラングレが対応し、ボールがこぼれます。そのボールをロケ・メサがヘッドで右につなぎ、ゲレイロがシュート。テア・シュテーゲンが抜けますが、ゴール前でラングレがブロック。テア・シュテーゲンがこぼれ球をキャッチします。

 

レガネス、ビッグチャンスを逃します。

 

13分、レガネスのセットプレーのこぼれ球を左サイドのレシオが拾い、クロス。ニアでブスティンザがフリックし、ファーサイドのゲレイロが角度のないところからシュート。ファーサイドのポストをかすめて枠の外に外れます。

 

その後はバルサがボールをキープするも中央を固めたレガネスを崩せず膠着状態が続きます。

 

29分、バルサはレガネスを押し込み、右サイドからラキティッチがDFラインの裏へアーリークロス。グリーズマンがアワジームに押されながらもヘディングシュート。枠の右に外れます。

 

41分、左からジュニオールが強引なドリブル。奪われそうになりながらも中央のファティにパス。ファティはトラップでゴールを向きしグラウンダーのシュート。タリンの股を抜けゴール左に決めます。

 

バルサが先制します。

 

43分、左サイドからファティが仕掛け、中央のメッシに戻します。メッシは右のセルジ・ロベルトに展開し、ゴール前に走り込みます。セルジ・ロベルトはメッシの動きに合わせてクロス。メッシはヘディングシュートを狙いますが上手く当たらずゴール左に外します。

 

前半は1-0でバルサがリードします。

 

後半も前半同様バルサがボールをキープし、レガネスが中央を固める展開。

 

53分、アッサレが中央からミドルシュート。テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

63分、右サイドでセメドがメッシとワン・ツーで抜け出し中央へグラウンダーのクロス。グリーズマンが走り込みゴール左に流し込みます。しかし、VARでセメドがオフサイドでした。足先10cmくらいかな。とても惜しかった。

 

66分、ハーフウェーラインを超えた辺りでメッシがボールを受けてファールで止めようとする2人を振り切りゴールに向かってドリブル。スアレスとワン・ツーを試みますが、メッシはDFにひっかけられてP.K.を獲得。メッシ自らゴール右下隅に決めます。

 

バルサが2-0とします。

 

81分、レガネスのゴールキックからバルサ陣内の中央で混戦が起こり、こぼれ球を拾ったケヴィン・ロドリゲスがスルーパス。アッサレが抜け出しシュート。枠の左へ外します。

 

87分、レガネス陣内中央右でメッシが中央ビダルに楔を入れてワン・ツーをもらいにダッシュ。レガネスDFがつられて、ビダルは左中央に走り込んだリキ・プッチにパス。リキ・プッチはGKと1対1になり、ファーサイドへシュート。クエージャルが左足でファインセーブ。

 

直後のコーナーキック。ショートコーナーで始めたバルサはメッシがサイドを突破しようとして引っかかります。こぼれたボールをリキ・プッチが強烈なミドルシュート。クエージャルがはじき出します。

 

スコアは動かずバルサが2-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#17グリーズマン&#9スアレス

CFの位置にいた2人はCB3人に完全に抑えられてしまい、存在感はなし。あれだけ固められると難しい。

 

#10メッシ

P.K.を獲得したシーンは圧巻。コンディション調整が難しい中でも違いを作り出せます。

 

#24ジュニオール

ちょっとメッシとの呼吸があってきたかも。1回スムーズにボールをもらえた。

 

#5ブスケツ

レガネスのカウンターを上手く抑える。

 

#28リキ・プッチ

途中出場で輝きを見せる。自身を持ってプレーできるようになってきた。フリーランニングでチャンスを作り出しフリーキックを得たり、リキ・プッチを中心とした小気味いいパスワークを見せたりすることができた。このチャンスを活かしてスタメンに近づきたい。期待しています。

 

レガネス

特になし

 

総括

バルセロナ

前半終了時にポゼッションが80%越え。持たされている部分もあったが、最初に2回決定機を作られた以外は危なげない試合だった。カウンターもブスケツを中心に未然に防ぐことができたし、良かったと思う。

 

レガネス

失点しないこと、あわよくばカウンターから1点を取って勝ちたいというわかりやすい戦術だった。前半戦で活躍したエン・ネシリ、ブレイスワイトの2人をセビージャ、バルサに奪われ、得点源を失ったのでこれしか方法がなかったともいえるが、とても難しい試合だった。

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